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【22-23京都ハンナリーズ】共に登った10月を振り返る

Doirieです。京都のプロバスケットボールチーム(B1)、京都ハンナリーズを応援しています。10月1日の開幕から9ゲームを終え、Bリーグはバイウィークに。ブースターも共に登った開幕からの1ヶ月を、ちょっと振り返ってみました。

9ゲームの結果

4勝5敗、西地区6位で10月を終えています。
なお9ゲームのうちホームが7、アウェイが2。カッコ内は入場者数です。
 10月1・2日HOME
   京都65-92仙台(2902人)
   京都66-65仙台(2317人)
 10月8・9日HOME
   京都66-78FE名古屋(1649人)
   京都58-73FE名古屋(2201人)
 10月15・16日AWAY
   京都69-74三河
   京都76-63三河
 10月22・23日HOME
   京都95-77新潟(2071人)
   京都88-64新潟(2770人)
 10月26日HOME
   京都61-85名古屋DD(1830人)

なかなかツラかった上旬

最初の4ゲームは連続でホーム。珍しくテレビの中継もあった中で、ご覧のとおり70点に届かない結果が続きました。
いい形を作れても最後のシュートが入らないとか、ボールがリングをつるんと舐めて落ちてしまうとか、ボールが手につかずターンオーバーとか、パスのタイミング合わずとか・・・といったシーンがしばしば見られ、連携もまだまだな様子。観る側もガマンの時期が続きそうだなと正直思ったことも。

ただ、ディフェンスは一定機能してるようにも感じましたし、ハマった時のスピード感には昨季までは見られなかった鮮烈な印象がありました。

ガッと登ったかも?な中旬

1勝3敗で迎えたのはアウェイ初戦となる三河戦(ユトフ選手が昨季在籍)。京都から駆け付けたブースターさんも多数、そして京都の社長さんも来られてました。

入口にバーン!三河さんのホームゲームはアウェイブースターもメチャ楽しめます

GAME1は惜敗。でも意外といけてるな、これまでの負け試合の中では一番よかったんちゃうかな・・・と素人目に感じながら、翌日に期待をつなぎます。

凱旋したユトフ選手と語らうタツヲ氏

そして翌日のGAME2。なんとなんと、勝ちました。
TJさんが前日の接触で脳震盪となって帯同すらできないうえ、第1Q早々にCDさんがファウルトラブルというどないすんにゃ状態。それでも、コート上の選手が跳んで走って必死に繋ぎ、古巣相手にユトフさんも鬼神のようなパフォーマンス。後半戻ってきたCDさんは元気いっぱい走りまくり、アリウープもこのゲームあたりからよく決まりだしました。よしあきくんも体重・身長差の著しいガードナー選手をスピードのミスマッチでいなしてバスケットカウントもぎ取ったり、えげつないダブルクラッチシュートを沈めたり、「京都舐めんなー!!!」オーラが出ていたようにも思います。

いやー現地観に行ってよかった。胸アツでした

チームにとっても、自信のつく1勝だったのではないでしょうか。ひょっとしたら、ターニングポイントになる試合なのかもしれません。
アウェイの雰囲気は、公式さんのこちらの動画でどうぞ。ゲームハイライト(バスケットLIVEアングル)とは違うゲーム中のシーンも迫力あります。公式さん、このシリーズ最高です(CDさんコメントのピー音処理も含め)。

やりたいバスケが形になりはじめた下旬

そして迎えた第4節、ホーム新潟戦。新潟は直前にHCが休養されるなど、選手コンディションも含め苦しいチーム状況が伺えました(昨季のウチを思うと全くヒトゴトでない・・・)。京都も、TJロール選手の脳震盪によるインジュアリーリスト入り、それに伴うチリジ・ネパウェ選手の加入(新潟戦2日前に発表)が発表されました。
ただ、それでもGAME DAYはやってきます。
この2戦、京都の隙あらば走る姿勢が全面によい形で出たと思います。1戦目はCDさんが1ゲームで10ダンクを決めB1最多記録を樹立。これは、CDさんが毎回最前線を走っていたからこそ成し得たことでもあるでしょう。10月前半なぜか決めきれなかったシュートも、丁寧にフィニッシュするシーンが見られるようになってきました。

他にも、小西選手やトビン選手、水野選手などなどいいプレイが沢山見られましたよ。この日は仕事で行けなかったのがホンマ残念・・・

そしてGAME2は現地観戦。
コムロンコニタンがTJさんのユニフォームを着て入場するなど、チームの結束を感じられるシーンも見られ嬉しくなります。

No.8がふたり。ゲーム中はベンチにかけてありました

当然相手も対策してきます。
第2Q最後に杉本選手のタフなブザービーターが決まり6点差に詰め寄られました。いやーな予感がします。10月前半、こんな感じから崩れちゃった記憶が・・・
しかし、今回はきっちり立て直せました。終わってみればGAME1以上の点差を付けて勝利。

裏側密着動画でも、ロイHCの第一声が"Professional Basketball."
3週間でここまでよくぞ、と素人目でさえスゴイなと思いました。
(ちなみにこの裏側動画のサムネイル、ちんまり座ったふたりがカワイイ)

さあこれで4勝4敗、5割になりました。チームの連携もよくなってきて、次の相手は名古屋ダイヤモンドドルフィンズ。ここ相手にどこまでできるのか?ロイHCも「テスト」と言ったとおり、力試しです。

初めてのナイトゲームとなった名古屋DD戦。
この日は武豊選手がゲスト。ハーフタイムにプチトークショーが予定されていました。そのハーフタイム前の第2Q、CDさんがアンスポーツマンライクファウル+テクニカルファウルで退場。そこまでしっかり戦えていただけに、動揺が広がったように思います。前半終了時点で20点近く差をつけられてしまいました。
そして第3Q。このままなすすべなくやられるかと思いきや、3連続3P等で猛追。マシューさんもルーズボールを追ってテーブルオフィシャルの機材の上に飛び乗り、最年長選手の熱いプレイに会場からは大きな拍手が。よしあきくんも日本代表選手からスティールかまし、名古屋DDが早々にタイムアウト。一時、7点差まで詰め寄る気迫を見せました。
結局、負けはしましたが「力試し」という意味ではよいタイミングだったのではないでしょうか。

改めて振り返ると、10月初旬のこなれてない戦いぶりを思い起こせば1ヶ月でこんなによくなるものなのかと驚きます。
ロイHCをはじめコーチ陣のサポートもあるでしょうし、選手たち自身が自分たちでも考え、トライし、進化を遂げてきたのだと思います。まさに、ガッツリ登ってる!共に登るのがシンプルに楽しい!

開幕から1ヶ月、ゲーム以外の思い

さてゲームの振り返りはこのあたりにして、ホームやアウェイに行ったいちブースターとしての感想を綴りたいと思います。

運営さんも頑張っている

冒頭の10月の結果に併記したのですが、観客数は土日で平均2300人を超えてます。水曜も武豊さん効果が大きいでしょうが1800人超。これ、昨季はコロナで入場50%規制だったことを割り引いてもやっぱり多い。運営さんが色々工夫を重ね手間暇かけ、人が動いた。もちろん、スポンサー様のご協力もあってのことと思います。
広報さんも、対戦相手の好プレイ動画を先方に提供。Bリーグを盛り上げる同志として懐の深さを見せ、多くの賛同が集まりました。また、昨季ご縁を頂いたTravis Japanの世界デビューお祝いツイートも。ご縁をきちんと繋いでいく姿勢、素晴らしいと思います。
7月1日に体制が変わったばかりで慣れない中、結果を出し続ける運営さんに敬意を表します。

選手グッズぅぅぅ

今季、ショップを2ヵ所(はんニャリングッズとそれ以外)に分けるという斬新なレイアウトで始まりました。しかし、新商品は少なく、鳴り物もなく、選手グッズ(タオルやTシャツ等)もなし。昨季はあったものまでなくなってしまい・・・実はホーム7戦中6戦行ったのに何も買ってません。こんなシーズン初めてです。家にあるニャリンクラップと、昨季買ったオーセンティックユニフォームと、推しのキャプテンジョータオルで凌いでます。
新たにハンナリーズに加入した選手(てか4人以外みんなだ)が活躍したら、その選手のタオル掲げたいですやん。選手別に作ると在庫がリスクになるなら、受注生産でもお願いしたいところです・・・

ないならうちわ作ったけど。このニャリンクラップが破損したらどうすりゃええだ

より愛されるホームゲームのために

ただ、やはり限られたリソースを集客につぎ込んだからか・・・体制が変わって音響などのスタッフさんも代わったのか・・・ホームゲームの演出はあっさり。京都ハンナリーズの誇るオフィシャルチアダンサー・はんなりんの魅力も活かしきれてはいない気がします。もっと彼女たちに盛り上げてもらったらいいやん。アリーナグルメとか紹介してもらってもいいやん。

集客が増えているということは、初めての方も増えている。その方々にとっては、今の形でも充分楽しめているのかもしれない。何かを増やせば、その分コストや手間がかかるのかもしれない。
運営さんも、次月のホームまで約1ヶ月ある中で試行錯誤してくださるのだろうと思います。

共に登るハンナリーズ、これからも乞うご期待!

津での天皇杯(3次敗退)を経て、次のゲームは11月19日のレバンガ北海道戦(AWAY)。
それまでのバイウィーク、選手の皆さんは心身を休めつつ見えた課題のクリアに取り組むことでしょう。
ホームゲームは11月30日のこれまた水曜ナイトゲームです。どんな進化を見せてくれるか、楽しみですね!

10月26日名古屋戦にて。このゲートの写真を撮る人がたくさんいはりました

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