別居84日目。第1回監護権調停①

 今日は僕が申立てた子の監護権指定と引渡し請求調停が昼からありました。嫁の地元の裁判所まで出向いたのですが、今回の調停も進展はありませんでした。

 受付を済ませて、バカデカい待合室に案内され、事件番号で呼び出されて案内された調停室に入ると40代の女性、60代の紳士、40代の男性がいました。女性と紳士が調停員で男性は調査員という立場の人だそうで、3人共とても物腰が柔らかく丁寧な挨拶をしてくれました。離婚調停の調停員より場数を踏んでいるような余裕というか凄みある印象でした。

 紳士から調停の趣旨を説明された後、嫁側に弁護士がついたことを伝えられました。しかも2人。委任状を見せてもらい、弁護士についての情報を丁寧に教えてくれました。最初からダメ元のつもりでこの調停を申立てたので、嫁側が大金を出してまで、弁護士と契約したことに少し驚きました。仮に僕が連れ去り側なら、日本のルール的には勝ちが決まってるようなものですから、確実に余裕ぶっこいてます。なので逆に何か後ろめたい事があるから弁護士という盾をつけたようにも感じました。音声記録をいくつか持ってるので、それに焦っているのかな?

 弁護士がついたことより驚かされたのが、今日の調停に弁護士も嫁も欠席していたことです。問い詰めたら裁判所側のミスで僕に連絡が行き届いてなかったそうで3人揃って丁寧に詫びてきました。怒鳴り散らしたい気持ちが喉まで込み上げましたが、今はそれを飲み込めるほどの人間になりました。耐え忍んで可哀想な男を演じつづけました。アカデミー賞です。

 そのあと本題に移って、この調停に対する僕の考えや想いを問われましたので、夫婦関係を修復して元どおりの生活を送りたい気持ちですが、嫁側の様子では決着が長引きそうなので、その間は僕が子供を養育する方が子供にとって適切であると考えており、何故適切なのかは事前に提出した陳述書に書いてあるとおりですと答えました。陳述書は嫁側のことをボロカスにゴミ人間であることを書いたので、逆上して子供に飛び火するのが怖かったこともあり、非開示書類にしてあります。僕の意見、演技、陳述書が上手く響いたようで、3人共同情してくれました。

 調査官から調停の方針について提案がありました。円満解決を希望しているなら、監護権指定と引渡し調停はあまりオススメしないとのことで、理由はこの2つの調停は家事案件の中でも、バチバチにお互いをディスりあって子供を取り合う1番イカつい調停らしく、普通は弁護士をつけることが多いそうです。僕的には軽いジャブのつもりだったので素直に勉強不足です。まぁ、ダメ元調停なんで僕は気楽ですが。

②へ続く。

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