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USCPA試験の合格実績は消えるのか?

最近、USCPA試験の科目合格実績が延長するとか、復活するとか、拡大するとか、話がちょくちょく出ていますね。

複雑になったのでポストしています。


合格実績の話が話題になると、それに合わせて話題になるのが「USCPA試験の合格実績は消えるのか」問題。


USCPA試験の合格実績が消えるということについては、誤解が多々生まれています。


これは海外の試験会場(日本の試験会場を含む)の場合だけです。

米国の試験会場で受験した場合は関係ないです。



そして、合格実績が消えるのではなく、合格したという表示が消えるだけ。

海外の試験会場で合格したというデータが、ずっと表示される保証はないという意味ですね。


TACの公式サイトにも、合格実績が消えるわけではないと記載があります。

4科目のうち1科目でも日本受験をする場合、全科目合格後3年以内にLicenseを取得することに同意が求められます。この同意によりインターネットで合格者およびLicense取得者を検索するためのデータベースに登録が行われます。
但し、3年以内にLicenseを取得しない場合でも、合格実績そのものが取り消されるわけではありません。3年経過後であってもLicenseの取得が可能で、Licenseを取得された場合はLicense取得者としてデータベースに再表示されることになります。

TAC公式サイトより


日本人受験生は、海外の試験会場(主に東京の御茶ノ水会場か大阪の中津会場)でUSCPA試験を受験する場合が多いですよね。

なので、USCPA試験の合格実績の表示が消えるかどうかは気にかけるべきことではあります。

消えないという保証はありませんし。



今のところ、日本人が出願するような州で合格実績が消されたという前例は聞いたことがありません。

実際に合格実績が消えたのは、フロリダ州とバーモント州だけだったと思います。

USCPA試験の合格実績は消えるのか騒がれた際、TACもツイートしていましたよ(2回ツイートしているのを確認しました)。



ここまでUSCPA試験の合格実績が消えると騒がれてしまったのは、某USCPA予備校が「ニューヨーク州出願ではないと合格実績が消える」と騒いだからでしょう。

その後「合格実績が消える」ではなく「合格実績が消える可能性がある」に変わっていましたが。


話は違いますが「ニューヨーク出願がブランド」とは言い続けているようです。

これからUSCPA試験に挑戦する方から「ニューヨーク出願でないとダメですか?」という相談をいただきます。

アメリカで独立開業するのならば分かりますし、ライセンス州にこだわるのならまだわかります。

日本で働きたいだけの人、それも出願州にブランドを求める意味がよく分かりません。


ニューヨークに出願しても、結局はワシントン州に後付けトランスファーし、ワシントン州でライセンスを取るようにすすめているんですよ。

そこまでニューヨーク出願にこだわるなら、ニューヨーク州ライセンスも取れるようにするのが筋ですよね。

ニューヨーク州ライセンスだったら、文句なしに「カッコイイ」です。


日本でも海外でも、ライセンスを取らなければUSCPAと名乗れません。

「私はニューヨーク州に出願したUSCPA合格者なんです!」と言っても、「だから?!合格者って何?なぜライセンスを取ってないの?USCPAじゃないの?」と言われますよね。


話を戻しますが、今後もUSCPA試験の合格実績がずっと無事であるとは限りません。

「USCPA全科目合格のあかつきには、なるべく早くUSCPAライセンスまで取得してしまった方がいい」と個人的には思っていることを強調しておきます。


USCPA全科目合格後にやること」も参考にしてください。


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