グループホームに夏物を届ける。「家に帰りたい」「家族が一緒がいい」と母は泣く。「家族を、親戚のつながりを壊してきたのはあなただよ」私は「何をいまさらどの口が…」と、ため息をつく。母にとっては「あったはずの理想」を幻視しているのだろう。

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