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みんな違ってみんなすごい

だんだんと歳をとって就職とか結婚とか将来のことを少しずつ考えるようになればなるほど、
親とか先生とかバイト先のママとか周りにいる大人たち(ここでは便宜上自分より年上のひとを大人とよぶ)、みんなすごい…ってなる。

もちろんわたしがいる環境が恵まれているからかもしれないけど、
生計を立てて、生活をして、周りの人に憧れられるようなところがひとつやふたつやそれ以上にあって、
子供はいたりいなかったり恋愛はしたりしなかったりするけれど、
たぶん周りの人を大切にするということがだんだんとできるようになっていけたら素敵なんだろうな。

こんなことを考えだしたきっかけはある1人の大人について話していたからで、そのひとは頭が良くて教養があって(私のいう教養がある人というのは『今夜全てのバーで』の中島らもの言葉を借りて、1人でも時間をつぶせる能力がある人のことだ。)とことん優しく、人を惹きつける人に共通する相手を見透かしたような目をしてる。実際のところ、本当はその人のことをよく知らないし、いまかいたのはほとんど第一印象なのだけど。
「高校や大学を卒業したら就職して定職についてまいにち会社に行く」ことを当たり前の目標としてる若者にとって、そうでない道を選んでかつ余裕があるように振舞っている大人の存在は(その人の本心はわからないにせよ)、わたしがたとえ前者の道に進んだとしても肩の力を抜いて生きられるような気がするからとても安心できる。(悪い意味ではないです!)
もちろん到底人の生き方に優劣をつけられるはずはなくて、まいにち会社に行くサラリーマンも自営業の人も定職につかないフリーターも自立していればニートすら(ニートの定義?)、みんな違ってみんなすごい。
でも強いて言えば自分より年下の人に、心の余裕を見せられるくらいの凛とした大人になりたい、わたしは自分のこどもたちに、人生なんてつまらないよとかこれからもっと辛くて大変なことが沢山あるよなんてことは決して言いたくない。(願わくば本心で。)

(派遣で仕事をしてやめて失業保険をもらってバカンスで旅行に行く人とか結構いるらしい。ちなみにそういう生き方をしてるとある人が今日夢にでてきて、最初からその生き方を選択する勇気はわたしにはないけど、大きな自由と大きな勇気は常に相反するように感じる、手頃な勇気で手頃な自由を手に入れたい。)

#日記 #エッセイ #中島らも

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