見出し画像

京都で刀を衝動買い

居合の教室が近所で開催されていることを知り、今年の8月から居合を始めた。

私は自分の刀を持っていないので先生のものを借りてずっと稽古していたが、最近自分の刀が欲しくなった。
いつまでも他人の刀を借りるわけにもいかないし、自分専用の刀があれば家でも練習できる。あとなんか「家に刀がある」ってカッコいい。←本音

そんなわけで、先日の連休を利用して京都の東山堂へ刀を探しに行った。


お店の開店は11時なので、それまで近所にある岡崎神社をブラブラして時間を潰すことに。

狛犬ならぬ狛うさぎ。可愛い。


境内がウサギまみれ

岡崎神社でいい感じに時間を潰せたので、いざ東山堂へ。

店舗の壁に並ぶ刀の美しさと値段にビビりつつ、店員さんに居合刀が欲しいことを伝える。私が欲しいサイズである二尺三寸の刀はあまりないそうだが、初心者用の刀があったのでそれを出してもらった。

事前に居合の先生から「振りやすいとか重さとかちゃんと確認してから購入した方がいい。ちょっとでも違和感を感じたら買わなくていいから」と言われていたので、店員さんに素振りしていいか尋ねてみた。

「いいですよ〜こちらにどうぞ」と言われ、「ん?こちら?」と思いながら店員さんの方をみると、店の奥にある坪庭に続くガラス戸を開けている。

「?」と思いながら店員さんの後に続いて庭に出ると、店員さんが一言。

「ここで素振りしてくれはっていいですよ」

(え?こんなステキなお庭で刀振るの?ちょっとシュールすぎん?)

と思ったが、せっかくなので刀を振らせてもらう。

(重さも長さもちょうどいい。振ってみると良い風切り音が鳴る。これにしようかな?いやでも、当初の予定では鞘や刀のデザインをアレコレ決めたいと思っていたし、ここで即決するのもなぁ…)

という私の思いを知ってか知らずか、様子を見ていた店員さんが私の振っていた刀を見て一言。

「この刀、使いやすいですよね。鍔に龍が彫ってあってカッコいいですし」

え?龍?


たしかに龍がいる

気がつくと「これ買います」と思わず口走っていた。

来店してわずか十数分。まさかの刀の衝動買い。
(だって龍カッコいいし、自分でセンスいいデザインを選べる自信もないしね!)

などと心の中で自身に言い訳をしつつ、言われるまま刀を入れる袋も購入。しめて36000円なり。

まさか入店して十分かそこらで刀を買うことになるとは思わなかった。
これからはこの刀をどんどん使って、居合のスキルを上げていこうと思う。
その前に、部屋を片付けて刀を振るスペースを確保しないと…。








よろしければサポートお願いします。 いただいたサポートは勉強(本や旅行)、癒し(お菓子など)にありがたく使わせていただきます!