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みんなの公民館ができるまで①「ユースセンターではなく『公民館』と名乗る理由」

今年の秋頃の開館を目標に「みんなの公民館まる」を準備しています。「みんなの公民館ができるまで」シリーズでは、複数回に分けて、みんなの公民館まるの開館までの裏側を書いていきたいと思います。

開館に向けての思いや背景はこちらの記事をご覧ください。

こんな風に裏側を書き残していくのは、みんなの公民館モデルをオープンにし、多くの地域に同じモデルが広がっていけばという思いからです。

パート1となるこの記事では、みんなの公民館まるが目指しているコンセプトやビジネスモデルを検討するにあたっての議論の過程について書いていきたいと思います。


シニア世代中心の公民館からの転換

みんなの公民館まるが取り組むことを一言で表すと、「シニア世代中心の公民館を、ユース世代中心に再構築していく」ことです。

みなさんのお住まいのほとんどのまちには、公民館があると思います。最近は公民館を地域交流センターなどに名称変更する地域も多いですが、もともとは公民館だったはずです。

その意味で、多くの方にとって馴染みやすい公民館ではありますが、みなさんはどんな印象をお持ちでしょうか?

「おじいちゃん、おばあちゃんの教室をやっている場所」(中学生)
「投票にいくところ」(30代)
「よく自習をしにいくけど、友達はあんまり来ない」(小学生)

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