21-22シーズン、ありがとう京都ハンナリーズ
2022年5月8日、京都ハンナリーズは21-22シーズンの最終戦(ホーム)を勝利で締めくくりました。目指してきた「チーム一丸」で、内海選手の引退の花道を飾ることができたんです。
艱難辛苦も多々あった今季(毎季かも)。
なかなか勝てなかったけれど、下を向かないように努め、全員バスケで走り抜けたチーム。心から誇りに思うとともに、感謝の気持ちで今、胸がいっぱいになっています。
そこで、選手のことをひとりひとり、振り返ってみたいと思います。
#1 會田圭佑選手
シーズン初期のハンナリーズTVで、「スピードを見てほしい」と言ってチームメイトに「?」な顔されてたけど…シレっと気配消して素早く動いてる。速そうに見えないけど速い。ヒロインでの「あいたから打った」発言も印象深い。
なお昨季の「ブラックけっけ」はパートナーを得て「プリティけっけ」へ転生か?お誕生日を祝う写真とかでは、たいがいかとぅーさんに何かされたはった^^;
ファン感謝祭で見せてくれたママチャリバトルも微笑ましかった。ほんま、ええキャラけっけさん。
#5 小西聖也選手
特別指定。短いプレイタイムでも、ハートの強さを感じさせる好プレイを何度も見せてくれた。ホームコートデビューではフライングして呼び戻されたり、FT初成功でベンチもブースターも大喜びしたり、初々しさもよき。成長を見守るのが楽しいひとり。
ハンナリーズTVの献血動画で、けんけつちゃんぬいぐるみを抱っこしたり白目むいたりしてるのも貴重なシーン。
ファン感謝祭ではまさかのマイメロディのお衣装でニャリンとダンスし始め・・・よう頑張った。
#7 ジェロウム・ティルマン選手
10月末からゲームに出場した。独特のステップと速いシュートモーションが印象的。デイヴィッドさんやジャスティンさんが怪我などでロッカールームに引っ込むなど、危機になったら神がかり的プレイでチームを助けてくれた。
ウォーミングアップの縄跳びにもビックリしたけど、終盤にはこれでもかと多彩なルーティンを披露。鼻毛チェックまで参加してる。ずっとやりたかったんやね。
ファン感謝祭で「ぐるぐるバット⇒フリースロー」という過酷なミッションにトライ、全てのシュートを決めたのは圧巻やった。
#11 久保田義章選手
今季のハンナリーズの成長を一番印象づけたひとり。努力を積み重ね、ついにスタメン奪取した。勝負を左右するタイミングでのアリウープやリバウンド、タフショットは今季何度見返したか。ワクワクするゲームメイクの片りんはあったけど、加速度つけて磨きがかかってる。チームを背負う選手になってきた。
昨季の石谷パイセンからの教え?を忠実に守ってるのか、チームメイトやスタッフとの絆を感じるシーンは現地観戦の楽しみのひとつ。ハンナリーズの鍵当番サブパーソナリティやお絵描き動画の進行も務めた。やんちゃそうに見えて、気配り目配りできる気持ちのあったかい選手。
なお、先輩がしてくれたことを後輩にしてあげたいと言いつつ、かわいくはないらしいwww
最終戦、ゲーム終了のホイッスルを聞いて・・・万感こみ上げたんかな。観てるこちらも胸がつまった。
#15 内田旦人選手
ケガの影響が最後まで尾を引いたけれど…それでも腐らず、新天地でチームメイトを支えてくれた。早く全快されることを祈ってやまない。シーズン初期、内田選手がおもてなしスタッフさんのことをツイートしてくれたのも嬉しかった。
うっちー対決は内田うっちーで最終確定?こういう動画とかに割と出てくれるのも楽しい。
選手プロデュース弁当は規格外のボリューム、買った人はもとより周囲も度肝抜かれたなぁ。
ファン感謝祭では、手の込んだ小芝居+サザエさんまでしてくれてありがとう!
#21 満田丈太郎選手
ケガ等で出られない時期もあったけど、出たらやっぱりウチのNo.1ディフェンダー。連敗脱出のOTは神がかってた。
今季はプロ初めてのキャプテン業も。社会貢献系やバレンタインの行事にも積極的に出てくれてた。メインパーソナリティを務めるハンナリーズの鍵当番で、「選手タオルをもっと掲げて」と訴えたことがきっかけで?タオルデザインも一新。メチャ掲げる人増えたと思うけど、見たはります?人気あるんすよ、キャプテン。
ハンナリーズではプレイタイムを得られるのが大きいとインタビューで話してたけど、こぢんまりチームならではのしんどさもあるのかな。京都の顔になってほしいな。
最終戦+ファン感謝祭、キャプテンとしてのスピーチが何度もあったけれど・・・すごく全うに、きっちりと締めはった。キャプテンジョーのハンナリーズを応援できて、本当に嬉しかったよ。
#24 秋山皓太選手
今季突入前にインジュアリーリスト入り。
ホームでジャージ姿を拝めたのは12月やったかなぁ。
コートでのユニ姿を見たかった。早く全快しますように。
ゲーム中に選手用のタオルが落ちてるのを何とか伝えたく、ワサワサしてるうちに結果的に秋山選手が拾ってくださった。改めてすみませんでした。
ハンナリーズの鍵当番ではにかむ様子、笑う表情が見られてよかった。
ファン感謝祭でも笑顔を見られてよかった・・・最後バツゲームまで当たっちゃったね。
#25 鈴木達也選手
この小柄な身体に、いったいどれほどの熱意と努力と気配りとやさしさが詰まっているのだろう(あと筋肉も)。
弾丸みたいなドライブ、鮮やかなパス、積み上げるアシスト。連敗止めたゲーム後、ふらふらになってニャリンにもたれてたシーンは今も覚えてる。もはや京都になくてはならない存在。コート外での豪快な笑い声は、聞いてるだけでこちらも気持ちが明るくなる。
なお、お絵描きについては・・・画伯揃いのチームでもかなり突き抜けた存在かも。
最終戦、ゲーム終了の瞬間のガッツポーズを見られて嬉しかった。
#29 細川一輝選手
「シューター」だけじゃなくドライブやアシストの役割も担うように。ケガ人続出の中、毎回出場で重責を果たしてきた。躊躇しちゃうシーンもあったけど、経験を重ねて着実にSTEP UPした一人だと思う。
インタビューの受け答えもどんどん上手になり、昨季の初々しいワカモノから頼もしい若武者に成長。97年組でのお写真ルーティンでは、彼には珍しいドヤ顔も。
なお、屈強なガタイからは想像しづらい、高くか細くかわいらしい声は変わらず。でも必要ならハドルの声かけだってしたはる!
ファン感謝祭でも開始前のアナウンスに、ぐるぐるバットに、大活躍。
最後のバツゲームで苦いはずのお茶をフツーに飲んでて、それはそれで面白かった。
#31 加藤寿一選手
新天地・京都で戸惑いもあっただろうに、美しい3Pシュートやディフェンスで魅せてくれた。ジャッジと選手が話す場面ではきちんとアフターフォローも。
ケガに苦しんだ時期も、チームのためにベンチで出来ることを最大限やってくれた。古巣三河凱旋での歓迎されっぷりが彼の人望を表している。
ブースターさんに対しても、折目正しくさわやかそのもの。
そしてあの美肌の秘訣もシーズン終盤明らかに。
ワカモノたちに少々手荒に懐かれてるのも人望の厚さゆえ…??
ファン感謝祭でも、進行の場繋ぎにつきあってくれたりさすがの気配り。
We have Justin! と言ってくれてたけれど、それだけじゃない。
We have かとぅーさん!!
#32 ジャスティン・ハーパー選手
たぶんBリーグいち、献身的な選手(私の感覚)。
チーム事情でこれでもかと色々やることになったが、全力でやりきる。ストレッチ4の定義は彼が変えちゃうんじゃなかろうか。
だが彼はそれだけじゃない。荷物運びまで自主的にやってる。おもしろルーティンもどんどん増やしてた。激務が続く中で身体が悲鳴あげてても、ケアして出てきて全力で走ってくれた。
どうやったら彼に御恩を返せるのだろう。もう山ほど神戸ビーフ食べさせてあげたい。(それか)
We have Justin. これに尽きる。
ファン感謝祭ではぐるぐるバット+フリースローにいの一番でチャレンジ。バット構えてあやうく違うゲームになりかけたけど・・・初めてのトライ(そりゃそうか)、楽しかった?
#33 内海慎吾選手
昨季に引き続き、ぴよぴよワカモノたちに寄り添い励まし導いてくれた。普段はノート片手にチームを支えるシーンが増えてたけど、ケガ人多数の時はコートに立って引っ張ったMr.ハンナリーズ。
今季は特にルーティンにも積極的に参加。やりたいからとかじゃなく、チームメイトたちがやりたがってるor必要としてるなら喜んで!て感じじゃないかな。御大なんだけど、偉ぶらない。自然と周りが敬う存在。内海さんがいてくれる安心感と内海さんが作り出すハンナリーズのやさしさ温かさは、かけがえない。
だから・・・今季限りで引退というのはとても残念なのだけど、同時に感謝の気持ちは尽きない。次のステージも素晴らしいものになりますように。
なお、ハンナリーズTVで見せる「大人げなさ」は盛り上げるための方便じゃないかと思うねんけど…どんなもんやろか。
最終戦、Tip off前にデイヴィッドさんが内海うっちーさんをギュウっとハグした時から、早くも泣いてました(その後は言わずもがな)。やっぱり、貴方がMr.ハンナリーズ。
#43 永吉佑也選手
身体を絞って?動きのキレが増した今季。インサイドはもちろん、コーナーでの3Pも武器にした。
日本人ビッグマンとして、本当に頼りになる存在。京都に移籍して5季め? 経験を糧に、練習を礎に、よっさんは進化を続けている。プレイはもちろん、人間としても。
なおお絵描きは苦手と言いつつ、ニャリンを描くのはかなり上達した。どうしても某国民的アニメの青いネコ型ロボットに寄せちゃうのはご愛嬌としときましょ。
最終戦後に見せた、情にあついところも素敵!
#50 デイヴィッド・サイモン選手
シーズン当初に不当な体当たりを喰らい、長期の離脱。2度のインジュアリーリスト入りは、いつも身体をきっちり仕上げてくるプロフェッショナルである本人が一番不本意だったと思う。
それでも。
少ない出場ゲームでは相変わらず「ザ・大黒柱」であり、劇的勝利を決めるのはやっぱりこのお方。最終戦も、そうだった。ベンチで3席分くらい使ってコートを睥睨するさまは、やっぱり京都の守り神。
ルーティンとかあんまりしなさそうだけど、よしあきくんとサラッとした指ルーティンしてるのがお父ちゃんぽくて好き。というか、ワカモノや元チームメイトに向ける言動のあたたかさに、彼の魅力が溢れている。
最終戦の勝利インタビュー後、内海選手とがっちり交わしたハグ。これまた涙無くして観られなかったよ。
ファン感謝祭でも順位発表前に立ち上がってガッツポーズしたり、「Faster!」を日本語で何ていうのか聞いて「ハヤク!」てヤジったり、お茶目なパパデイヴィッドをたくさん見られた。嬉しかったなぁ。
#56小室昴大選手
特別指定選手。小西選手とふたり、プレイタイムは少なかったものの元気いっぱいのプレイは観るものにも元気をくれた気がする。もちろん彼も、成長を見守るのが楽しみなひとり。
相手の外国籍選手の上からシュート狙ったり、PGをラインぎわまで追い詰めたり、見応えあるシーンも幾つもあった。インタビューとかでは、自分の仕事であるバスケに対してとても真摯な姿勢が見えたりした。
ベンチやオフシーンでは、ひょうきん/人懐っこい言動でセンパイ方から可愛がられてたんちゃうかな。出られない選手のユニフォームをコニタンと二人で着て入場したり、あったかいシーンもいっぱいあったね。
ファン感謝祭でも、コニタンと二人で大活躍^^
でもジェスチャークイズでの活躍は、頭の回転の速さも垣間見えた。来季も思いっきりコートで暴れてね!
【そして短期間でも一緒に戦ってくれた選手達】
ワース・スミス選手
吸い込まれそうな瞳、規格外の手足の長さと身体能力、そして人懐っこいキャラクター。シーズン当初に緊急合流、順応がメチャクチャ早かった。1シーズンに京都、名古屋、A千葉、滋賀と渡り歩き(しかも途中で大きな怪我もした)、来季も楽しみな選手。
マイケル・クレイグ選手
サイズは2mを下回るけれど、パワーと器用さ、広い視野を活かして頑張ってくれた。大きな怪我に見舞われたが、その入院先が村上直アンバサダーと同じで仲良くなってたみたい。今リハビリ中かな。元気な姿をまた見たい選手。
デュサン・ヴィチェンティッチ選手
2月に合流、3月あたまにはハンナリーズでのバスケットライフが終わってしまった。マスク越しのはにかんだ笑顔、とてもチャーミングだったなぁ。プレイをほとんど見られなかったけど、これからが楽しみな選手でもある。
改めてありがとう!そしてまた会えたら嬉しいな
京都ハンナリーズのシーズンは5月8日で終了。これからは、次季に向けた朗報や悲報が順次出てきます。毎度慣れないけれど・・・ハンナリーズに関わってくれた方々みんなに、よき未来がありますように。そしてあらためて、ありがとう!
選手はもちろんですが、チームの皆さん(運営さん含め)、はんなりん、はんニャリン、ホームゲームを支えてくださったスタッフさん、そしてスポンサーの方々、一緒に応援したブースターの皆さんにも心から感謝申し上げます。