[6/28(金)原油のファンダメンタルズ、油断せず]
図1. ファンダメンタルがゆっくりと回復する中、原油価格はOPEC会議前の水準まで回復し、現在は81.60ドルの抵抗線に直面しています。81.60ドルを突破すれば、目標としている85ドルまで狙えると考えています。
図2. 原油価格のこの動きは、精製マージンが底を打ち反発したことによるものです。精製マージンがさらに上昇すれば良いでしょう。
図3. 現在、タイムスプレッドは非常に強いバックワーデーションを示しています。
図4. この強いバックワーデーションの背景には、需要がゆっくりと上昇している一方で、特にサウジアラビアとロシアなどが積極的に減産を行っていることがあります。
ケプラーによると、サウジアラビア、ロシア、イラクはすべて減産を行っており、この状態が続けば原油価格は短期間で急速に上昇する可能性があるため、注意深く見守る必要があります。
図5. 需給状況を見ても、エネルギーセクターは「Improving」から「Leading」に向かっており、テクノロジーセクターは「Weakening」に向かっています。
エネルギーアナリストのアーナムによると、WTIが現在の状態を維持するだけでも、多くのエネルギー企業の株価は回復フェーズに入ると述べています。マクロレベルでは、ほとんどのエネルギー企業の株価は強気のセットアップを完了しており、数ヶ月以内に青で示されたターゲットプライスに達することが期待されています。
図7. その青い指標は、図に示された長期的な可能性で、CVEの場合は30〜35ドルです。現在CVEは約19ドルなので、非常に魅力的なターゲットプライスと言えます。
図8. これまでのところ、私たちが予測した通り、原油のファンダメンタルズは着実にその流れを掴んでいます。
しかし、最も重要なのは、来週に原油在庫量が減少することです。私は来週には約3〜4百万バレルの減少が見られると考えていますが、それが実現する必要があります。
ファンダメンタルズの回復に伴い、私はCVE、VRN、OBE、STRATHCONAなどの企業に対して十分にセットアップを済ませています。あとは目標通りに実現するかどうか、投資の根拠を継続的に確認していくことが重要です。
そして、それが確認されれば、さらにしっかりとポジションを維持し、その見通しに基づいて株価が上昇すれば、その時に再度成功を収めることができるでしょう。
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