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学生さんたちに捧ぐひと言

子どもの頃の夢ってなんだろう。

ヒトそれぞれの将来像は漠然としていても持っていると思う。Youtuber、サッカー選手、医師、パイロットなどなど。

私の場合は、小学生の頃に「ドライバー」に憧れた。自分の赴くままに各地にヒトやモノを運ぶ。詳細など考えていない単純に想像の将来像だった。次いで、翻訳士、写真家、研究者などに変遷していった。

歳を重ね、ヒトの役に立つ仕事、ヒトを助ける仕事をしたいと考える様になる。そして自分の好きな授業科目を活かせる職種を考える様になった。

得意科目は「国語」「漢文」「数学」「地理」「化学」「生物」「音楽」。定期考査(試験)は試験の為の勉強でしのぎ、それなりの成績を収めていたが、やはり得意科目を勉強するのは楽しいし深く広く知識を重ねたくなる。そして今の仕事(生物化学系職種)に繋がっていった。

私の学生時代は「偏差値偏重」の時代であり、それに内申点などが多大に影響を受けていた時代。かつ、職種に対する期待や押しつけが大人からあるといった感じ。ある種封建的で、反発したい訳ではないが言われた通りにしないと家族からでさえ干されかねないと言う状況であった。自営業だと世襲がきつく、私もそれに巻き込まれそうになった。

自分の夢があるなら、得意科目を活かし、将来的に継続して行ける職種を考えたら良いと思う。学生時代は基礎の積み重ね。基礎(ベース)がしっかりしていないと応用が効かなくなる。教科書知識だけでは必ず立ち行かなくなるし、日々更新し情報を最新にし仕事にフィードバックし続けるのが「仕事」と言うものだ。苦しみながら続けるのはシンドい事であるが、シンドいながらに愉しみを持ち続ける事が出来れば続けていく事が少し楽になる。

また、「こうじゃなきゃいけない」「本来はこうである」「教科書的にはこうな筈」などの論破傾向ではチームとしての仕事遂行は難しくなる。様々なヒトが多数集まって進めるのが仕事なので、柔軟に考えを伝達し円滑に迅速にサービスを提供すると提供相手(お客さん)が満足して固定客になっていく。コミュニケーションスキルも重要になっていく。

双方が納得し金銭の移動が行われるのが経済活動である。ある程度ではあるが、サービスに対する対価の基準は法制化している。提供する側と提供される側には上下関係は無い。時に理不尽を感じる事が出てくるとは思う。その際の「原因」に対し、「対応」を考えていくのも仕事の一つとなっていく。

常に感謝して、常に考えて、常に相手の事を考えて、常に挑戦し続ける。

そして、一つでも上手く行ったら自分を褒める事ができる、そんな将来像を積み重ねられる様に陰ながら応援します。

※写真は北海道札幌市豊平区・羊ケ丘展望台にあるクラーク博士像

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