散歩中の柴犬には近づない方が良いのか??
柴犬は近づかない方良いだって!!うちの子はそんなことないわ。ムキ~!!
どこからかそんな声が聞こえてきそうな相談ですが、何を隠そう私も犬種で差別するなんておかしいんじゃないかって思ってましたよ。
今思えばなんてピュアな時代でしょう。
それが警察犬訓練所で修行していたら、あずかり訓練で来る柴犬がもれなくヤベーやつばっかり。
そりゃあ、訓練所だから良い子は来ないとわかっているんですけどね。
その経験から踏まえると、柴犬には近づかない方が無難です。
(全世界の柴犬オーナーごめんなさい!!)
柴犬に限らず和犬(甲斐犬、紀州犬等々)は野生スイッチみたいなものがあって、そのスイッチが入ると目バッキバキで容赦なく噛んできます。
しかもノーモーション噛みしてくる喧嘩慣れしているヤツも来るし、油断は出来ません。
〇咬む動機
咬む原因って色々あるんだけど、主に2つに分けられます。
1恐怖心から、自衛のために咬む。
2自分の意に沿わない(気に入らない)から咬む。
臆病な子は“ウーッ”って唸ったり、まわりに“私は咬みます。だから近づかないで下さい”というアピールをします。
一方で気にくわない理由で咬む子は、、、
足を触ったらガブッ
ケージの食器を取ろうとしたらガブッ
散歩中にガブッ
とにかく自分が気に入らないと感じたら、考えるより先に咬んできます。
よく咬まれたら“痛いっ”と言って、無視してくださいというアドバイスを見かけますが、この先に暴力に訴えるパターンの犬には逆効果です。
「くっくっくっ、オレの力を思い知ったか!この愚民どもがっ!やめてで済んだら、世の中に戦争はないんだよ」
と聞こえてきそうです。
性善説では語れない、柴犬の姿もこの世にはあります。
〇遺伝学上の柴犬の性格
遺伝子レベルで柴犬の気質を調べた論文があり、
その論文によると柴犬は攻撃性に関連する遺伝子が、優位に関連しているという発表がされています。
マジか、、、生れながらの戦士じゃん!Born to be wildじゃん!
そんな感想を禁じ得ないのです。
じゃあ柴犬はもれなく危ないのか?!
本当はそんなこともないんです。
〇性格の個体差が大きい
実際には世紀末覇者のような柴犬ばかりではなく、優しい性格の子もいます。
実は柴犬は性格の個体差が他の犬種に比べて大きく、一概に柴犬の性格を語ることは出来ないんです。
なので、柴犬によっては性格がバラバラです。
さんざん脅かしといて、なんだよって言う話でもあるですが。
性格の振れ幅は大きいのでヤバイやつは本当にヤバイのは事実です。
〇まとめ
柴犬は性格の個体差が大きく、攻撃性の高い遺伝子をもっているため、安易に近づくのはやめましょう。
はい、これが結論です。もし散歩中に見かけても、どんな性格の子かわからないので、様子をみながら接するのが良きです。
あと飼い主さんの「うちの子、全然咬まないんです~」は
「大丈夫!悪いようにしないから」と同じくらい信用出来ません。
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