アザトカワイイ
先月リリースされた、日向坂46のアルバム「ひなたざか」に収録される「アザトカワイイ」という曲。
なにやらSNSでは「#アザトカワイイ」が流行っているらしい。
歌番組などでは「かわいい。けどちょっとあざとい。けどやっぱりかわいい。」という風に紹介されていた。
うん。分かるようで分からない。
確かに歌詞にも女の子の「あざとさ」を感じさせる箇所が多い。
「カーディガンの袖口を少しだけ長めにして両手でグーしている」
「下唇かむ癖」
「目が合ってもキョトンとしてそうずっとこっち見てる君のその困り顔」
まだ「あざとさ」と「アザトカワイイ」が結び付かない。
ここで鍵なのは、歌の中の「僕」は女の子に思いを寄せているということだ。
上に挙げた歌詞を自分が好きな女の子がやっていると考えると、確かに「あざとい」は「アザトカワイイ」に昇華される。
「アザトカワイイ」はそんな仕草をしてしまう女の子に恋をするという歌ではあるが、「あざとい」仕草も好きな女の子が取ることで「アザトカワイイ」になってしまうという歌であるとも言えるのではないか。
歌詞を聞いては人それぞれに思いを寄せる相手のことを考えてしまう。
ある意味では究極のラブソングだ。
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