見出し画像

鈴木北海道知事、岸田首相との面談へ、GX金融・資産特区の重要性訴え

世界から約40兆円の投資を呼び込む北海道・札幌「GX(グリーントランスフォーメーション)金融・資産運用特区」を巡り、鈴木直道北海道知事は5月24日の定例記者会見で、国に対して「北海道の特区提案が重要な位置付けだと認識してほしい」との考えを示した。来週、首相官邸で岸田文雄首相と面会する方向で調整中。首相との面談で認定に一歩前進するとみられる。

面会の日程について鈴木知事は「総理が予定について話したことは承知しているが、日程も含めた詳細は調整中」と述べるにとどめた。その上で「そういう機会が得られたなら、提案や特区の意義、規制緩和の必要性を札幌市と共に丁寧に説明したい」と述べた。

北海道と札幌市は太陽光や風力、水力、バイオマスなど北海道が持つ再生可能エネルギーの潜在力を背景に、GX投資や関連産業の集積に向け、政府が創設する金融・資産運用特区の公募に申請した。金融やGX産業への税制優遇、規制緩和などを求める。

北海道内では、洋上風力発電や海底直流ケーブルの陸揚げなどが具体化し始めている。鈴木知事は「今後10年間で官民合わせて150兆円の官民投資を生み出す国の方針がある。認定していただくことで、さらに案件を呼び込む形につなげることが大事」と話した。

その上で「北海道は特にGXに特化した形で提案している。北海道ならではの提案の強み、必要性を総理に訴えたい。ぜひ、そういう機会をいただければと思っている」と期待を寄せた。


©2024 The Hokkaido Construction News Co.,Ltd.


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!