業務の空いている時間を効率的に活用!動画で実現する隙間時間学習のススメ
人材育成は、どの業界、どの職種においても、経営者の皆さんにとってつきまとう課題だと思います。
日々の通常業務がある中で、社員を企業の即戦力として成長させるためにはどうしたら良いのか。また、会社としての考え方をどのように伝え、学習してもらうことが最善なのか。
実は、隙間時間に”動画”を効果的に活用した研修を実践することで、これらの課題を解決することができます!
しかも、1度作ってしまえば繰り返し使えるコンテンツなので、結果的に社員教育にかける工数も削減できます!
企業の業種、規模に関わらず、社員研修に動画を活用する企業が増えてきています。実際に動画制作を行う弊社でも、教材動画の相談は、ここ数年増え続けているコンテンツです。
動画で実現する”隙間時間"を活用した学習のメリット
動画を使った社内教育には、教える側と教わる側の双方にメリットがあります。
・効率的な学習〜隙間時間を活用!〜
集合研修と違い、受講生を一同に集める必要がないため、教わる側のペースで学習することができます。さらにスマホやタブレットでの視聴を可能にすることで、移動時間や、業務と業務の空いた時間などの”隙間時間”を有効活用し、それぞれの都合に合わせて学習を行うことができます。
また、1度の視聴で理解できなくても、2度3度と学習できるのもメリットです。
・教育担当の業務軽減〜1回作れば繰り返し使える!〜
企業が社内教育を行う際、課題となるのが教える側の負荷です。集合研修にしろ、1on1での教育にしろ、教育担当の負荷は確実に増えます。
動画の場合は一度コンテンツ化しておけば、教える度に同じ内容を繰り返して話す必要がなくなり、教える側の時間的拘束も最小限に抑えることができるので、教育担当の業務はかなり軽減できます。その分、通常業務をこなすことができますよね。
・質の均一化〜教える人依存が解消します〜
動画の場合、教える担当者によって研修内容に差が出てしまうという、属人的な課題を解決できます。
また、教わる側は、一度動画で学習した上で不明点や確認を行うことになるでしょう。そのため教育担当への質問の質が向上します。
わざわざイチから説明する必要がなく、具体的な内容、業務と紐づけた質問が期待されるため、必然とコミュニケーションの質が上がります。
社員教育用動画を制作する際のポイント
社員教育用の動画コンテンツを制作する際に大切なのは、"視聴者が内容を理解し、業務に生かせる”という本質を忘れないことです。動画制作によくある失敗ですが、作る側の自己満足にならないように気をつけましょう。
制作時に気を付けるポイントとしては3つあります。
①視聴しやすい(テイスト/再生時間)
教育用動画を制作する際は、教わる側に最適化することをマストに考える必要があります。
ターゲットの属性、学習内容によって、動画のテイストは変化させる必要があります。例えば弊社で制作する動画の場合、新卒向けの動画はイラストアニメーションやpopな雰囲気のテイストを選択し、マネジメントクラス向けの動画の場合はNEWS番組や経済番組のようなカッチリとしたテイストを選択しています。
属性、内容ごとにテイストを変えることで、ターゲットへの訴求力はかなり向上します。
再生時間に関しては、隙間時間に学習できるよう、1本あたり5分〜10分程度でセンテンスごとに分割したプログラムを組むことがオススメです。
これ以上長いと、学習するための時間確保が必要になり、負荷が増えてしまいます。
②わかりやすい
とにかくわかりやすく作るべきです。言葉はなるべく簡単な言葉で、言葉だけでは伝わらないものは使いやスライド、イメージなどを多用しましょう。
特に新人用の動画の場合はなおさらです。各コンテンツの視聴ターゲットに合わせた言葉選び、内容訴求がポイントです。
③情報過多にならない
実はこの3つ目のポイントが一番重要です。
動画教材を利用した学習は一方通行の学習です。一方的に膨大な情報を詰め込めるだけ詰め込んでしまうと、結局なにも学習できない動画になってしまいます。リアル研修の場合は目の前の受講者たちの様子を見て進められますが、動画の場合はそうはいきません。
5分〜10分の動画の場合、訴求する内容は、
メインテーマ1つ、サブテーマ3つくらいの量がちょうど良いと思います。
1本1本の動画が「何について学べるのか」というテーマを明確にし、それぞれの動画で完結するように作るのがオススメです。
例えば、マナー研修の動画の場合は、チャプターをいくつか分ける構成にし、「名刺交換の仕方編」「メールの書き方編」など、それぞれのテーマごとに動画を分けることがオススメです。
教育用動画の活用シーン
社員教育に動画を活用し隙間時間を有効活用することは、弊社のクライアント含め様々な企業で取り入れられています。
■新人研修
新卒スタッフ向けのビジネスマナーから、自社の商材理解、販売ノウハウの習熟、コンプライアンス研修まで。社員を企業の即戦力として成長させるために行う既存の研修を動画化することで、教える側の手間のコストを軽減でき、さらには属人的な質の均一化が可能です。
■技術研修/スキル向上研修
これまで書類や付きっきりで行ってきた、業務に必要なアプリケーションの操作説明や入力マニュアルなどを動画化することで、これまで文字や写真だけでは伝えずらかったことを、時間軸をもつ動画というコンテンツならではの特性を活かし、リアルな手順で視覚的に伝えられます。
また、接客を伴う業種に関しては、ロールプレイング動画の活用もオススメです。
商材理解、提案力強化に役立ち、真似をすることを積み重ねていく中で自分自身のスキルとして身につけていくことが実現します。
■セミナー記録/集合研修記録
業界内のエグゼクティブや社内で行った講演会など、記録として動画化しておくことで、その場に参加できなかった従業員含め社内の誰もが視聴することができるようになります。また、既存の集合研修を動画で撮影しライブラリ化しておくだけでも、教材動画として活用できるコンテンツになるので、気軽に導入するのにもオススメです。
教育動画の手本は飛行機の機内安全ビデオにあり!
ここまで紹介した社内教育用の動画ではないですが、飛行機に搭乗した際によく見る、機内安全ビデオは、教育用動画コンテンツを活用していく際には参考にすべき事例だと思っています。
出典:ANA Global Channel
毎回同じ内容を説明するという客室乗務員さんの手間を減らし、さらには各社、さまざまな色があり工夫を凝らしたビデオを制作しています。
個人的には飛行機に搭乗する際は各社楽しみにしている動画コンテンツであり、教育用動画の制作依頼がきた時には必ず参考にしているコンテンツです。
まとめ
隙間時間に”動画”を効果的に活用した教育を実践することで、「効率的な学習」「教育担当の業務軽減」「質の均一化」といったメリットを受けることができます。
また、PCだけではなく、タブレットやスマートフォンでも気軽に視聴学習を行うことができるので、これまでの集合研修や付きっきりの教育と違い、移動時間や業務と業務の隙間時間を効率的に活用することができます。
社員教育用の動画は、自社のノウハウなので、映像制作会社に丸投げするのではなく、自社制作(インハウス動画)で制作することがオススメです。
弊社では動画の制作はもちろん、動画を内製化する際のコンサルティングやプランニングなど企業が動画を気軽に作って活用することをサポートしています。
お仕事についてのご相談はお気軽にお問い合わせください!
メール:movie@sunkleio-t.com
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