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自己肯定感が低いので就活でもつまづきまくる

親にも誰にも愛されない…誰からも必要とされない…そんな風にくよくようじうじ悩みつつ大学四年生を迎え、就活本番の時期となりました。

とはいうもののあとはゼミだけ、卒論だけ、というような余裕の同窓生と違い、ギリギリの単位数を攻めていた(必修すらも残っていた)私は四年生になっても週五で大学へ行っており、アルバイトも続けており、そんなに就活モードには入れていませんでした。

友人の中には遠征費用やちょっといいスーツ代を就活用に貯めておいた子もいれば、お母さんとスーツを選びに行ったと買ってもらう子もいて、就活といえど自立心の範囲はピンきりだなぁと思っていました。

私は親からの援助はもちろんなかったものの、自分で貯める程の甲斐性もなかったので、ユニクロのスーツで挑みました。上下で一万切るくらいだったかな。未だに持っているスーツはこの一着きりです(そしてサイズ的にもう絶対に入りません…捨てたかもしれません…)。

ユニクロで特に誰からも何も言われることはなかったのですが、人のスーツが高いか安いかなんていまいちわかりませんよね…え、私がわからないだけなのか?見慣れたらわかるようになるのか?

当時はやや劣等感もあったのですが、今となってはユニクロで充分だったわと思っています。

四年生前期は学業を言い訳にほとんど就活をすることもなく、後期に入ってようやくエントリーを重ね、エントリーシートで落ち、履歴書で落ち、面接で落ち、自己肯定感を下げに下げる日々が始まりました。

社会からも必要とされない…いや私のような価値のない人間がされるわけがない…そうだった…

就活で必須の自己分析でも、自身のアピールポイントなんてひとつもなく、ないに決まってんだろと開き直る始末でした。

当時母に、

「私の長所ってなにかな?」

と聞いたところ

「……辛抱強いところ」

と辛抱を強いてきた張本人から評され遠い目になるなどしていました。至言かよ。あんたが言うのかよ。

辛抱強いというのは言い得て妙なもので、確かに辛抱はしていて慣れていたものの、その状況を打破するような努力は一切してこなかったのでした。

この頃妹から言われて刺さった言葉が、

「佳菜のように人生舐めてる人間を雇う会社なんてないよ」

でした。

確かに私はそこそこの苦労はしてきたものの、だからといって努力をするわけでもなくのらりくらりと生きてきたのです。辛酸、舐めるだけ。

母も妹もよく見抜いていますね。

企業の方々もやはり大人ですから私の性根を見抜いていたのでしょうか。

性根を見抜くというよりザルな履歴書、どこにでも当てはまる志望動機、ふわっとした受け答えでバレバレでスケスケだったのかもしれません。企業研究も圧倒的に足りなかったし、そもそも働きたい会社のイメージが湧かずに調べきれていませんでした。

周囲がどんどん内定をとっていくなか、結局私はどこからも内定をもらえず卒業することになります。

折角の新卒カードですが、切ることはできませんでした。500万かかっていたのにね。恐ろしい話です。

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