The Suicide of Rachel Fosterのネタバレ


!ネタバレ感想!

プレイ済みの前提で書きます

◇簡単な感想・概要

 映像が綺麗で、雰囲気ホラーだが、ストーリーはガバ。あとすごく酔う

 ストーリーがガバガバすぎてなんで?!ってなったので、「こう考えればなんとか辻褄は会うか」というのを最後に載せます。製作陣そこまで考えてないよって言われたらそれはそう。

◇よくないところ

・酔う
・容赦なく酔う
・移動の速度が遅い+歩く時の上下揺れのせい? とにかく酔う
・酔いすぎて二回中断した
・ヒントはある、が、親切とまではいかない 途中一回詰んだ
 (懐中電灯が見つからなくて…)
・1階とか2階とかがイギリス式なので、感覚的にここは2階だろ! と思うところが1階なので混乱する(まあこれは慣れる)

◇楽しいところ

・「ホテルの中」に限られているからか、映像が綺麗
 本当に「古いホテルの中にいる」という感じがする。
 営業している時に来たかったな…。

◇ネタバレストーリーまとめ

・ここは備忘です
・10年前、ホテル経営者の父親が自分と同い年の少女と浮気して、少女が妊娠した末自殺してしまったため、父母が離婚したという経歴の持ち主である主人公。離婚後も父親は一人でホテルを経営していたようだが会ってはおらず、母親と暮らしていた。しかし、父親と母親が相次いで死んだだめ、ホテルを売却するために、10年ぶりにホテルを訪れる。しかし、嵐のせいで出られなくなってしまう。
 閉じ込められた主人公を心配してくれるレスキューの男と話しながら、生きるためにお湯を沸かしたり、ご飯を手に入れたりする中、不可解な出来事がいくつか起き、「10年前に死んだ少女は本当は生きているのでは」と疑うようになる。
 「レスキューの男は、主人公が出て行ったあとの父親と交流がある(物資届けたり)」「主人公が出て行った後のホテル経営は思わしくなく、肝試し会場みたいになっていた」「主人公が父親と10年間あわなかったのは、父親からの連絡がなかったから」「ホテル経営の実務は母親が担っていた」「父親は天文学者でユーモアがあるタイプ、少女の父親は牧師でめちゃくちゃ厳格」「少女は失読症で、同級生に莫迦にされているが、ピアノを弾くのがとてもうまく、美しい」とかそういう情報がちらほら探索の中で出てくる
 結局少女は本当に死んでおり、レスキューの男は、実は少女の弟だった。姉の死が自殺ではないのではないか? と思った男が、真相を知るために主人公をホテルに閉じ込め、探偵みたいなことをさせていたのだ。少女は自殺ではなく、主人公の母に殺されたのである。気が済んだので俺は自殺するね、とレスキューの男はいい、主人公は「ホテル売るの、やめよう」と思う。

◇わからんところ(一部)

①クレア(主人公母)の車の鍵、どうして屋根裏にあった…?
 (→離婚した時、手元に持って行ったのではなかったか? 殺人の証拠である毛布を、10年間ずっとホテルに放置してたってこと? 母親の胆力半端なさすぎない?)
②クレア(主人公母)が事件の日に「中二階の部屋を締めておいて」と言ったのはいいが、それで見つかるのが当日の事件再現みたいなのは何で…?
 (状況的に、あのマネキンを準備したのはアーヴィン?と思うが…。クレアはなんで主人公に「中二階の部屋をしめておいて」と言ったのか…?)
③地下の倉庫(10年前の段階では、クリスマスの飾りをいれておくための倉庫だったはず。換気口の話を聞くと、誰かが倉庫で作業していた時に屋根裏でセッしてる父親と少女の声が聞こえてきて浮気に気づいたと思うが…)が、子供部屋仕様になっていたのは何故? 誰のため?
④これは野暮だとは思うが、10年前にあんなに毛布に染み込んだ地、洗ったところであんなに水が赤く…なるか…? そもそも車の中も布の血が染み込んで赤くなるのでは……?
⑤アーヴィングが本当にやりたかったことがわからない
 一応、真実が知りたかった…確信が得たかった…?みたいなことを言っていた気がするが、あのマネキンの部屋を準備していた段階で……。
 
他、あまりにも多い 多い……。

◇ストーリーに辻褄を求めた結果まとめ

 A「ニコールは、父親のことを愛しており、父親と肉体関係を持っていて自分よりも愛されているレイチェルのことを憎んでいた
  (=本人も憎かったということは認めている、吹雪の中の夢の中では父親に「愛している」と叫んでいる、ホテルに帰ってこなかったのは父親に呼ばれなかったからであり、逆に言えば呼ばれたら帰ってくるつもりだったのかもしれない。その時、自分が母親の代わりになれるように、母親と同じ技能である経営学を学んでさえいる)
 B「レイチェルを殺害したのは、本当はニコール
 C「ニコールは夢遊病者であり、記憶障害が起きる
 上記A~Cを仮定として見た時、実際に起きたことはこう

 ①ニコール、忙しい母親よりも、構ってくれる父親のことが大好き。
愛している。ボーイフレンドはいるが、それ以上に父親のことが大好き。美しく、完璧で、ピアノが弾けるレイチェルのことに、ニコールは嫉妬している。(ところどころの独白や、吹雪の中でのイマージナリー父親との会話)

 ②レナード、レイチェルと恋愛関係に。
レイチェルは自分のコンプレックスをなくす努力を一緒にしてくれて、優しくてユーモアがあり自分を支配しようとするのではなく守ってくれようとするレナードのことが好きになってしまっている。二人は屋根裏で愛を育む。

 ③10年前の12/20、屋根裏でレナードとレイチェルが愛を育む声を、倉庫で「なぞなぞを解いた」当時のニコールが聞いてしまう。聞いている内容は、吹雪の中で父親が囁いていた言葉。「愛している、レイチェル」。
(倉庫の「なぞなぞ」について、ニコールは「自分は何故知っているのか」と戸惑いますが、それは、この時聞いたこと(自分の愛する父親と、自分がコンプレックスを抱いている少女のセックス)がショックすぎて、この前後の記憶が全部飛んでいるから)

 ④ニコール、聞いてしまったことを、クレアに打ち明ける。
  クレア、自分の夫と女子高生の不適切な関係に気づくが、ここでは妊娠までしているとは思わず、「そういうことはやめろよ」という牽制のつもりで、噂を流す。(新聞記事で、「一週間前に明らかになっていた」とあるので)
 ここでクレア、ニコールが、自分が地下倉庫に入ったこと、そこでレイチェルとレナードの会話を聞いたということを忘れていることにきづく。
(=自分の娘の心の弱さと、それを守るための忘却というシステムに、母親が気づく)
(わかりづらいですが、ニコールがクレアに教えてくれたことなのに、クレアが他人にそれを話すと、「お母さん、それ本当? まさかレイチェルとパパが…どうしてお母さんはそれを知っているの?」みたいなことをいったのでは? と言うことを言っています)
 (クレアがニコールの記憶障害・夢遊病に気づくとしたらこのタイミングかな?と思うので…)
 (あるいは、③でニコールが聞いてしまった瞬間、クレアや他の第三者もその場にいた、ということも考えられます。こっちの方が自然かな…)

 ⑤10年前の12/27、ニコールがレイチェルを中二階のあのマネキンの部屋に呼び出す。
 レイチェル、素直に「あなたの父親の子がお腹の中にいる」「私たちは愛し合っている、誰よりも」と告白。その場でニコールは、アイスホッケーの道具でレイチェルを殴り殺す。このときの衝撃で、中二階の部屋に、レイチェルの矯正要具が上下ともに落ちる。

 ⑥クレアが物音に気付いて中二階の部屋をのぞき込む。
マネキンで再現されている通りの光景を見る。クレア、「すごい形相(ニコールの記憶通り)」で返り血をちょと浴びたニコールを見るが、ニコールが夢遊病真っただ中であることに気づき、「扉を閉めてこちらにいらっしゃい(ニコールの記憶に残っているのはこの言葉)」と言う。ニコール、それに従う。クレア、ニコールからホッケーの道具を受け取る。

 ⑦ニコールは夢うつつ状態であまり記憶が定かではないことを知ったクレア、「ニコールのためにこの殺人を隠ぺいする」ことを決める。

 ⑧ニコールの意識がふわふわしているので、とりあえずホッケーの道具を洗い(「ホッケーの道具は洗ったわよ」とクレアが言っている)クレアの車にレイチェルの遺体を積み、自殺したように見せかけて遺棄する。(ここは本編の表現通り)

 ⑨レナード、中二階の惨状等から、起きたことを知る。
 クレアと言い争いになるが、あくまでも「ニコールを守る」というクレアの意志は固かった。このままこのホテルに暮らしていたら、いつか、ニコールが「自分がレイチェルを殺した」ということを思い出すかもしれない。そう思って、直ぐにホテルを出る。レナードは自分が撒いた種(レイチェルとの不倫)であるため、それをとめられず、二人の告発もしなかった。

 ⑩成長したアーヴィンが、レナードに接触。
  豊富な電子工学の知識で、ホテルに色々な細工をしておばけホテルに仕立てあげる(テレビのクルーがみた光、映像の乱れなど)
  また、同時に、孤独でおかしくなりはじめているレナードに取り入り、オカルトの知識などを植え付け、レイチェルの霊が降臨したように見せて、信頼を得る。
 (例:地下倉庫を、アーヴィン自身の部屋に近づけるように改装。これは、「アーヴィン&レイチェルの家と同じ部屋を、ホテル内につくることで、レイチェルの霊を呼び寄せる!とかなんとかいうため。アーヴィンの生活拠点としても作らせた。また、女みたいな声と会話していた、というのもアーヴィンの裏声)
  レナードに「レイチェルの霊と再会したくないのか」といって焚きつけるアーヴィンの目的は、「レイチェルの死の真相を知る」ことである。最初は、レナードがレイチェルを殺害したのか? と思って、レイチェルの霊を呼び寄せるという名目でレナードを懺悔させられないか? と思ったアーヴィンだが、レナードは自分は殺していない、と主張。
  さらに時間が過ぎて、アーヴィン、血に濡れたホッケーのスティックを発見。これが凶器だといってレナードをといつめるが、「何があったとしても、レイチェルが死んだのは、自分のせいだ。自分が死ぬから、許してほしい」といって(ニコールをかばって)自殺する。

 ⑪レナードの死後、アーヴィン、ニコールの知らない場所で、クレアに接触。
  レナードの本当の遺言をクレアに伝えたところ、病気で余命いくばくもない彼女から、アーヴィンは真相を聞く。
  だが、同時にクレアは、「ニコールがあなたの姉の命を奪ったことは事実だが、私が代わりに死ぬから許してほしい」というようなことを言う。
  アーヴィン、レナードとクレアが二人そろってニコールをかばって死のうとするので、絆される。
  (真実を知りたい、と思っているが、姉に囚われて生きるのもよくない、と思い始めているころでもある)
  絆されてくれたアーヴィンに、クレアは、ニコールがいずれ「自分がレイチェルを殺した」ということを思い出してしまうのではないか? ということが不安だ、ということを相談する。
 クレアが死んで、ホテルを売却しなければならなくなったら、ニコールは少しの時間かもしれないが、ホテルに行かなければならなくなる。その時に自分の殺人の記憶を思い出してしまうのではないか? 
  だったらいっそ、ニコールの中では、ニコールではなく自分(クレア)がレイチェルを殺した、というストーリーをつくれないか? ということをアーヴィンに相談。そうすれば、少なくともニコールは殺人者として生きていかなくてよくなるから。
  クレア、上記のストーリーをつくることに、アーヴィンが協力してくれれば、報酬として、ホテルの売却費はレイチェルの遺族(=アーヴィン)に行くように遺言書を書く、という。
  アーヴィン、クレアの申し出を受ける。

 ⑫本編前の準備。
  アーヴィンがクレアの車の鍵を持っていたのは、あらかじめクレアと接触し、受け取っていたら。効果的なタイミングで、クレアの車の中からレイチェルの遺品が見つかるようにするため。
  中二階のマネキンは、ニコールに「ニコール自身がレイチェルを殺したシーンを再現したところを見せた」後で、「それは本当はクレアのしたことだった」と思いこませることで、記憶の完璧な改ざんを狙ったから。
 
 ⑬本編後
  アーヴィン、本当は金目当てではない。遺言書の件もどうでもよかった。レイチェルのことを考えて生きてきた人生だったが、ニコールにはそうなってほしくないと本当に思っている。ニコールとのやり取りの中でもそう思った。そのため、改ざんされたストーリーがニコールに伝わったことを確認すると、本当に自殺する。
  クレアやアーヴィンの中では、ニコールは強い女性なので、「レイチェルを殺したのは、自分である」という記憶さえうまく改ざんされてしまえば(=レイチェルを殺したのはクレアである、と言う風に)いきいき生きてくれるはず、と思っていたが、実際はニコールのメンタルは弱いので、ああいう風になった。

 こうかな・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・と思いました!!!! と言うかこう思わんとな~にもかもわからん わからんゲームでした あとすごく酔った  

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