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学習児にはピアノもやらせた

私はガチ弦楽器愛好勢なので学習児には弦楽器をやってほしくて洗脳してきたわけですが、ピアノは音楽を理解する上で役に立つし譜読みが鍛えられていいと思うので、Year 2(7歳ごろ)から始めてもらいました

本人がピアノをやってみたいと言ったことは一度もありませんでした😂

例によってピアノの先生にモヤモヤしてしまったので、一時期は私が教えていました。少しの間だけと思っていたらコロナによるロックダウンが始まり、コロナが落ち着いてきてマトモなピアノの先生によるレッスンが始められるまでの1年ちょいくらいですね、私が鬼コーチをしていました。鬼コーチは自分も子どもレベルのことを必死に練習しました

当時の学習児はなぜ自分がピアノをやらなければいけなかったのか、全然わからなかったことでしょう。泣かれることもありました

学習児が Year 5 くらいになったころから学校で人前で何かを弾いて、先生方にはすごいとおだてられ、学友からは「学習児はピアノが上手い子」という認識をされるようになってきたころから、学習児は私に「音楽をやっているといいことがあると言うけれど、それは本当だ」と言ってくるようになりました

毒親は洗脳が効いてきたのが嬉しいです😂

Year 6 くらいから私の仕事量が増えてピアノの鬼コーチをする時間がなくなったため、ピアノの練習は自分でしてもらうことにしました

そしたらそれまで45分はしてほしいと思っていた練習時間が30分となり、20分となり、下手すると15分やったかもあやしい状態に

今は1回のレッスンが45分なのにその程度の練習しかしないなんてありえないよと言っても、その場限りの生返事しかしないのです。でも強制して反発されるのが一番恐ろしい

ところが今日のピアノのレッスンを見ていて、学習児は今週はいつもよりも多めに練習してレッスンに備えていたことがわかりました。先生からよく練習したのでしょうと言われていました。そしてなによりも、今練習している曲を本人は好きだと思っているのが伝わってきました

一部の才能のある人たちは最初から「好き」という気持ちがあるのでしょうが、その他大勢の我々凡人の場合は、ある程度技術を習得してなんかマトモっぽくできることが多くなってきて、練習を習慣として続けてしぶとく生き残って、周囲になんか持ち上げられるようになって初めて面白いとか好きという感情が湧いてくるもののようです😂

子どもの演奏会の演奏を聴いていると、言われたことを間違えないように弾いている演奏と、その曲を好きだと思って弾いている演奏というのが、私にはよくわかります。つい最近まで学習児は前者だったかもしれない。でも今日はついに学習児も後者側の人間になってきたと感じました

別のところでも書きましたが、私は学習児に何かの大会で競って賞をとってほしいという願望はありません。ピアノでは試験すら受けさせていません。あるのは学習児に音楽を好きになってもらって一生の趣味にしてほしいという毒親の勝手な理想の押し付けです😂

私は間違っているかもしれないとは思いましたし、もし自分が間違っていたら一生恨まれてもしょうがないと覚悟はしていました。この調子だと恨まれるのかなと思うことは、まあ、ありました

なぜ自分はピアノをやらなければいけないのかと悲しげだったあのときにはこんな日が来ると確信があったわけではないけれど、こんな日は来ました

今日は毒親のピアノ記念日😂学習児のピアノ記念日ではなく私の😂

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