見出し画像

【髑髏黒板学校】黒板の書き方講座その11【しつこいですが「余白」は大切なんですよ!】

先日、買い物ついでにもらってきたフリーペーパーを見た瞬間にこう思いました。「このページのレイアウトした人は『【髑髏黒板学校】黒板の書き方講座その2【余白をしっかり持ちましょう】』をまったく読んでいないじゃないか!」
と。

読みにくい見本を書いてみたのですが、まあ、これはこれでアリかな(笑)
わざと読みにくくすると意地でも読もうとする人がいると思います。

A4の紙面いっぱいに、紙のはしギリギリまで小さい文字がびっしり書いてあって、とても読みにくかったのです。なので、もう一度書きますよわたくしは。

余白は大切です。

黒板とかそういう小さい話ではないのです。人生においても余白は大切なんですよ。余白がないと苦しくなってくるのです。仕事でも生き方でも。
人間関係だって映画だって音楽だって余白があるから楽しめるんですよ。
そう思いません?
なので、何事においても余白は大切にしてくださいね。

みなさん、小学生の頃には習字をやっていたと思います。
そして大人になってからは書道の作品を見たりすることもあるでしょう。
ものすごい雑な言い方ですみませんが、書道は
「白い世界にどれくらい黒が入っている/入っていないかを楽しむ芸術」
だと私は思っています。
素晴らしい書道の作品には、素晴らしい余白があります
(もちろん、意図して四隅まで墨が入っている作品もありますが)。

私は、書道の作品を見るときに、文字も見ますが、どちらかといえば何も書かれていない余白の部分を見て楽しみます。
白い余白が黒い墨の文字を支えているように見えるんですよね。

黒板も同じく。
「黒い世界にどれくらい白墨が入っている/入っていないかを楽しむ芸術」
いや、芸術なんていうと難しくなってしまうので、看板くらいにしておきましょうか。
「余白のない黒板はダメな黒板だ!」なんてことは決して言いません。
ですが、余白を残す書き方をした方が簡単に見やすい、読みやすい黒板が作れるのです。

では「焼肉定食」でいきましょう。

これも悪い見本を書いたつもりですが、嫌いじゃない(笑)

肉に対する熱いリスペクトや食欲は理解できますが、これでは余白がなくて伝わりにくいです。

腹へってきた。

ずいぶん読みやすくなりました。
これなら新宿アルタ前に掲示しても通行人の目に留まりそうです。

黒い余白でしっかり結界を作るのです。それだけでグッと注目を集めやすくなります。

これくらいがベストでしょうか。
この圧力で「焼肉定食」を推して、余白部分に焼肉定食のアピール、価格を記入(チョークの筆圧を落とす)すれば売上アップ間違いなしです!

何かつらいことでもあったのでしょうか。心配です。焼肉定食まで遠いんでしょうね。

以上、余白の大切さを伝えてみたのですが、伝わりましたでしょうか(笑)
質問などあればいつでもお寄せください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?