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断念リストは自由への道

年末ですね。(この原稿は2020年12月に書いています)。この時期はまた、来年はああしよう、こうしよう、に思いを馳せるときでもあります。

いっぽう、その逆もありますよ。あれはしない、これはしないという発想です。

わたしも一年を振り返ってみて、これはやめよう、と決めたことがいくつかありました。たとえば夏頃、ある出版の企画を相談されましたが、熟慮の上、お断りしました。わたしが書くべきテーマではないと、判断したからです。

実は「鬼滅の刃」を、ビジネス書として解説してみないか、という企画だったのです。それまでその存在すら知りませんでした。早速書店で購入しようとしたところ、お一人様一冊限り、などと言われて、そんなに売れてるの?!と驚いたものです。その後、何冊か読んだり、NETFLIXで動画を観たり…。

でもわたしは、まったく感動することができませんでした。どうしてもストーリーの中に入っていけないのです。人は、こんなわたしをとやかく言うかも知れませんが、こればかりは仕方ありません。感動もなしに解説など出来るわけがないのです。

また先日、こんなこともありました。懇意にしている講演講師の派遣会社でのことです。「先生、後継者問題をテーマにした講演会や動画をやってみませんか?」と相談されました。確かにわたしもコンサルタントして、経営者と接していると後継者問題のニーズはあるなあ、と感じています。「そうですか、考えてみます」とは応えたものの、やはり、わたしはお断りしようと思っています。そのテーマに関してはいくらでもすぐれた講師がいます。わたしはやはり、わたしにしかできないことに集中したいのです。

断念リストとは、自分自身と相談して、しないこと、する必要のないこと、やめてしまうことなどをリストアップすることです。なぜそのようなリストが必要なのか?未練としがらみにサヨナラして、もっと自分らしくなるためなのです。断念リストは自由への道なのです。


英語de元気ing
Make a list of things to quit!
しないことのリストを作ってみよう!


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