雑記:Kurzgesagtの動画投稿日について

※この記事はkurzgesagtへのストーカー精神によって作成されています。

字幕担当表

協力者も現れたことだし、Kurzgesagtの日本語字幕について、製作の進行表を更新していた。

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気まぐれに投稿日も記録していたのだが、いろいろ気になることがでてきた。2021年の12月は3本も投稿されてアップアップだったのだが、2022年の1月はついに1本の投稿もなく終わってしまった。Kurzgesagtの投稿ペースには波があるようだが、何か決まった周期でもあるのだろうか?

また、同月の投稿日を比較してみると、差が7の倍数であることが多い。Kurzgesagtは投稿する曜日を決めているのだろうか?

気になったら調べずにいられないのが性分である。調べてしまった。

①月当たり投稿数

2017年から2021年のKurzgesagt動画の全投稿日をまとめ、月当たり投稿数を集計した。その結果を第1表に示す。

月当たり投稿数

データをみると、1月の投稿が最も少なく、また12月の投稿が最も多かった。また、8月から12月にかけて投稿数が多くなる傾向も認められた。この傾向について、大きな年次間差異は認められず、少なくともここ5年間では一貫しているものと考えられた。

5年間にわたり一貫性が認められることから、これらの特徴には何か合理的な理由があるものと推察される。

12月に投稿数が多い理由について、広告の単価と関わっている可能性がある。年末年始は消費活動が活発化するため、それに合わせて広告を出す企業が増える。それに伴い、広告の単価が上がるというわけだ。おそらく、それがYouTuberとしての収入と連動しているのではないだろうか。

逆に1月の投稿数が少ない理由だが、広告の単価が落ちているのかもしれない。加えて、Kurzgesagtは12/24~1/10を休業日としている。この影響も大きいだろう。

8月以降に投稿数がやや多くなる理由については、少し考えたが有力な仮説が浮かばなかった。

②投稿する曜日

2017年から2021年にかけて、Kurzgesagtが動画を投稿した曜日をまとめ、集計した。その結果を第2表に示す。

投稿曜日

顕著なのが、2018年から2020年にかけての日曜日投稿の多さである。生データをみると、2018/3/18から2020/8/30日までの50回の投稿のうち、実に45回が日曜日の投稿であった。

ただし、この傾向は5年間にわたり安定していたわけではなく、2017年は木曜日を、2021年は火曜日を基本的な投稿日に設定していたようだ。

これらデータから、少なくとも2つのことが指摘できる。

①Kurzgesagtは動画投稿を行う曜日を意識的にコントロールしている。
②ただし、その曜日については木曜日→日曜日→火曜日と推移している。

では、このような投稿ルールを設けている理由はなんだろうか?あまり説得力のある仮説は出せないのだが、まずはYouTube上での収益最大化の観点から見てみよう。

動画の再生数が伸びるのは、金曜日の夜から日曜日にかけてである。まず、2017年は木曜日投稿が主であった。木曜日というと、続く金土日で視聴回数を稼ぐことができるタイミングになる。動画投稿から3-4日程度の再生数が何かしらの指標となっている場合、木曜日に投稿することには合理性があることになる。

その後、2018~2020年にかけては日曜日投稿が主となっている。同じ理屈でいけば、これは投稿日の再生数こそが重要という時期だったのだろうか。

解釈が難しいのが、2021年は火曜日投稿が主となっていることである。これは再生数の最適化という観点では整理ができない。個人的な推察は以下の3点である。

①チャンネル登録者数も膨大なものとなり、投稿の曜日が再生数に及ぼす影響が無視できる程度に小さくなった。
②Kurzgesagtのショップが育ち、再生数に基づく収益の比率が小さくなった。
③火曜日の動画投稿後、週末までに広報チームが活動することで、ショップ収益を最大化することが、収入増において最適となっている。

まあ完全に憶測である。さらに妥当性の高い推察があれば教えてほしい。

③投稿時刻

投稿月、投稿の曜日に法則性があるなら、投稿の時刻はどうだろう。YouTube上では、投稿時刻まではわからないが、TwitterでKurzgesagtが投稿を告知する時刻には規則性があるだろうか。

直近3つの動画の告知ツイートについて、時刻をチェックしてみた。
12/15のツイート12/7のツイート12/1のツイート

告知時刻

あ、完全にルール化されている。動画視聴のホットタイムは、どうやらEU圏に合わせているようだ。2分遅れなのは動画投稿後に各種媒体で順次投稿をしていった結果だろうか。

結論

自分はいったい何をしているのだろう。しかし、何か目にしているものに法則性とかが見つかったりすると、それがなんなのか確認したくなるのである。今回の記事の意義は本当にそれだけだ。

まあ、副産物として、少しは動画投稿のタイミングを予測できるようになったかもしれない。

例えば、2月には1本か2本の投稿が期待されるだろう。そして、2021年の投稿ルールを引き継いでいるなら、投稿は火曜日に行われる可能性が高い。本日も火曜日だが、もう0:02は過ぎてしまっている。

となると、2/8、2/15、2/22はかなり投稿が期待できるかもしれない。