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早くも記述の予想が起こっていますが

今年も、もう、記述式問題の予想問題を発表している人が出てきていますが、断言します。

そんなの、無視した方がいい

です。なぜなら、そういうどこかの誰か(それが有名な人ほど特に)が予想した問題は、必ず、試験委員が除外するからです。もちろん、実際に本試験の問題が作成された以降だと、結果的に当たる場合がありうると思いますが、それって、

これだけ、あちこちで予想されていたら、その中の一つくらい、当たってもおかしくない

ですよね。でも、すべてのサイトや市販書の予想問題を集めるくらいなら、普通に準備した方がよいのは、誰でも想像できると思います(ただでさえ、時間がないのに)。去年も本試験寸前まで、あちこちで、色々な人が予想問題を発表していましたが、私が確認した範囲ではですが、

一つも当たったところはありません

でした。確かに当たれば得点配分が大きいのが記述式ですが、そんなものに頼るくらいなら、そもそも、勉強法なり、勉強時間の確保なり、根本的な問題の方を見直すべきです。そうしないと、結局、遠回りになるでしょう。急がば回れの典型になります。

それでも、実際問題として、多忙な社会人には何かと困難がつきものです。そこで、どうしても、時短をしたいなら、

民法は択一で頻出の条文の要件を口頭で言えるようにすること

に尽きます。六法の該当条文に赤線でも引いて、口頭で要件を言うだけでいいです。それを通勤時間などスキマ時間に何回もするんです。あとは過去問は最低、解いてください。それは、

40文字以内に日本語として通じる文章を書く訓練をするため

です。あとは条文の要件させ頭に入っていれば、最低でも部分的はくれます。民法はそれを50問から100問分、準備する。それで択一が160点なら合格は現実的です。

行政法は、効果です。どういうところに、何をすれば、どんな効果が得られるのかを意識して、同様に条文に赤線を引いて、口頭で言っていきます。これも、50問から100問分、準備してください。

行政法で出題されるのは、多くの場合、困った人はどう、対処出来るか?なんです。もちろん、行政にアプローチして解決出来るレベルで困った人です。

①どこに?(行政(直接、何かをしてきたところか、その上部組織か、国か)にいうか、裁判所か)
②どのような手続きを踏んで(前置主義とかある?同時に複数の手段がある?)
③何を言えば、どんな効果があるのか?

がポイントになります。どんな問題もそうなんですが、

出題者が問いたいことに答えると、満点

なんです。もちろん、記述式には特有のクセ(?)があります(過去記事参照)。しかし、問われたことに素直に、解釈の幅が極力出ないようにストレートに答えて、全く、得点にならないということはないと思います。

予想問題なんかに惑わされず、出題可能性のある部分(テキストで太字とか、過去問で頻出のものなど)を条文中心に口頭で、自分に説明していくんです。電車の中でなら、頭の中で説明すればいいです。

行政書士は他の法律系試験にはないくらい、条文にうるさい試験です。私も本試験の2週間前は条文と判例ばかり、やっていました。単に読むだけでは頭にはいりません。

何も見ずに、条文の要件は言えるように、何度も繰り返します。

これが一番、効果があったと思います。もちろん、全文なんか無理なので、要所、要所だけでいいんです。これは多肢問題にも役に立ちます(行政法、憲法)。判例は条文よりも長いのですが、ポイントがあります。判例については、次回以降に書きます。



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