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あれから1年・・・

ロシア(というかプーチン政権)によるウクライナ侵攻から1年が経った。

21世紀にもなって、先進国同士で争いが起きるとは思ってもみなかったし、大国 vs小国による争いがこんなに長引くとも思わなかったし、国連も他の常任理事国もこんなに役立たずとも思わなかった。

ホント予想外なことばかり。

侵攻前、愛知にウクライナ人は137人しかいなかった。そのうち、僕が出会ったことがあるのは、お一人だけ。
侵攻後、避難民家族の受け入れが徐々に進み、今や100人近くにもなっている。

微力ながらできることをやってはいるけれど、正直、時間が経つほどに “焼石に水”な感じがしていて、もっと根本的な支援の枠組みができないものかと悶々としている。

有志で立ち上げた「あいち・なごやウクライナ避難民支援シェネットワーク(通称、ボルシチネット)」には、これまでに、信じられないくらいの方々から支援や協力をいただいている。これにはホント、感謝してもしきれない。
おそらくウクライナとは何のつながりもなかった方々が、報道を見て、自分にできることがあればとご連絡くださっている。

その一方で、やはり僕たちが考えないといけないのは、彼の国のことや避難者のことだけではないはず。

そう、自分たちのこと。

ぜひ、この記事をご一読いただきたい。

「想像してほしい。ある日突然、どこかの国が日本へ侵攻し、日本の国旗も言葉も、そして日本人として生きた自分の名前も、別の国のものに変わってしまう事態を…。(中略)一国の平和はその国のトップが左右するのだから、日本の若者も将来を担う責任者として、政治に無関心ではいけない。」

彼女が言うように、「あなたたちは大丈夫なの?他人の心配ばかりしてないで、同じことが自分たちの身にも降りかかると思ってみたらどう?」ってこと。

そう、今や、日本だって安全とは言えない。

隣国からミサイルが何度も飛んできたり、いざこざに巻き込まれる可能性も高まってる。


もし、自分が日本から別の国に避難しなきゃいけなくなったとしたら・・・

自分は、どこの国に行くだろうか?

家族は連れて行けるだろうか?

子どもはその国に馴染めるだろうか?

自分を受け入れてくれる国や人はいるだろうか?

せめて、コミュニケーションに必要な英語ぐらいはできているだろうか?

その国で、どんな仕事をするだろうか?

子どもの教育はどうするだろうか?

親の介護はどうするだろうか?

もし、避難先の国に定住するとなると・・・等々

考えてみることはいくらでもある。


ウクライナ情勢を見て、本当に僕たちが考えないといけないことは、自分にどんな「支援」ができるかということよりも、「自分がこの人たちと同じ状況になったら、どうするだろうか?」ということなんじゃないかな。

1年経ってもまだ “支援者ヅラ” してたら、いつか後悔するハメになる。


情けは人のためならず。

他人のフリ見て我がフリなおせ。


なんでもいいけど、とにかく、このことから学ぶことはとっても多いはず。

次の1年は、どんな支援をするかだけでなく、自分たちは何をしておかないといけないかも議論しておきたい。


そんな気持ちをもちつつ、一日も早い停戦・終戦を願うばかりです。

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