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念ずれば花ひらく

あなたが心の底から願い、望んでいることは何でしょうか。詩人の坂村真民は「念ずれば花ひらく」と詩に遺しました。すべて念ずること、願うことから、あなたにとって大切な何かが始まります。

人類で最初に空を飛んだ人は誰でしょう?ライト兄弟?でも異説もあるそうです。ライト兄弟の2年前に別の人が飛んでいるというのです。実はわたしは、それが誰でもいいのです。言いたいのは、人類で最初に空を飛んだ人は、空を飛びたいといちばん願った人ではないか、ということ。

願うからなにかが始まる。願わなければなにも始まらない。たとえば、なにかのきっかけで、長い間音信不通になっていた人がいたとします。会いたいなあ、と強く願い続ければ、ひょんなところで会えたりする。そのような不思議な経験はあなたにもあるのではないでしょうか。

「念ずれば花ひらく」は仏教詩人の坂村真民の詩の一節にあります。念じ続け、願い続けるとやがて花は開き、願いは叶うという意味。この言葉、全国数百箇所に詩碑となっているほど、多くの人々に愛されています。念ずれば花ひらく…つぶやいているうちに、何か先が明るくなってくるような独特な響きがあります。

わたしはかつて、経営コンサルタント会社に勤めていましたが、いつかは独立したいなあ、と強く願っていました。性格的に組織の中に身を置くタイプではないのは、自分がいちばんよくわかっていました。そこでわたしは、自分の願いを絶やさないために、3つのフレーズを作ったのです。それがこれ…「身軽で気軽、旅したいとき旅できる、どんどん表現」。

自由な立場になって、なんの制約や制限もなく、講演や執筆をしていきたい…そのような願いを込めたのです。「身軽で気軽、云々」とつぶやき続け、願い続けて、組織人暮らしをなんとか終え、新しい門出に踏み出したのでした。

すべては強く念じ、願うことから始まります。早晩、コロナの猛威も落ち着いてくることでしょう。また今年(2021年)は、東日本大震災から節目の10年です。日本と世界の災いを乗り越えていけるよう、ともどもに念じ、願っていきたいものです。


英語de 元気ing
Make a wish!
Something’s going to happen.
まず願おう。なにかが起こるから。


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