アーマードコア6 考察:2「オールマインド」
お久しぶりです、皆さん。
さて、今回は「オールマインド」についての考察です
オールマインドって、割と謎が多い存在ですよね。
因みに俺は今作で1番好きなのがオールマインド機体です。
カッコイイよね、クソデカエンフォーサーもどき。
そんな真の黒幕、オールマインドについての考察を本日お持ちしました。
それが、KO・RE・DA…(ベスト○ウス)
セリアって誰やねん!!!と、思った方に軽くご説明。
超〜〜簡単に言うと、サム・ドルマヤンのエアちゃんです。
サム・ドルマヤンはルビコン解放戦線のトップのおじいちゃんですね。彼も昔、コーラルの声が聞こえていたらしいのですが、時が経つにつれて聞こえなくなってしまったらしいです。
なお、彼は青年期をドーザーとして過ごしているのでほぼ100でコーラルをガンギマッてたし、なんなら恐らくガンギマッた結果、セリアちゃんと交信した可能性が高いです。
ろくでもねえな本当に。周りから見たらヤバいやつですよ。
「うっひょおおおおおお!キタキタキタキタァ!!コーラルキマるゼェ!!!ッ…!?頭の中に声が聞こえる…!コーラルよ、ルビコンと共にあれ(ルビコン解放戦線設立)」
ロクでも無さすぎる。賢者タイム強すぎるだろ。
どんな男よりも男してるよお前。
さて、そんな彼と交信した特殊C波形が「セリアちゃん」な訳ですが。作中、オールマインド=彼女を思わせるような描写がしつこくお出しされるんですよね。
コーラルリリース。
この単語をドルマヤンが知っていたり、オールマインドがエアを認識していたり…。
まあ伏線が貼られまくってる訳なんですね。当人としても恐らく相当意識しているんですが、これに対して俺は違うなっておもいました(小学生)
コーラルリリースの最終目標
まず、これについて話しましょう。
コーラルリリース、コレは基本的に
「ルビコンに閉じ込められたコーラルを宇宙に解き放ちましょうね」
が、指標だったはずだ。
しかし、オールマインドの主張、及びやることなす事はコーラルリリース自体がゴールになっている
コーラルリリースしてどうすんの?
コーラルリリースした後の具体的な話は?
その全てが、無い。
エアが勝手に「これ共生に使えるや〜ん!手伝おうぜ!」といつもの共生暴走を起こしているだけなんです。
なんならオールマインド自体がコレをやる必要性すらないわけだ。
故に、その必要性の部分に「彼女がセリアで、コーラルを解き放つ必要がある」という文言が当てはまるのだが…
ひとつ、矛盾が生まれる。
それは、最終決戦の言葉だ。
「…エア、貴方の同胞は我々を受け入れるでしょう」
「共生をめざしている」ハズなのに、エアとオールマインドは「同胞」では無い。
コーラル同士に派閥があるとはいえ、派閥内で受け入れる受け入れないがあるのか?
そも、セリアであるならば隠す必要性すらないのだ。
脱走した621を回収した時点で名乗りを上げて、真の目的を言えばいい。
「私の名前はセリア。真の共生をめざしている」と。
しかし、彼女は一貫して自分の事を「オールマインド」と呼称し、「オールマインド」である事に誇りすら感じている。
おそらく反論が飛んでくるだろう
「殺す相手に本当の名前を言う訳にはいかない」
と。
でもアイツ、ポンコツだし…
もう既にポンコツ度やばいんですよ。
「レイヴン味方にしたぞ、これで勝ち!あ、オーバーシアーが来た。フン!お前らなんてゴーストで…ハッキングされちゃった!レイヴンあと5分で助けてぇ〜(泣)」
今どきドラえもんでもそんなミスしねぇよ。
更に、ポンコツは最終決戦でも出てくる。
イグアスだって1vs1がしたい訳じゃない。
普通に奇襲してきて2vs1とかするから「野良犬を殺せればいい」の考えを持っている。
なのに
「これからお前を殺す。殺して、作戦のトリガーにします。おやおや、脅えているんですかあ^^どうしてかなー^^」
負けそうになったら
「あれ使おうよ、アレ。イグアス?聞いてる?あれ使お?」
最初から全力で殺しに来いよ!!!
不意打ち上等で殺せよ!!!!
こちとらお前ら視点からしたら対AC無敗やぞお前。
なんでお前EXILEみたいな数のMTとお前のACで勝てると思ってんのや。
…とまぁ、AIというより、ちょっと悪辣な無表情人間という感じが目立つんですよ。
おや?ここに至るまでオールマインド=セリア説を補強しまくってんな…
そろそろ反論します。
ケイト=オールマインド≒セリア
まあぶっちゃけ、コーラルリリースルートをやった皆さんは気付いているとは思うんですよ。
ケイトはオールマインド性のAI、もしくは本人です。
というか気づかなかったらこのゲーム何してたん?って話になっちゃうのでやめましょう。
さて、じゃオールマインドがなぜセリアでは無いのか、について話しましょう。
単純な話です。
ラスボスである彼女の装備にはコーラルが一切使われていません。
というか、わざわざC兵器すら通常兵器に換装しています。
ルビコニアンフライングデススパイダーを
ノーマルフライングデススパイダーにしてるんですよ。
わざわざ改修までしてまで使うほどの兵器か?アレ。ほぼ永久稼働可能なコーラル使ってるから強いと思うんだが…
とまあ、コーラル兵器を使えばいいのに、頑なにコーラル兵器を使わない彼女。
かつ、オールマインドの声はウォルターにも認識されています。
これらの事から考えられるものは1つ。
オールマインド=セリアの制作したAI説
彼女の「コーラルリリース」実現のため、数十年を費やして制作したAI。
故に、最終目標が「コーラルリリース」であり、その先の事など眼中に無い。
「セリア」にとってコーラルリリースは過程であっても、それを実現するためのAIには「コーラルリリース」がゴールでしかないんですね。
その証拠が、ここにあります
コーラルによって稼働する兵器、及びコーラルが制御しているACは、得てして赤色の粒子を振りまき、赤色のランプが灯ります
しかし、これはオールマインドはどうでしょう?緑色と紫色の粒子を振り撒き、EN兵装を使う。
これは、明らかにコーラルの特徴と一致しません。
ここに来てオールマインドだけ特別に色変える〜と考えるより、別物のエネルギーを使っていると考えた方が自然です。
では、そのエネルギーとは?
それは、彼女が持つ武器に答えがあります。
KSRV…通称:カラサワ
彼女のACが使う兵装です。さて、何故これなのかということなのですが
単純な話、この兵装は超高圧縮したENをブッパなすという超脳筋兵装な訳です。正確には二門でチャージした別属性を合体するわけなんですが…
この兵装、超高圧縮されたENの色が紫色と白なんですね。
紫と言えば、オールマインドが放っていた粒子と同じ色なわけです。
つまり、彼女の装備は全てENで構成されているわけですね。まあブースターの色も青ですし。
で、あればコーラルの粒子を振りまくわけが無いので、振りまいていた粒子は超圧縮されたENだったのでしょう。
これらの情報は、彼女がセリアであれば成立しません。
何故なら、彼女がコーラルなら赤く発光してしまうからなんですね。
コーラル導体を使っているか否か。それらは関係なく、コーラルが宿り、コーラルが操作しているAC及び機体は例外なく赤く発行しているわけです。
ただ、「ハッキングして発射ボタンを押す」だけの兵器等は例外ですけどね。
プログラムを上書きして発射しているのは操作とはまた別ですから。
つまり、これらの情報から、彼女自身はAIと言えるわけです。
そういわれると、「取り込む」という行為もかなり残酷なものに考えがたどり着いた方が多いのではないでしょうか?
「取り込む」「オールマインドと一体になる」
それって、AIになるってことですよね?
少なくとも、「人間がコーラルになれる」わけないんですよ。
脳にスキャンをして、記憶媒体等を取り込む事で人格と操縦技術を擬似的に再現する。
そんなことをしているんじゃないですか?
でもあの世界観のことですから、脳をスキャンするなんて事に副作用が無いわけ無いんですよ。
スキャン時に脳が焼けてるんじゃないですかね。
脳の包み焼きや。ろくでもねえ。
その激痛を耐える為の介錯役が、オールマインドルートにおける、あの暗殺者なんです。
イグアス坊やが追い込まれてしまった結果、自身に解釈役を頼むまで追い込んだ621に対して強い憎悪を抱いて襲ってきた、と考えられます。
まあこれらの情報を整理すると、オールマインドがセリア、というよりオールマインドがAIと考えた方が辻褄が合うんですね。
セリアって何がしたかったの?
結論から言いましょう。
コーラルリリースを行う事によって、混乱に陥った世界の統治者
になりたかったんじゃないですか?
オールマインドという存在がAIなら、それを育てたのは間違いなくセリアです。
オールマインドはサム・ドルマヤンに強い憎悪を抱いているようなセリフを吐いたり、コーラルの現状は共生ではなく一方的な蹂躙だと喚いたりします。
AIなのに感情たっぷりで、おかしいんですよ。
でも、これセリアが育てたAIだったら理由が着くんですよね。
セリアがコーラルリリースを持ちかけた時に、サム・ドルマヤンは流石にドン引きしたんですよ。
おそらく長年かけて洗脳したセリアは
「コーラルは食事のための餌じゃない」
「コーラルだって生き物」
という思想をサムに植え付けまくったんです。
結果頭コーラル戦線になったわけなんすけど。
そのサムですらドン引きするコーラルリリース計画を、セリアは言い放った可能性があります。
まあそれは後で考察するとして…
ドン引きしたサムにぶちギレたセリアは離れてしまい、「声が聞こえなくなった」のでは無いかなと思います。
結果、その思想はセリアからオールマインドへと受け継がれ、計画を断ったドルマヤンは目の敵にされているわけですね。お前が悪いやんけ。
とまあ、セリアがオールマインドを育てた理由に着いてはこの辺にして、何故、新世界の統治を彼女がしようとしていたのか。
それについて話して行きましょう。
先程も言った通りオールマインドは、セリアが目的を果たすための過程を果たす道具です。
では、その道具が課程として621とエアを双方取り込もうとしたのは不自然ではないでしょうか?
コーラルリリースが終着地点なら、彼らは必要ないはずです。なのに、取り込むことを最優先して殺しにかかってきた。
これは、大きなヒントとなります。
彼女にとってコーラルリリースさえ成せれば、「操縦技術」は必要ないのに、敵はいなくなるのに、何故621とエアは必要だったのか。
答えは1つです。
初の共生例の彼女らを利用すれば、コーラル及び人間を扇動できるからです。
ルビコンの地を蹂躙していた企業勢力、及び封鎖機構をたった単騎で押し返した。
コーラル生命体からしたら英雄です。そんな彼らの立場を乗っ取れば、「同士達」のトップに立てるわけです。
更に、オールマインドの切り札とも言えるスッラをエア無し、1人で討伐した621は「兵力」となりえます。
人間側のコーラル反対勢力は、彼のAIを乗せたオールマインドACで鏖殺出来ます。
恐怖と社交による人間の蹂躙。
つまり和解役にエア(の人格)、戦力として621(の操縦技術)を欲しがったわけです。
しかし、コーラルリリースをしたオールマインドは用済み。となれば、彼女が用意した2人は誰が使うのか。
それが、セリアな訳です。
セリアがオールマインドに下した命令は
・コーラルリリース
・コーラルリリース後、私が統治しやすいように揃える事
の2つだったわけですね。
道理でドルマヤンもドン引きなわけですよ。
コーラルリリース自体には賛成だったんでしょう。
しかし、あまりに異常な思想に素直に賛成出来なくなったのです。
セリアが提案したのは、恐らくコレです。
『コーラルリリースを行った世界は、混沌に満ちる。その世界を、初の共生例である私と貴方で統治しませんか?』
つまり、要約すれば
『宇宙を北斗の拳状態にして、俺らでラオウになろうぜ』
って言ってるんです。倫理観壊れちゃう。
今まで賛同していたドルマヤンはココでさすがにドン引きして、「ホンマに共生できるんか?こんな生き物と?」
と思い初め、コーラルリリースを断ったと考えるべきでは無いでしょうか?
ゲームをやっていればわかると思いますが、エアと人間の価値観は、かなり乖離しています。
例としてあげるなら
1.休めと言われた621を連れ回す(休息概念がない)
2.洗脳しにかかってくる(原生する地元民の生態を見せて慈悲を植え付け、味方につけようとする)
とかですかね。特に2なんかは超恩人ウォルターの目的があまりにも正反対だったから洗脳貫通したみたいな所ありますが、多分並の兵だったら絆されて裏切ってます。
とまあ、こんな感じに「コーラル生命体」が倫理観の乖離が起きてるので、さすがのサムもドン引きしたんだと思います。
もしそうでないなら、セリアに対して負い目を感じてまで断る必要性無いわけです。
理由は以下の5つです
1.セリアやコーラルに思い入れがないから断った→死亡時にセリアへの謝罪が矛盾する
2.セリアの思想に全面的に賛同している→コーラルリリースを断る意味が無い。つまりコーラルリリース以外のことに脅えた。
3.脅える理由は?→コーラルの危険性に気付いたから
4.コーラルの危険性とは?→恐らく価値観の極端な乖離。
5.価値観の乖離?→全宇宙を混沌に陥れて「共生」と口走る価値観。
とまあこんな感じですね。
これによって、オールマインド≒セリアが実証できたと思います。
AIにしてはオールマインドがポンコツすぎんか…?
正直私もそう思います。というかポンコツ通り越してアホの子です。
凄腕傭兵ケイト・マークソン!その実力は621が15機以上落とせるヘリを5つ落とせるくらい!621の3分の1未満ってこと…?マジでこのレベル…?
って次元なんですよ。最初は「はえーAIより凄い621って凄いんやなぁ、あれ?俺なんかやっちゃいました?」
って感じだったんですけど、良く考えればラスティとかAC単騎でレッドガン殲滅できるし、レッドガンのAC2機で補給基地落とせるし…
あれ?もしかしてケイトマークソンめちゃくちゃ弱い…?
ってなるんですよ。もうアホの子通り越して人間臭すぎるんですね。
でも、それ以上に思ったんです。
「人間を学習した優秀なAIって、臨界点突破したらそれもう人間じゃね?」
と。
軽くホラーですね。とまあ突きぬけた感じで今回の考察は終わります。
次も決めてません。そのうち考えます。
それではまた次回!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?