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ドゲザのMCバトル現地観戦回顧録 戦極第24章編

初現場の日本武道館

2021年10月9日、忘れもしない自分のMCバトル現場初参戦は戦極第24章でした。
バトルイベントとしては初めての日本武道館開催、当時としては間違いなく史上最大の規模で行われた一大イベント。

当時の筆者はアングラ世界にて3代目アカウントでの活動中で、チケットを予約したのは確かJUMBOMAATCHさんが発表されたときだったと記憶しています。

現場に行く決心はついたものの、「何を持っていけばいいのか?」「どのくらいの時間に行けばいいのか?」など疑問は次々と湧いてきました。
結局悩んだ末に肩掛けバッグの中にチケット・財布・モバイルバッテリー・水分など必要最低限の荷物を詰め込んで九段下に向かいました。
時間的には開場時間ギリギリだったか、時間を少し過ぎていたと思います。「席は指定だし、そんなに急がないでいいよな」と考えていました。

現場には「あ、これ戦極行く人だな」といういかにもなストリートファッションに見を包んだヘッズの方が沢山。ジーパン・ロンT・ジップパーカーというお散歩一般人スタイルで来てしまったことに若干の後悔をしつつ、皇居の門をくぐりました。

ここでふと抱いた疑問「あれ、そういえば物販は?
後で調べたらこの日は事前物販制で、当然ながら開場時間ギリギリで行った僕は時すでに遅し。
気になることは前日までにしっかり調べよう」という教訓が得られました。

コロナ禍真っ只中の開催であったため、開場に入る前の検温&半券への連絡先記入(これは当日の現場までにやっていない人が多かった印象)が必須。
難なくパスしていよいよ会場へ入ると、整然と並べられた椅子が目の前に。
アリーナB席の後ろの方だったので、出入りしやすいな〜とか思ったのを記憶しています(結局最初から最後まで一度も離席しなかったのはご愛嬌)

肝心のイベント内容はというと、もう最高でした。
それまで画面越しでしか見てこなかった八文字さんや錚々たるMCの面々、UZIさんによるMCの紹介ナレーション、Awichさん・ANARCHYさん・GADOROさん・BADHOPという超豪華ライブ陣、まさに「序盤、中盤、終盤隙がない」布陣のイベント構成。

個人的にバトルで印象に残ったラインはDOTAMAさんvs百足さんのバトルでDOTAMAさんが言っていた「ムカデ人間」と「ちっちゃい頃におじいちゃんが新聞紙に包んで燃やしてた」のライン。
あまりにも酷すぎて、声出し禁止でしたが思わず笑ってしまいました。

ANARCHYさんのライブで「みんな声出せへんの?」と煽られつつも我慢しきった観客、声の代わりにスマホのライトを光らせていたのが印象的でした。
(そういえばこの頃はみんな声出し禁止をちゃんと守っていたなぁ……)

ただし全く不満が無かったというわけでもなく、アリーナでも後ろの席だったせいもあるのか、音が散ってバースが聴き取りにくい問題が発生。
今のバースなんて言ったんだろう……?」という疑問を抱えたまま判定に移ることもしばしば。
この時ばかりは判定が審査員制で助かった、と思いました。

そんなこんなで初のバトル現地観戦が終わり、当時特に顔見知りのヘッズもいなかったし、そもそも人前に姿を見せてはいけない後ろめたいことがあった筆者はそのまま帰路につきましたと。

それからほどなくして戦極は第1部の終了と、それまで司会進行を務めていた八文字さんの降板が発表され、「戦極第2部」としてヘッズたちの賛否両論を生む新たな時代へと突き進んでいくのですが、それはまた別のお話……

ドゲザのMCバトル現地観戦回顧録、戦極第24章編はこれまで。

次回、約1年ぶりの現地観戦はまたしても日本武道館。
Twitterのヘッズ情勢を大きく変えることとなった、功罪両面を持つ史上最大規模のバトルイベント『BATTLE SUMMIT』編。しばしお待ちを……

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