モロボシダンに恋をした 【リレー企画】 #異文化カルチャーシェア活
チェーンナーさん、noteをご覧の皆さん、こんにちは。
うわの空さんから、バトンを受け取りました、チェーンナーさん企画です。
異文化。語り手さんの豊かさにときめきますね。
わたしの世界を書いてもよろしいのですか。
本当によろしいのですか。
それではお互い、後悔しないっていうことで。
ぎいいっ、扉を開けますよ。
覚悟はよいですか。
あのわたし、実はM78星雲からやってまいりました。
いやそれがね、このリンク先、めっちゃ面白いの。覗いてみてくださいましね。
ここで問題です。
向かって左から順番に、名前を述べよ(2021年度穂音塾夏期講習実力テスト)。答え合わせは、ページの最後にあります。
薬局でもらえるケロちゃん(*)と、キャラメルのおまけとで部屋中を小宇宙にするのが大好きな子供だった。ヒト形お人形というものに全く興味がなくて。お人形用のお家とか家具セットは、全てケロちゃんのために存在していた。
ちなみに。
ケロヨン、は正しくは影絵作家の藤森清治氏が作ったキャラ。栃木県の「とちぎ未来大使」をなさっている(名簿の「文化」に名前があります)。
一方、薬局にいるコーワのカエルさんたち、現世代はケロちゃんコロちゃんと名前がついています。旧世代には、名前がなかったらしいですが、ずっとケロちゃんと呼んできましたもので(*)はそのケロちゃんです。
左から、ケロちゃん、コロちゃん、旧世代のケロちゃん(*)
ごっこ遊びは、空想の基盤。
小説の処女作は、「カエルの楽園に人間がなだれ込んできて、鉄砲でお父さんもお母さんも撃たれてしまった。なんて憎い人間」みたいな感じ。そのまんまの主題歌付き。多分幼稚園から小学校低学年くらい。
そこにウルトラマンシリーズが登場する。
リアルタイムで見たのは「帰ってきたウルトラマン」からで、今でも目を閉じるとツインテールがグドンに食べられそうになっている。
怪獣って妖怪だよね。
妖怪って想像じゃなくて、きっと本当に見たから書いたんだよね、って言った人がいて。それには深く頷いてしまうのであって。
シーモンスとシーゴラスは、今でも元気にしているだろうか。
ケロちゃんによって育まれた空想脳は、もうとめどなく成長するばかり。
特にウルトラセブンが好き。ずば抜けているあの世界観が好き。
そしてモロボシダンに恋をした。
ウルトラマンレオの設定では、モロボシダンは宇宙パトロール隊M A Cの隊長を務めている。彼はもうセブンに変身できない。そしてこともあろうか、途中で怪獣に襲われて宇宙ステーション爆発、M A C全滅。
わたしは嘆き悲しんだ。
なんとかしないと。
モロボシダンが地球へ流れ着いて、お医者さんに助けられて、という続編を書きはじめた。熱心に机に向かう中学生を見て、弟は、姉ちゃん毎日勉強してすごい、と思っていたらしい。両親の足音がすると、教科書や参考書の下に、そっとノートを隠すのであった。
今まで欺いていて済まぬ。
海岸で倒れているモロボシダンを助け起こして、「大変だ。早く医者を呼ばないと。あ、俺が医者だった、ははは」みたいなセリフを入れた。そのぐらいびっくりしてテンパっている感を出したつもりだった。
ところが。
「瞬間にせよ自分の職業を忘れる人なんていない。職業とはそのくらい、人間の多くを形作ってしまうもので、よしんば隠そうとしても滲み出てしまうものだ」という感想を、父はくれたのであった。
空想はどこまでかっ飛んでも構わないが、そこだけは押さえておかないと物語全体が空虚になりかねない、杭のようなものがある、とわたしは理解した。
今なお、これは自分の中での重要なポイントになっている。
み・カミーノさんと、秋谷りんこさんがお書きになった記事は、興奮なしでは読めませんでした。何度も拝見しました。
これぞまさに異文化カルチャーシェア活、です。
「境」「ボーダー」「バリア」「はざま」「入り口」み・カミーノさんも、秋谷りんこさんも、この何れかの表現を用いておいでです。
わたしは村上春樹さんが大好きで、「パラレルワールド」もこれらと同じ匂いのする言葉だと思っていて。そこに、松岡正剛さんが「隠れた次元 hidden dimension」という言葉を使っているのにでくわしたのです。
それがするするすとん、と嵌りました。
ああ、そこにいるのか、ってね。
わたしはここにいるけど、モロボシダンはあそこで、自分の書いている小説の登場人物はあっちで。
いろんな次元が交錯する中で生かされていると思うのでした。
びっくりする人も多いかな、あやしい人みたい、って思いますよね。
自分でもそう思います。
あっ、でもこう見えて一応理系畑です。なんだこの理論展開の無茶苦茶な報告書はっ! 根拠のない空想みたいな文書を書くなっ! と火炎を吐いて暴れる怪獣オツボネドン。
その後のウルトラマンシリーズで、セブンもモロボシダンも、出てくるらしいです。あの時のわたしみたいに、復活させてやる、って思った方がいたんですよね。その夢を叶えたこと、すごいなって思います。
ではでは。
とっても楽しく書けました。ありがとうございました。
バトン、受け取っていただけたら嬉しいお二人です。ぼんやりRADIOさんのお書きになるものは、やはりどこかの次元にあって、そこに時々穴が開いて、互いの登場人物たちが行き来しています。ヒトシさんのお書きになるものは、とにかく圧倒的に豊かな精神の基盤があって、色とか音とか匂いが漂ってきます。
とうぞご無理のない範囲でお願いいたします。
【期間】7月20日(火)まで
【バトンリレー】ルール
1.バトンが回ってきたら、noteを書く。
自分が薦めたいマイカルチャーを記事にする。表現や書き方は自由。
2.noteを書いたら、次にバトンを渡すnoterさんを指名する。
指名するnoterさんの最新の記事を貼る。
3.指名するnoterさんは、最大2名まで。
4.チェーンナーさんの記事を貼る。
5.ハッシュタグ、「異文化カルチャーシェア活」を入れる。
【バトンリレー】の返還について
1.バトンをもらったけどnoteを書きたくないという人は、バトンをチェーンナーさんに返還してください。方法は以下のどちらか。
①「チェーンナーさんに返します」という記事を書いたものに、上記チェーンナーさんの記事を貼って投稿。
②チェーンナーさんの記事のコメント欄で「バトンを返します」と申告 返還すると、チェーンナーさんがオススメのカルチャーを書いて投稿されます。
2.バトンをもらって記事を書いたけど バトンを回すのがいやだという人は、チェーンナーさんにバトンを返してください。その際記事に「チェーンナーさんに返します」と書いていただければ、チェーンナーさんが引き取って、おススメマイカルチャーを書かれます。バトンは遠慮なく返して大丈夫です。
<テストの答え>
ゾフィー、ウルトラマン、ウルトラセブン、帰ってきたウルトラマン(新マン)、ウルトラマンエース、ウルトラマンタロウ、ウルトラの母、ウルトラの父、エレキング、バルタン星人
全問正解の貴方様も、一問もわからなかった貴方様も、今後もご交誼のほど、よろしくお願い申し上げます。
お気持ちありがとうございます。お犬に無添加のオヤツを買ってやります。