準備三倍主義で不安感を一掃しよう!
何か新しいことをしようとすると、(うまくいくかなあ?)という不安はどこまでもついてまわります。そこで必要とされる準備量の三倍くらいをめざすのです。いつの間にか不安感は吹き飛んでしまうもの。
2月のある日、自宅から初めてのオンライン講演会をしました。でも不安でしたね、もし万一、本番になって、つながらなかったらどうしよう?と。そうなると、当日は約30人の方々が三重県でわたしの話を待っていたのですが、大迷惑をかけてしまいます。
そこで不安に思う分だけの準備をしましたよ。先方の事務局にお願いして何度もリハーサルしました。画面で資料をどう見せるか、などの操作も繰り返し練習。
ちょっとあわてたのは、はじめに先方よりZoomとは別のソフトWebexをダウンロードして欲しいと言われたこと。
Zoomなら少しは慣れていました。友人との語らいなどで使った経験はありましたので。そこで娘に手伝ってもらって、大汗かいて別ソフトを準備したことでした。おかげで無事に楽しく講演終了。久しぶりに仕事をしたあとの充実感を感じることができました。
ところで、木村政彦という柔道家をご存知でしょうか?昭和の柔道の歴史の中でで、最強と言われた選手で、15年間不敗のまま引退しました。その木村政彦が勝利するために導き出した結論が「三倍努力」でした。
木村は日々、6時間から7時間練習していましたが、それでは他の強豪選手にも、ちょっと努力すれば真似されること。そこでたどり着いたのが、人の3倍の10時間の稽古でした。しかも一日の稽古の仕上げに腕立て伏せ1000回というすさまじさ。わたしの柔道の師範が若い頃、実際に目撃したというのですからホントの話なのでしょう。
わたしも今では人前で話をするのが仕事になっていますが、駆け出しの頃はどうしようもないあがり症でした。「学生のレポート発表のような話はやめて欲しい!」と講演先のトップから叱責された苦い思い出もあります。
たくさん恥をかいた経験から、わたしは、必要とされる準備の三倍くらいはしておこうという考えに至ったのです。準備三倍主義です。わたしは元来とても不器用な人間ですが、(オレは十分な準備をしているんだぞ)という意識は、心のゆとりを生み、満足のいく結果にもつながっているようです。
英語de元気ing
Prepare three times more than expected.
三倍準備主義で行こう!
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