ギャン吠えワンコは抱っこで治せ!
・愛犬が来客に吠え続けて会話もできない
・散歩中に他の犬にギャン吠えしながら向かっていく
バツが悪いしうるさいし、ほとほと困って愛犬を抱き上げ、愛犬を対象刺激から遠ざけたり、愛犬の視線を遮ったりする人も多いのではないでしょうか?
結果、
愛犬のギャン吠えは改善されましたか?
愛犬を抱き上げることでギャン吠えが改善せず、プロに相談された方はこう言われたはずです…
「犬が吠えている時に抱っこしたら、味方されてると思って余計に吠えが強くなります。抱っこしてはいけません。」
「犬が吠える前にあなたが先に気づき、オヤツなどで意識をそらして、スルーできたら褒めてあげましょう」
これは理論的に正しい方法です。上記の方法でトレーニングをつめば、時間はかかっても必ずギャン吠えは改善されます。
ですが、
もしあなたがこの方法を一生懸命実践しているにも関わらず、実際は結局吠えられてしまって上手くいかない…
そして、体罰懲罰以外のギャン吠え改善方法を探しているのなら、私の話を聞く価値はあると思います。
ギャン吠えを止めるために、何で抱っこしちゃいけないの?
まず、ギャン吠えしている犬を抱っこすることがなぜダメなのかを理解しましょう。
ギャン吠えの犬を抱っこしてはいけない理由は主に、
正の強化・負の強化・被助長性攻撃・バリアフラストレーション
の4つです。
正の強化とは、ギャン吠えにご褒美を与えることで、結果ギャン吠えを強めてしまうことです。抱っこが愛犬へのご褒美になってしまっている可能性があります。※抱っこ以外での正の強化については今回は説明しません
負の強化とは、愛犬にとって嫌なことが遠ざかることで吠え行動が強まることです。ギャン吠えしている愛犬を抱っこすることで、愛犬を不快刺激から遠ざけ、結果ギャン吠えを強化している可能性があります。
行動が強まる・弱まる原理はこちら
被助長性攻撃とは、味方の応援により攻撃行動や排除行動が強まることです。ドッグトレーナーさんの言う、飼い主さんの抱っこがワンちゃんを応援しっちゃっていると言うのがこのパターンです。
バリアフラストレーションとは、行動を制限されることで自分の意思で対象刺激との距離がとれず、フラストレーションが高まってしまうことです。愛犬を抱っこすることで愛犬の行動を制限してしまい、結果フラストレーションを高めている可能性があります。
これが、ギャン吠えの犬を抱っこしてはいけない理由です。
では、これから私がお話しする愛犬のギャン吠え改善のための方法とは…
愛犬を抱っこするという方法です!
注:この先の方法は、不安や恐怖のギャン吠えに対応するもので、喜びなど興奮の吠えの改善法ではありません。
興奮のギャン吠えの原因はこちら↓
ギャン吠えする子を抱っこしちゃダメだってお話をしたばかりなのに、何言ってるんだと思いますよね?
これからお話しする抱っこは、前述の抱っことは前提が全く違います。
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