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【副業強制スタート企画】副業で稼いだ金で5円チョコを買う①

(※この記事を書き始めた時点で筆者である独唱には一切の副業経験がありません。
これは「ほら、副業ってこんなに簡単なんだよ!僕のありがたいアドバイスで始めてみよう!」という怪しげな副業・フリーランス推進記事ではなく、筆者が筆者自身のケツを叩くために始めたただの日記です。)

こんにちは。独唱です。

ある休日の午後のことでした。
僕の頭に、会社員になってから200回くらい浮かんでは消えているとある思考が、その日も性懲りも無く現れました。

「副業って、した方がいいのかなぁ…」

おそらく多くの会社員の方が、僕と同じことを思ったことがあるのではないでしょうか。

時は令和時代。昭和から続いた終身雇用も年功序列型賃金もついに崩壊。政府が老後に備えて自助努力せいと言っているらしい。こちとら毎日をかろうじて生きていく努力で精一杯じゃい。

でも。このまま会社に全てを捧げて生きていくだけでは、金銭的にも自己実現的にも満足できる成果を得られるとは限らない。

フリーランスとして独立するとかではなくても、せめてお小遣いくらいは自分で稼げるようになり、ニーサやらイデコやらいう謎の組織に定期的にお金を預けられるくらいの余裕は持っておかなければいけないのでは…。

でも。できない。なぜできないのかはよくわからないけどできない。
会社の仕事で忙しい週末。休みの前の日になると「よし!この仕事乗り越えたら、明日は副業に手をつけるぞ!」と心は希望に満ち溢れるのだが、いざ休みの日になると、元々希望があったはずの心のスペースには謎の気だるさだけが残り、やる気どこ行った状態である。

まぁ、今の仕事は精一杯頑張って、その分のお給料は貰えてるわけだし、このままでもいいじゃないか。
うん。僕頑張ってるし、大丈夫大丈夫。

…。

………。

その日の僕は、もう少し考える時間があった。

なぜできないのか。

副業をしたくないわけではない。それは事実だ。
普段はしない新しい仕事に挑戦してみて、対価をもらう。エキサイティングだ。ぜひやってみたいと思う。

でもできないということは、多分怖いのだ。

「怖い」の中身はたくさんある。
税金関係のこと。会社にバレないか。バレても大丈夫か。スキルに自信のない僕がお金を稼ぐところまでいけるか。稼げたとして、楽に生きられたはずの膨大な時間を犠牲にして釣り合うほどの金額に到達できるか。つまり無為に終わらないか。

そうした多くのことが渾然一体となって、謎の気だるさを形成するのだろう。

世の中の副業している人たちは、こうした怖さをどうにか克服して実際にお金を稼いでいるのだろうな。尊敬するなぁ。
特に税金のことなんて、一番怖い。いきなり家に「あなた、副業で5万円ほど稼いでますけど、申告してないですよね?禁固刑です。」と税務署の人が押しかけて来たらと思うとゾッとする。

でも何かおかしいぞ。例えば僕が故郷のばあちゃんからお野菜をたくさんいただいたとする。多過ぎて1人だと食べきれないから、友達にジャガイモ4個50円で売ったとしたら。僕は利益を得るが、こんなことで税務署に捕まるだろうか。
メルカリでプレイし終わったゲームを売ったら、たまたまプレミアがついていて、5000円で買ったゲームが8000円で売れた。税務署は僕を糾弾するだろうか。

何かある。おそらく。
「この程度なら稼いでいいわよルール」が。
でないと、日本の多くの人は塀の中だ。

僕はこの世で最も物知りな存在に聞いてみた。

融通が効かない物知りだな。

おっ!

あった。

「不要です」の後の逆接の接続助詞「が」はひとまず置いておきましょう。
副業の収入が年間20万円以下なら申告は不要らしいです。
年間20万円、今の収入に追加されれば、簡単に考えても年に一回海外旅行に行けるようになるでしょう。十分大きな変化です。

つまり副業を始めてしばらくの間は、税務署の来襲に怯える必要はないということ。
そもそも20万円なんて大金稼げるかどうかもわからないのだから、心配せず始めてみて、もし15万円くらいになったら「ヤベェ」と考えるくらいでも良さそうです。

(一応大事なことなので接続助詞のあとのことも読んでみました。住民税は申請せなアカンよということらしい。でも、最初想定していためんどくささよりは、間違いなく負担は軽い。)

でも、怖いものはまだあります。特に怖いのが残っている…。

目標を達成できなかったら?

副業を勇んで始めて、「まずは本業の給料の三分の一でも、五分の一でも稼ぐことを目指すぞ!」と続けても上手くいかなかったら?
「せめて1万円。いや、ラーメン一杯分でも稼ごう。」と堅実にいったのに、上手く仕事が取れなくて、途中で嫌になって実現しなかったら?

目標未達でも時間は経つ。

本業で疲れた体を癒すこともできた休日が、結果の出ない活動に費やされることは耐えられません。

モチベーションのために達成目標は欲しいけど、そのハードルは極限まで下げに下げなければ…。

ラーメン一杯と言わず、牛丼一杯。

牛丼一杯と言わず、おにぎり一個。

おにぎり一個と言わず、10円ガム一個。

もっと、もっと下げなければ。

副業で稼いだお金で5円チョコを買うまで。

ということで、この記事から始まる一連のシリーズは僕が「副業で稼いだお金で5円チョコを買う」という崇高なる目標を達成するまでの全記録である。


②へ続く。↓


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