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最悪に備え 最善に備える

先日、わが家でちょっとした工事をしました。去年(2019年)は、日本が大型台風に襲われた年でした。そこで痛感したのが「ウチは窓ガラスが弱い!」。ビュンビュン吹き付ける風と雨。むき出しの窓に、なにかモノが飛んできたら大変なことになるなあ、と気になっていたのです。

わたしの住んでいる埼玉県にすら竜巻警報が出るくらいですから、これからどんな天災に襲われるかわかりません。そこで工務店に頼んで、窓に格子を取り付けたり、窓ガラスに飛散防止のフィルムを貼ったりの工事をお願いしたのです。

最悪に備える、とは人間の想像力のなせる技です。このたびのコロナ禍は、だれもが想像していませんでした。しかしこの体験は、今後生かすことができます。新型コロナウィルスのみならず、人類がまだ知らないウィルスへの備えも整ってくることでしょう。人間の想像力のおかげです。

ところで、最悪に備える、という言い方があるのなら、わたしは「最善に備える」があってもいいのではないかと考えます。自分の心から願っていることが、今すぐにでも実現するかもしれない。そのための用意だってふだんからしておく。

あなたにとって、最善なこととは何でしょうか。それは希望する仕事に就くことだったり、意中の人と結ばれることであるのかもしれません。人生とは不可思議なものですから、あなたにとって最善の道が突然開かれることだってあるのです。

わたしはステイホームの間も、ずっと文章は書き続けていました。わたしの願いは、ミリオンセラーの本を書くこと。そのためには、最善をイメージして、毎日コツコツ積み上げていくしかないのです。

コロナ禍はまた、講演家としてのわたしの仕事にも変化をもたらしました。予定されていた講演会がのきなみキャンセルされる中で、今はオンライン講演会、WEBセミナーなどの準備をしています。

最悪に備え、最善にも備える。
そのためにこそ、想像力を大いに発揮するのです。


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