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【読書日記①】物語思考(著者:けんすう/幻冬舎)


<言いたいこと>


  • 幸せとは、今(プロセス)が充実している状態であり、自分の理想のキャラを決めて、物語を転がすことで幸福感は増す

  • なりたい状態から、キャラを作り出し、行動し、環境を整えることで、物語を転がしていく


<これいいな、と思った観点>


  • なりたい状態を書いたら、抽象度を上げて、「なんでそうなりたいか」を考える。これが明確になればなるほど、解像度が上がり、鮮明にイメージできる。理想を現実レベルまで落とし込むと、コンフォートゾーン(心理的なストレスがない状態)が動く

  • 自分の理想のキャラクターの作りこみは憧れの人を書いていくことから始まるが、この際にその人がどういう性質を持っているかまでを考える。「なりたい状態→憧れの人」の順番で取り組み、「憧れの人→なりたい状態」の順番で取り組まないのは、頭の枷(無意識のうちに、こうはなれないなと思う気持ち)にハマるから

  • キャラは行動からも生まれる。例えば、優しい人になりたいのであれば、優しい行動をする。人は外面しかわからない。老人をぶん殴る性根が優しい人と、老人をおんぶする性根の腐った人で、どっちが優しく見えるか

  • 人は環境によって左右されるので、理想の環境(理想のキャラがいるコミュニティ)に入るのが大事。注意点として、例えば起業家になりたいのであれば、「企業を目指している人の集まり」に行ってはいけない。実際に起業している人のコミュニティに行く必要がある

  • 行動するときは「アイデアを温めない」。アイデアを温めると、それを大事にしすぎて、試せなくなる。なぜなら、それが駄目であるとわかってしまう可能性があるから

  • もっというと、アイデアそのものには大した価値はない。LINEが出来る前、同じようなアイデアを持つ人はたくさんいたが、成功したのはLINEだけ。アイデアは正しく実行しないと意味がないし、それでも成功するのは稀

  • 自己分析をしても自分のやりたいことが見つからない理由は、「自分というキャラがちゃんとしていない」から。漫画家曰く、「いいキャラクターさえいれば、キャラクター同士が出会ったときに、どんな話をするのか、どんな行動をとるのかが自然に決まる」


<類書>


  • メモの魔力(著者:前田裕二/幻冬舎)。なりたい状態を言語化するために「10年後になりたい状態」を書き出してみようというのがあったけれど、本書をやっていれば一瞬だろう。QAリストがすごく役に立つ、と思う。


  • 杉山愛のウィッシュリスト100(著者:杉山愛/講談社)。これはより優しく書いてあるけど、メッセージは一緒。とにかくなりたい姿を明確化しよう、ウィッシュリストを書こうと。杉山愛さんはプロテニス選手だったけど、引退後何をすべきかわからなくなったときに、取り組み始めたとのこと。


<一言感想>

・とりあえず行動してみました

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