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貴方が子どもを抱っこするとき、子どももまた貴方のことを抱っこしているのだ

我が家の三男(3歳児)を抱っこする。
私は彼の小さな背中をすりすりすりとなでる。
すると彼は私の肩をすりすりすりとなでてくる。

三男と一緒にお風呂に入る。
私は彼の小さな肩にお湯をちゃぷちゃぷちゃぷとかける。
すると彼は私の肩にちゃぷちゃぷちゃぷとお湯をかけてくる。

三男の寝かしつけをしようと添い寝する。
私は彼の小さなお腹の上をぽんぽんぽんと叩く。
すると彼は私のお腹の上をぽんぽんぽんと叩いてくる。

この三男の行為を受けて私は発見した。
私は愛され癒されていると。
くっつけた小さな三男の身体から、どんどん私の身体にエネルギーが入ってくるのを感じる。
親として子どもに心の平安を、癒しを与えようとしていたが、愛と癒しを与えられているのは私のほうだった。

私の中の小さな政策として
「子どもに抱っこをせがまれたら断らない」
というものがある。
一見、よき子育てパパに思われそうなこの政策も、見方を変えれば
「子どもが許してくれるのであれば、いつでも抱っこして癒されたい」
ということだ。

抱っこを求められた時には、躊躇なく抱っこをしよう。
そうすれば、あなたも求めているものに抱かれることができる。

なので、子どもたちが抱っこ抱っこー!
と言い続ける限り、全力で抱っこする所存だ。

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