2020年6月30日にまたここで会おうを読んで。
私は瀧本哲史さんの講義を受けたことはない。偶然、再集結をうながす投稿を目にし、その足で書店でタイトルの本を手にした。以前、『僕は君たちに武器を配りたい』を買ったことがある。講義を受けたことが無い人でも投稿可能と知ったので、今回、初めてnoteで投稿してみた。
私は世間の定義上は起業家と呼ばれている。起業をしたのが25歳11か月、もうすぐで45歳になる。若者と呼ばれた時代に”小さな革命家”を目指して起業した。その時の旗印が『若者が世の中の在り方を変える』だった。
瀧本さんの様なメンターを見つけることもなくスタートを切ってしまった。世の中を小さく変えることよりも、当初の志を忘れて、野心や野望に負けてしまった。反省を込めて、一度しかない命をどう事業に生かしていこうか悩んでいた矢先に運命の様にこの本に巡り合うことが出来た。まさに天の配剤とはこのことだろう。
45歳になる僕が今更、この本を手に取って何が出来るのだろう。何が変わるのだろうと一瞬、購入を躊躇したのだが、瀧本さんに導かれる気がして購入をした。そこから一気に読了をした。
日本を変えるには小さなアクション、そして若者のアクションが必要であり、小さな革命が必要だと講義の中で何度も喝破されていたが、起業したての自分の気持ち・使命もまさに革命家そのものだった。情熱や小さな革命を支え、続けていくためには正しい動機だけでなく、瀧本さんのようなメンターやそこに集う仲間が必要だと思う。僕はひとりで情熱の火を燃やし続け、世間との違いに燃え尽き、自分から俗物に変わっていってしまったた・・・。
小さくてもよい、一気に何かを成し遂げなくても良い、いつか波が来る時を信じて待てばよい。これは本当に大切なことだ。実際に起業をすると、一気に大きくしろ。波が来なければ違う波に乗れ。大きくなるマーケットを狙えという感じで周りから急かされる。
現在、自分が行ってきた事業は目立たず、斜陽事業だが、将来的には全国にインパクトや小さな革命を起こせるのではないかと勝手に確信している。当初、小さく抱いていた志がようやく芽が出た。瀧本さんの講義を本で受け、自分の事業の大切さ、必要性を再認識できたからだ。
是非、この本を手に取られた若者や成人の方、講義や薫陶を受けられた方は、今一度、自分に問いかけて欲しい。自分の一度きりの人生、何に使うのか?