見出し画像

ウクライナ料理のレシピ: お祝いサラダ「シュバ」

あっという間に12月です。
ウクライナのクリスマスやお正月はどんな感じかな?
と思いを馳せていただいている方も多いかと思います。

ウクライナではカトリックのクリスマス12/25とウクライナ正教の1/7の両方お祝いするので、年末年始は「クリスマスとお正月が一度にやってくる❗️」みたいな感じです。

昨年はキラキラした街で、幼稚園もクリスマスイベント盛りだくさんで、すごく楽しい時間を過ごしていました。
今年はイルミネーションはないものの、Kyivの街中にはクリスマスツリーが飾られて、スーパーにもクリスマスの飾りが売られているそうです。

2022年12月のKyivのスーパー。ちょっと暗い中で営業中


昨年のクリスマスは家族でクリスマスマーケットに行き、長女は氷の滑り台でそり遊びをしたり、サンタさんのお家に遊びに行きました。
ウクライナに平和が戻ったらぜひ皆様もウクライナに遊びにいらしてくださいね。

2021年12月のKyiv
2021年12月のKyiv


さて、今日はウクライナのお正月(クリスマス)の定番料理のシュバ (Шуба) のレシピをご紹介します。
お正月料理と言われていますが、スーパーのお惣菜コーナーには年中売られていたり、私もシュバが好きで年中食べています。見た目もキレイなので皆様ぜひ作ってみてください!

[材料 4人分]
・玉ねぎ 1/2個
・リンゴ酢 大さじ1
・しめ鯖 お刺身用1パック
 (本来はニシンのオイル漬けですが手に入らないのでしめ鯖で代用します)
・塩 小さじ1/2
・ひまわりオイル 適量
   (オリーブオイルで代用可能)
・ジャガイモ 2個
・にんじん 1本
・ビーツ 1個
・マヨネーズ 大さじ1-2 (お好みで)
・サワークリーム 45g
・ガラスの容器(私はダイソーで買った13cm×4cm×14.9cmのガラスのグラタン皿を使いました。2個分作れます)

[作り方]
① 玉ねぎはみじん切りして保存容器に入れ、お酢をかけて1時間程度(長くなってもOK) 冷蔵庫で休ませる。

② ニシンのオイル漬けの代用品の『しめ鯖の即席オイル漬け』を作る。
・しめ鯖を小さく切り(お刺身用に切られたものを1/3の長さに)、保存容器に入れる。
・塩小さじ半分を加えて全体に馴染ませる。
・しめ鯖が隠れる程度のひまわりオイルを入れて冷蔵庫で1時間程度(長くなってもOK) 休ませる。

③ ビーツ、ジャガイモ、にんじんを皮のまま茹でる。(ビーツは色がすごいのでジャガイモとにんじんと別の鍋で茹でることをお勧めします。大きいビーツの茹で時間は30分くらい)

④ 茹でた野菜の皮を剥き、『にんじんしりしりを作る時に使う』おろし金(以下『しりしりおろし金』)で千切りにする。

しりしりおろし金

⑤ 透明の容器に下から順に層になるように入れていきます。
・玉ねぎ
・ニシンのオイル漬け(小さじ1程度のオイルも回しかけます)
・ジャガイモ
・にんじん
・ビーツ 

一番下が玉ねぎ→その上にニシンのオイル漬け(写真は代用品の「しめ鯖のオイル漬け」)
ニシン(しめ鯖)の上にジャガイモ→にんじん→ビーツの順に重ねる


⑥ マヨネーズとサワークリームを混ぜて、ビーツの上に薄く塗る。
少し冷蔵庫で休ませてからお召し上がりください。(たくさん作って余った分を翌日食べるとすっごく美味しい。)

にんじんの上にビーツ→サワークリーム&マヨネーズ

[備考]
・玉ねぎはお酢に漬けると辛味が和らぎますが、辛味が苦手な方は酢水にさらしたり電子レンジで加熱してください。

・家庭によって野菜の切り方が違います。
義母は角切り派ですが、私はスーパーお惣菜コーナーの真似をして『しりしりおろし金』を使って千切りにしています。(千切りの方がふわふわっと柔らかい食感になります。)

・生のビーツが手に入らない場合は缶詰めや真空パックのビーツでもOKです。
私は今回、近所のスーパーに下処理済みのビーツを見つけたのでこちらを1袋使いました。
缶詰めの薄切りビーツの場合、しりしりおろし金は使えないと思いますが、その場合は包丁で細切りや角切りにすればOKです。

日本のスーパーで見つけたビーツ

・サワークリーム&マヨネーズをうまく塗れない時はビーツと混ぜ合わせてもOKです。(ビーツと混ぜるレシピもよく見かけます)

・サワークリームが苦手な方、手に入らない方はマヨネーズだけでもOKです。

・しめ鯖のオイル漬けした後のオイル勿体無い...ですよね。
グリーンサラダのドレッシングとして使ったり、パンをつけて食べたりしています。

皆さま、ぜひ試してください😊
メリークリスマス!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?