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ドジっ子看板とは?「飛び出し坊や」と「飛び出し注意看板」と「ドジっ子看板」の違い


ドジっ子看板とは何か?

ドジっ子看板とは(1)日常の危険な場所で、(2)危険な目に合うドジっ子が描かれていて、危険を伝えることが目的の看板です。

ドジっ子看板は、名前のとおり、ドジっ子+看板。

ドジっ子は主に交通安全看板など、危険を伝える看板の中に生息し、率先して危険な目に合い、僕たちを事故から守ってくれる子です。

(1)日常の危険な場所とは?

日常の危険な場所とはどこでしょうか。主に以下のような場所です。

  • 交通量の多い道路

  • 川や海、湖などの水辺

  • エレベーターや電車など手を挟むドア

  • 電車が来る線路

  • 工事現場など立ち入り禁止の場所

  • 滑りやすい場所

このような場所でドジっ子は、どのようにドジをするのでしょうか。

(2)どのような危険な目に合うの?

ではドジっ子は日常の危険な場所で、どのような危険な目に合うのでしょうか? 先ほどの日常の危険な場所に合わせてをつけて紹介します。

  • 交通量の多い道路 → 飛び出してしまう

  • 川や海、湖などの水辺 → 溺れてしまう

  • エレベーターや電車など手を挟むドア → 手を挟んでしまう

  • 電車が来る線路 → 線路に入ってしまう

  • 工事現場など立ち入り禁止の場所 → 工事現場に入ってしまう

  • 滑りやすい場所 → 滑ってしまう

看板を例に具体的に説明していきます。

交通量の多い道路 → 飛び出してしまう

交通量の多い道路 → 飛び出してしまう

川や海、湖などの水辺 → 溺れてしまう

川や海、湖などの水辺 → 溺れてしまう
(2006年以前 北海道にて撮影)

エレベーターや電車など手を挟むドア → 手を挟んでしまう

エレベーターや電車など手を挟むドア → 手を挟んでしまう(2006年以前 北海道にて撮影)
(2013年7月札幌にて撮影)

電車が来る線路 → 線路に入ってしまう

電車が来る線路 → 線路に入ってしまう(2014年5月八雲町にて撮影)
(2014年5月八雲町にて撮影)

工事現場など立ち入り禁止の場所 → 工事現場に入ってしまう

工事現場など立ち入り禁止の場所 → 工事現場に入ってしまう(2009年5月神奈川県横浜市中区伊勢佐木町にて撮影)
(2009年5月神奈川県横浜市中区伊勢佐木町にて撮影)

滑りやすい場所 → 滑ってしまう

滑りやすい場所 → 滑ってしまう (2009年3月札幌にて撮影)
(2009年3月札幌にて撮影)

……のように、ドジっ子は看板の中で、率先して危険な目に合ってしまいます。

ではなぜドジっ子は危険な目に合うのでしょうか? 危険な目に合ってしまうのでしょうか?

ドジっ子がドジに合うのは僕たち、私たちを事故から守ってくれるためです。。悪い大人が子供をイジメているわけではありません。

そのような守り神・守護神的な意味については下記記事に詳しく書きましたので、ぜひご覧ください。

ドジっ子看板とは僕たちの守護神

ドジっ子看板=飛び出し坊や・飛び出し注意看板??

「ドジっ子看板って、飛び出し坊やとかの飛び出し注意看板のことですよね?」という質問をよく受けます。

この質問に対する答えは「ほぼ、はい、そうです」ですが、少し補足があります。≒(ニアリーイコール)ではありますが、=(イコール)ではありません。

飛び出し注意看板の一種類が、飛び出し坊や。ドジっ子看板は飛び出し注意看板を含む、あらゆるドジっ子が登場する看板をドジっ子看板と説明しています。

……と、文章だとわかりづらいので、図にまとめてみました。

図でわかる「飛び出し坊や」と「飛び出し注意看板」と「ドジっ子看板」の違い

。「飛び出し坊や」と「飛び出し注意看板」と「ドジっ子看板」の違い

一つ一つを詳解していきます。

飛び出し坊や

「飛び出し坊や」は日本で最も有名な飛び出し注意看板。1973年6月に滋賀県で誕生しました。世間に名前を広めたのは、みうらじゅん。滋賀県では琵琶湖一周に飛び出し坊やがあるようです。東北〜九州に流通しています。北海道には、ほとんどありません。

飛び出し坊や  (2018年10月 京都・出町柳にて撮影)
(2018年10月 京都・出町柳にて撮影)

ちなみにこの飛び出し坊やは「とび太くん」という名前があり、グッズになったり、付箋になったり、ガチャで登場するなど、キャラクターとして人気になっています。

飛び出し坊やには、さまざまな派生パターンがあるのも特徴です。驚くほどさまざまな飛び出し坊やがいます。

鬼の飛び出し坊や(2019年 滋賀県にて。松原彩花さん提供)
(2019年 滋賀県にて。松原彩花さん提供)

飛び出し注意看板

飛び出し注意看板は、「飛び出し坊や」を含む、注意を伝える看板です。飛び出しているのは主に子供。1960年代、日本が「交通戦争」状態になった時に子供とお年寄りの交通事故を減らそうという目的で作られました。元々はただの長方形の看板であった飛び出し注意看板が、インパクトを残すためにくり抜き作ったのが「飛び出し坊や」だと思われます。

(2014年4月 北海道札幌市中央区にて撮影)

飛び出し看板は「何らかの目的を持って飛び出す子供」と、「顔のある車」という構図が多くなっています。子供の目的としては、サッカーボールを追いかけることが多くなっています。(詳細はドジっ子図鑑をご覧ください)

ドジっ子看板

ドジっ子看板は、飛び出し注意看板を含む、あらゆるドジっ子がいる看板です。

登場している人間は主に子供。子供のドジは飛び出すだけではなく、足元が滑ったり、危ないところに入ったり、線路に入ったり、川に飛び込んだり、エレベーターのドアに指を挟めたり……など、さまざまなドジをします。

これらの総称がなかったため、提唱したのがドジっ子看板です。そのため、ドジっ子看板は正式名称ではなく、Wikipediaにも項目はありません(どなたか作っていただければ嬉しいです👦🏻🙏🏻

ちなみにドジっ子看板をデザインしている方に話を伺ったところ、これらの看板の正式名称は「啓蒙標識」というらしいです。

改めて図を再掲。「飛び出し坊や」と「飛び出し注意看板」と「ドジっ子看板」の違いはわかりましたでしょうか。

。「飛び出し坊や」と「飛び出し注意看板」と「ドジっ子看板」の違い

今回紹介した以外にも、「もっとドジっ子看板を観たい!」と思った方はTwitterの@dozicollection、またはドジっ子図鑑をご覧ください!

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