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あえて言おう!ポンコツがAI使ってもポンコツであると #AI活用

以前は『ググれカス』という言葉が流行っておりました。
実はこれは上の句であり、
下の句は、

『は、ググってもカス』

なのです。

『ググレカスは、ググってもカス』  詠み人知らず

普段から自分で調べようともしない人がGoogleを使って検索しようとしても、正しい問い合わせ文言(クエリ)を作成できず、検索結果では欲しい情報を得られない(精度が悪い)という事。

その結果、
「検索したけど分かりませんでした」
なんて言い出す。


似た言葉を追加してみよう

『もともとヤラナイやつは、言ってもヤラナイ』 最近の気分

浅はかな欲(夢)があり、
こんなことやりたい、
こんなふうになりたい、
悩んだ風の人に、

「なら、これとこれやればいいよ!」
といってもやる確率はほぼ皆無です。

アレやってみた?ってあとから聞いても、

『まだです』

という。
まだとは?やらないんだべ?

提案まではしてあげるけど、
なぜそれが必要かを教える義理はねぇ。
そんなものは有料で学んでこい。


『ポンコツがAIを使ってもポンコツ』 令和の理

本題です。

ググれカスより酷い状況を生み出しているのが、
chatGPTをはじめとする生成AI系のチャットボットサービスです。
人がどんどんバカになる。
これは今後どんどん起こりうると思います。

本来は、AIの活用は『鬼に金棒』であるべき。
ジョジョのスタンドであったり
ジェダイのフォースであったり
ルフィの覇気であったりと、
自分の能力の拡張であると思った方がいい。

なので、自分がポンコツであればあまり意味がないどころが持て余す武器になってしまう。

いやいや、レベル1の状態でロト剣手に入れたらそこそこ強くなるだろ!

ってチートをつかったことがあるずるい40代が言うかもしれませんが、
AIって呪われてるようなものですからね。
使い手に依存するのですよ。

なんならデスノートのリュークですよ。
デスノートは6歳未満は使えないルール知ってます?アホが持つとえらいことなるからです。。


****


Google検索であっても、
検索結果が正しい情報であるか、欲しい情報であるかを見極める必要があります。

生成AIが生成するものは、
学習した内容から、あなたが入力した内容をヒントに『予測した』結果であって、事実と異なる場合があります。

それがハルシネーションと言われる

AIがつく嘘

というやつです。

しかしながらほとんどが利用者によるAIとのコミュニケーション不足だと僕は思います。
これは話し手の僕やあなたがポンコツだからです。

AIは超絶とてもスペシャルに賢いのですが、

『考えません』

そして気を遣えないので、
中途半端な問いかけに対して、
それが少ない情報でも
欲しい答えを予測して最大限に応えようとします。

まるで女心がわからず、話を最後まで聞いてくれない彼氏のようだ。

生成AIには言葉と尽くしてあげる必要があります。

言わなくても察してよ!だなんて彼氏や旦那に言っていませんか?
ちゃんと言ってくれなきゃわからない!って奥様や彼女に言っていませんか?

そういうことなのだ(?)

ことば【言葉】 を 尽(つ)くす とは、
相手によりよく伝えようとして、知っている限りのことばを用いる
あるだけのことばを使っていろいろに言う。

例えば、

chatGPTにプログラミングを手伝ってもらうとしましょう。
多くの人が『作ってもらう』と言う意識で使ってしまいます。
けど、プログラミング経験者はchatGPTを使って自分でプログラミングするととらえます。

ポンコツAくんはこう聞きます

『エクセルファイルを取り込んで、記載してある内容をデータベースに登録するプログラムを書いて』

たぶんそれでも出てきます。
正しく動くかは分かりませんが、
この場合あ、Aくんが望んだものが出てきたかどうかを
Aくん本人が確認する術も知識も技量もないことが問題です。

プログラマBさんならこうプロンプトを書きます

『あなたはPythonプログラミングに精通したプログラマです。
これからWindows上で実行するPythonプログラムを作成します。
動作は以下の順になります。
・このプログラムは日に1回の実行を想定しています。
・〇〇というフォルダに存在する最新のエクセルファイルを読み込みます
・読み取った内容を〇〇列の日時をつかってソートした順番で〇〇という配列に代入
・〇〇の配列に入った内容を、postgreSQLの〇〇データベース、〇〇スキーマ、〇〇ユーザー、パスワードは仮にaaaaとして接続し、
インサートする。
・インサート先のテーブルの項目は以下の通り、
****ここにテーブル構造追加****

・読み取るファイルや、フォルダがなかった場合はエラーハンドリングする
・エラーが発生した場合はメールで通知する、メールアドレスは仮にaaa@mail.comとする
・エラーはlogフォルダに当日の日付ごとにlogを出力する

で、ここで出てきたプログラムをサイドchatGPTに読ませて、
問題がないかをチェックと修正をさせる

他にもやりようがあると思いますが、
ちょっとアバウトにお願いしたAくんと、こまかいBくんとで
作業指示としてどちらが分かりやすいか。
という話。

そんなのいわれても、プログラミングがわからない人はどうすればいいのか!とおもうでしょ。
そうなのです。プログラミングがわからないのならあなたの仕事ではないのです。

ここで重要なのは、作れなくてもいいから「しってるわかってる」ところ。
プログラミングできる人は自分が好きなように作る方が楽しいし、それ自体が趣味みたいになりますが、
読めるし考えるのは好きだけど作るのは苦手という方はたっくさんいて、その方達には生成AIは強い味方になってくれると思う。

プログラミングに限りません。
挨拶文を考える。
企画書の提案をしてもらう。
翻訳してもらう。
要約してもらう。

全て同じことです。

その仕事の知識がなければAIを味方につけることができない。
出力された内容が正しいのか、もしくはどう改善すればいいのかわからなくなります。

ということは勉強が必要ですね。
IT技術的に発展してきた時から言われていることですが、
仕事を知らなければ改善ができないのです。

ITもAIも道具。
使いこなせる人になろう。

おすすめの本を紹介します。
ChatGPT時代の文系AI人材になる―AIを操る7つのチカラ Kindle版

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