【完結】副業で稼いだ金で5円チョコを買う③
どうも。独唱です。
過去2回に渡り、副業で稼いだお金で5円チョコを買うべく奮闘してまいりました。
まだ前記事をご覧になってない方は、下からどうぞ↓
あとは5円チョコを買うだけ
前回までの副業で5円チョコを買うのに必要なお金として48円を稼ぎ出しました。
目標金額の10倍弱を副業始めたてで稼いでしまった。
へへっ、ちょっと稼ぎすぎちまったかな。
ということで、あとはこのお金を携えて5円チョコを買いに行くだけです。
Amazonで見てみる
何のことはありません。
Amazonで5円チョコ一個ポチればそれでいいわけでしょう。
たったこれだけのことに「【完結】副業で稼いだ金で5円チョコを買う③」なんていう大仰な題名をつけている自分が恥ずかしくなってきました。
検索「5円チョコ Amazon」っと…
……ん?
待て待て待て
100袋のセットが1280円、個包装でないたくさん入った袋×10袋で1436円。
多すぎる。
そりゃそう。初めからわかっていたことです。
5円チョコを一個買いたいという思いを持ったやつは、現状世界に僕1人しかいない。
そんなマイノリティのために商品を用意してくれるほど世界さんも甘くはないということです。
少し調べてみると、5円チョコはもちろん生産はしているものの、バラ売りはほとんど行われなくなってきている様子。
しかし、商品の売り方はお店によるため、もしかしたらどこかの実店舗では5円チョコをバラ売りしているかもしれない…。
というわけで
街に繰り出す
これはもう実際に駄菓子屋に行って、バラ売り5円チョコを買うしかない!
ひとまず、本当に5円チョコのバラ売りはそこいらの店舗では行われていないのかを確認しましょう。
都心を軸に多店舗を展開する「おかしのまちおか」にやってまいりました。
まさにお菓子屋さんのスタンダード!
さっそく5円チョコを探していきます。
しかし…
店内は美味しそうなお菓子に溢れており、100円以下の駄菓子もかなり置いてありますが、肝心の5円チョコバラ売りは見つからず…。
一応、近くあった西友も覗いてみましたが…
やはり5円チョコはない。
「じゃあかわりに10円そこらの駄菓子を買って目標達成にすればいいじゃ〜ん」
という声が聞こえてきそうだ。
だが僕の最初の目標はあくまで5円チョコ。そのために副業を始めたはずだ。自分を偽ることはできない。
これはもう意地である。個人店のようなところなら、幻のバラ売り5円チョコもあるかもしれない。
そこで…
昔からありそうな駄菓子屋さんに来てみた。
高円寺にある「駄菓子之瀧ちゃん」。
お店の佇まいからも昔ながらの昭和的平成的駄菓子屋感が伝わってきます。
小学校の頃、こんな感じのお店が学校裏の路地にあったなぁ…。
200円くらい握りしめてお菓子を買えるだけ買って、公園で食べながらデュエマしたなぁ…。
カードの実質的な価値とかわかんなかったから、コロコロ付録の聖清の精霊アムニスがなぜか欲しくて超竜バジュラを差し出す「逆シャークトレード」をしてしまったなぁ…。
さて、中に入ると…
お…おおっ!!
本当にワクワクする内観。最高です!
これなら…!
これなら5円チョコもバラ売りしているかもしれない!
…そうした僕の希望を打ち砕く現実が、目の前に広がっていました。
料金体系が最低10円スタートなのである。
店内の駄菓子はどこを見渡して、どんなに安そうなお菓子の棚を見ても10円スタート。
「5円」の表示はどこにもありません。
あの懐かしき甘味はもう戻らないのか。
あの「もうちょっと質量あってもいいな…」とどうしても思ってしまう切ない感覚は、もう味わえないのか。
…。
………。
………………!!
「10円チョコだっっ!!!」
5円チョコは無いですが、10円チョコがあります!
しかもボトルの中にぎっしり詰まってる。
根気のある小学生が3年貯めた10円玉貯金か。
そうか。
5円チョコは物価上昇の波のなかで10円チョコに転生したのだ。
僕らの青春は形を変えて、今も駄菓子屋に息づいているのだ。
10円チョコは5円チョコの正当進化。
これを買って帰ることが、5円チョコを買って帰ることと同義となるのだ。決してこれ以上探すのが億劫なわけではないのだ。
さて。
そうなるとですよ。
48円持ってる。
きたきたきた。
駄菓子屋の醍醐味ですよ、これは。
最低ラインが10円スタートとしても、最多で4商品買える。48円で4商品。改めて考えればすごい話です。
駄菓子屋という場はすごい。
子どもたちに夢を与える。
たとえば、必死にお手伝いしてお小遣いを100円貯めた子どもに、インフレしたとはいえ10商品を保証しているのである。
これならお小遣いの稼ぎがいもあるというものですね。
48円しか稼げなかった僕にも、選択肢を与えてくれている。
10円チョコはじめ小粒で揃えて数を増やすか、少し大きめのも買うか…。
あっ、ダメだこれ
「駄菓子屋行ったら必ず買ってしまう、楊枝でグミのやつ」を見つけてしまいました。
「駄菓子屋行ったら必ず買ってしまう、楊枝でグミのやつ」は、目に入ったら最後、必ず買ってしまう強制力があります。
これが30円なので、10円チョコと「駄菓子屋行ったら必ず買ってしまう、楊枝でグミのやつ」の2商品であえなく僕の買い物は終了。
でも、こういうのでいいんだ。こういうので。
なんて言ったって、僕には満足感がある。
自分の意志で副業し、自分の意志でお金を生み出し、それを使って目標達成できたのだから。
その事実が、この2つの駄菓子の味も素晴らしいものにしてくれることでしょう。
さあ。
いただこう。
なんでやねん。
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