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学習児にはチェロをやってほしかった~毒親の挫折

私はこの世で一番素晴らしい音色を持つ楽器はチェロだと思っていて、学習児が生まれる前から絶対にチェロをやらせようと決めていました(私はヴィオラを弾くので、チェロではフィンガリングが混乱して自分自身は弾けないから子どもにやらせようという毒親的発想)

某国では子どもが5歳になる学年度(9月~)に primary school の Reception に入学することになっています(ちなみに Year 1 が始まるのはその翌年からです)

このタイミングで学習児をこの年齢から参加できるクラスのある土曜日の音楽学校に通わせました。この時点では楽器はできないので、参加できるクラスは合唱とリズムのお遊び的訓練だけです

そして同時に1/8サイズのチェロを買い与え、チェロのレッスンを始めました

このころ学習児はスターウォーズのキャラクターが好きだったので、これは Darth Vader のチェロだとだまくらかした😂

ところがチェロの先生がよろしくなく、2学期間(実質半年ちょい)通ってやめました

チェロのレッスンは先生のご自宅で、お部屋にはチェロのケースもあるのですが、先生のチェロがケースから出てきたことはただの一度もありませんでした😱先生が学習児の楽器を弾いて見本を見せてくれたことも半年でたったの1回、しかもほんの30秒くらい?だけ😱オットにこのことを言うと、それってケースの中にチェロが入ってないのかな😂って面白がります(江戸時代の浪人武士が刀の鞘だけ携帯しているが持っているのはただの竹刀みたいな話🤔)

今の私だったらそんなのありえないって断言できますし、モヤモヤした気持ちのまま半年も通うこともなかったと思いますが、当時の私には年少の子どもの音楽教育事情がわかっておらず、また某国ではこれが普通なのに文句を言ったら煙たがられるかもとも思い、最初に言いそびれてしまったら先生それおかしくないですかって言いづらかったのです(私にもウブな時期があった😂)

学習児にしてみれば、自分の意志とは無関係にチェロをやらされ、チェロの美しい音色を目の前で出す人など見たこともなく、なぜこのようなレッスンに行かなければならなかったのか全然わからなかったことでしょう。当然、本人の興味が出てくることなどなく、ほとんど上達しませんでした。この半年ちょっとで身についたことは何一つなかったといっても過言ではありません

そのような調子でイースター休暇の時期になったので、思い切ってやめました

巷では3歳くらいからヴァイオリンやピアノを始める子どもはけっこういるように見受けられるのに、うちの場合はそうはならず、毒親がどんなに洗脳しようとしてもダメなんだと自分に失望しました

(学習児が3歳のころは人間というよりは猿っぽかったので、まだ無理だと思って5歳まで待ったのですが)

上達しなかったことよりも本人の興味が全く出なかったということに心底ガッカリしました(続く)

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