怒濤の入試漢字【書き取り1734問】(51~100)

1 怒濤の入試漢字51~100

51 交通機関のストップのためダイタイバスを運行する。
52 儀式はゲンシュクな雰囲気の中執り行われた。
53 車のコショウで大幅に遅刻してしまった。
54 彼は社内においては交渉能力の高さでチョウホウがられている。
55 最新の建築理論をグゲンしたビル。
56 トウヒョウ率を上げるためのさまざまな施策。
57 その国はフクシ国家を標榜(ひょうぼう)している。
58 被告に執行ユウヨつきの判決が言い渡された。
59 この恩はショウガイ忘れることはないだろう。
60 新しい小説のシッピツに取り掛かる。
61 鉄鋼業はその国キカン産業である。
62 二つの案をヒカク検討する。
63 臓器のテキシュツ手術を試みる。
64 古い考え方にコシュウするのは生産的でない。
65 彼の読書感想文はシュウイツの出来だった。
66 世間からカクゼツした生き方を志す。
67 ヒョウジュン的なレベルの問題を中心に演習する。
68 来春の刊行を目指しエイイ編集を進めている。
69 彼のサクイ的な振る舞いは透けて見える。
70 友人を思ってコイに将棋で負けた。
71 その事実が事の真相をユウベンに物語っている。
72 フンソウを当事者間で解決する。
73 それは事実の一ソクメンに過ぎない。
74 その評論家は現代政治の諸問題をガイタンした。
75 ようやくシュウショク先が決まって安堵した。
76 ヘンシュウ者と連絡を取って出版に備える。
77 キカイな現象に遭遇して戦慄(せんりつ)する。
78 政府は経済セイサイの検討に入った。
79 新しい法律のシュウチ徹底に努める。
80 休みなしに働いてすっかりヒヘイする。
81 出かける際にはセジョウを忘れないこと。
82 師伝来のオウギの修得につとめる。
83 彼のソンダイな態度に同僚たちは憤りを覚えた。
84 カンカツ外の事案として事件を無視する警察。
85 過去の歴史をカエリみる。
86 彼女はクジュウの色を浮かべて決断を下した。
87 毎年コウレイの行事を見直す動きが出て来た。
88 それは彼との不思議なエンを感じさせる出来事だった。
89 ヒキンな例を持ち出して説明を試みる。
90 雨のために体力のショウモウが激しいランナー。
91 彼の決断はダトウ性を欠くと非難された。
92 彼女はその知らせにすっかりラクタンした。
93 一方的にコヨウ契約を解除された。
94 今後の身の振り方についてシアンを巡らす。
95 寒さもジョジョに和(やわ)らいでいった。
96 ハンザツな計算を強いられる数学の問題。
97 製造工程の欠点をホカンする機械を導入した。
98 その政党は若い候補者を次々とヨウリツした。
99 ショウソウ感に駆られて軽率な行動をしてしまった。
100 犯罪の増加を受けてカメラによるカンシを強化した。

2 補足解説

2-1 疲弊

」を「」と混同する受験生がたくさんいるよ。

」=①よくない。害になる。「弊害」「旧弊」「病弊」/②つかれる。たおれる。「疲弊」/③自分をへりくだる。「弊社」

」=①かね。ぜに。「貨幣」「紙幣」「造幣」

という原義をしっかり押さえておこうね。
むかし私は〈お金は巾着に入れていたはずだからお金に関する言葉は「幣」〉と覚えましたよ。参考にしてみてね。

2-2 顧みる・省みる

 まずは、原義と関連する熟語をしっかり押さえよう。

」=①振りむいて見る。「一顧だにしない(振り返ってちょっと見ることさえしない)」/②思い巡らす。心にかける。気を遣う。「回顧」「顧慮」/③目をかける。ひいきする。「顧客」「愛顧」「恩顧」

」=①振り返り考える。回想する。「内省」「自省」「反省」「猛省」/②訪問する。「帰省」/③はぶく。「省略」/④行政機関。「省庁」

 次に、訓読みで「かえり・みる」と読むときの意味の違いは、

顧みる」=自分のこと、他者のこと、過去、物事などをふりかえる。「過去の歴史を顧みる」「人のことなど顧みる余裕はない」「危険も顧みず救出に向かう」「家庭を顧みずギャンブルばかりする男」「背後を顧みる」「健康も顧みず酒ばかり飲む」

省みる」=自分の行いや自分の過去を振り返る。「昨日の会議での自分の発言を省みる」「先輩の失敗談を聞いて、我が身を省みた」「彼は己の行い省みて恥じるところがない」

「省みる」が自分自身のことについて振り返るものであるのに対し、「顧みる」は振り返る対象は他者や過去などさまざまな事柄になるよ。

2-3 苦渋・苦汁

「苦渋」と「苦汁」はほぼ同じ意味合いで使われるので、受験対策としては後続する言葉とのつながりと一緒に覚えてしまおう。

①苦渋を味わう
②苦渋に満ちた表情
③苦渋の色を浮かべる
④苦渋に顔が歪む

⑤苦汁をなめる
⑥苦汁を喫する ※「喫する」は〈口に入れる〉という意味。
⑦苦汁を飲む
⑧苦汁の日々

なめたり飲んだりする=「苦汁」(⑤・⑥・⑦)
苦くて渋い味を「味わう」=苦渋(①)

と覚えておくと半分は覚えられます。残りの②・③・④・⑧は丸暗記(若いからできるよね?笑)。

今回の解答はこちら↓からどうぞ。




 

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