あれはあれで仕方がなかったんだろうなと今は思う5歳の頃。

わたしに兄がいた

わたしには、多分おそらく人なんだけど
猿みたいな兄がいた

わたしが5歳の夏
初めてわたしの家に兄が来た
兄は夏休みだったらしい

キャーキャー騒いで
キーキー吠える
わたしはその猿が邪魔だから
見たいテレビをわたしが見てれば
チャンネル勝手に変えられるし
さっさとどこかに消えればいいと思ってた
そしたら夏休みが終わったらしく兄は帰った

一体なんだったんだろうか?
あの悪夢は💧と思っていたら
冬、また兄はわたしの家に泊まりに来た💧

わたしが無視すればいい事なんだけど
頭にきたから殴りかかってみた
そしたらこいつ殴り返してきた
頭にきたからベルトを持ち出して
引っぱたいてやったら
運が悪く当たりが悪く
新年早々窓ガラスが割れた💧

悪いのはわたしなんだって!
わたしがベルトなんか振り回すのが悪いから
わたしが悪いんだって!!
わたしのテレビなのにだよ!?

絶対にコイツは
わたしの家に居ない方がいいと
心の奥底から思った

両親は兄とコミュニケーションを取れない
だからわたしの言い分を聞くのだけど
聞いたところで所詮兄はお客様だから
兄は悪いとはならないわけさ

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