見出し画像

withコロナ時代の居酒屋の設計①「工事中の現場で試食会しました」

実験的な設計

 設計士としては正直なところ、 「withコロナ時代での飲食店の設計」は手探りの状況です。
 コロナで繁華街が閑散としている状況を見ると、飲食店に有利な立地のはずが、そうではなくっている光景を見ると、どう設計すればいいのか、とても悩みます。

 従来の「飲食店の勝ちパターン」がコロナの状況では通用しない。

 ならば、工事中にテストマーケティングして、お店の利用者層に直接ヒアリングをして、それを設計に反映させた方が現実的な設計になると考えました。

画像1

質問事項

 まだ工事も始まったばかりなのですが、このタイミングだからこそヒアリングしたいことがあります。

 「個室の利用シーンは?」「貸切なら、どんな使い方したいですか?」「どんな店内なら、コロナの時期でも使いやすいですか?」「晩酌セットという表現を、もっと女性向けに言い直したら?」「女性向けの晩酌セットなら、最後に何が食べたいですか?」

 お酒を飲みながら、お店の広さを実感してもらい、お酒を飲みながら質問していきます。

画像2

コンセプト「働く女性に優しいお店」

 なお吉のコンセプト「働く女性に優しいお店」「女性1人でも気軽に利用できるお店」「呑兵衛女子に優しいお店」、、、そんなコンセプトを考えたときに、やはり男性の私が設計するよりも、お店のメインターゲットである「働いている女性」に意見を聞いて、その意見をもとにみんなで一緒にお店を作っていくことが良いと思っています。

 たくさんの質問に、お酒をの飲みながら楽しくヒアリングできました。

画像3

「チームDIO」というコミュニティのありがたさ

 「工事中の現場で「試食会」と称した飲み会やってみよう!」なんて変な思いつきのアイディアも、「面白そうじゃん」と集まってくれる仲間がいることが、チームDIOというコミュニティの素敵なところだと思っています。

 まだ整理しきれていない質問にも答えてくれたり、不安な心境の時に前向きな言葉をかけてくれる仲間の存在はありがたいです。

 とにかく楽観的な発想してくれるという信頼感はありがたい。素直な意見が一番役に立つので、思ったまま言ってもらえる信頼感。(でも、否定的な意見ではないのでありがたいのです)

 こんな実験的な試食会ができるのは、チームDIOという「コミュニティ」の存在が大きくて、会社と会社の関係だったり、全くの他人同士ではできないことです。

画像4


なお吉さんは、
2021年4月オープン予定です。お楽しみに!

宮城県庁のちょっと北側(北二番丁通り)です


なお吉さんのフェイスブックページはこちら↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?