書評:『ミヤザキワールド 宮崎駿の闇と光』
宮崎駿作品はとても好きで、『風の谷のナウシカ』から『千と千尋の神隠し』あたりまでは何度も何度も見てきた。録画をしていても金曜ロードショーで放映していればなぜかリアルタイムで見てしまう。受験生だったとき、リビングのテレビで『天空の城ラピュタ』を流しながら勉強をしていた。内容が頭に入ったかは不明だが、ラピュタのセリフはほとんど暗記していた時期もある。それぐらい好きだった。
しかし、冷静に考えてみると、それぞれの作品をなぜ面白いと思うのだろう。それに、個別の作品に込められたメッセ