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ほぼ一気読み!「転換の時代を生き抜く 投資の教科書 後藤達也」

こんにちは!バーチャルファイナンシャルプランナーのイヌカンフーです!「自己投資」に繋がることなら何でも書き綴ってます。今回は後藤達也さんの著書「転換の時代を生き抜く 投資の教科書」を読んだ感想を書き綴っていきたいと思います。あくまで個人の感想です!


まとめ力が半端ない

「この本は投資に興味のなかった方に、わかりやすく、偏りなく、投資の世界を案内するのがねらい」とのふれこみの通り、非常にわかりやすい表現と、「そんなことあったな~」と思わずうなずくような過去の事例を使っての解説で一気に読めました。2024年1月から新NISA制度が始まり投資に関心を持たれる方が多い中で、「投資を始めたいけどどうすればいいのか?」等と考えている方にはうってつけの書籍なんじゃないかなと思いました。
私個人としては目からうろこの情報が盛りだくさんという印象ではないのですが、人に説明する時の話しの組み立て方とか事例の使い方といった点でこれからも繰り返し読み返して参考にしたい本だなと感じました。

共感ポイント1「インフレと長生き」

今、2024年2月時点で「物価が上昇してるよね」と言われて「NO!」と答える人はあまりいないでしょう。値上げはいまやあるあるで、値上げしていない商品を探す方が困難とも言えます。それくらい2022年〜2023年頃は値上げラッシュの年だったと思います。
もう一つ、長生きの人が増えた、元気なお年寄りが増えたというのも「NO!」と答える人はあまりいないかなと感じます。60歳で定年、65歳まで継続雇用した後もまだまだ元気な方はたくさんいらっしゃいますし、100歳を超える方も、1963年には153人しかいなかったのが、今では9万人以上に増えています。
つまり、物価は上昇したから「今まで通りじゃお金足りない」、長生きになったから「今まで通りじゃお金足りない」のダブルパンチなわけです。

共感ポイント2「投資の経験を積むこと」

「退職金でまとまったお金を元手に初めての投資」という方は多いですが、若いうちから投資経験を積むことは非常に大事です。投資に連戦連勝はありませんから、どうしても元本を割り込む場面というのは出てくるものです。投資初心者はこの元本割れに大きく心揺さぶられがちです。
私自身、投資初心者だった頃に自分の持っていた株の価格が大暴落したことがあります。その日は日経平均株価が1,000円以上値下がりした日でした。今となってはあの時の経験が生きてるので多少の乱高下ではブレない男になれました👍✨

共感ポイント3「強気相場は悲観の中で生まれる」

ジョン・テンプルトンさんという著名な投資家の格言とのこと。これは初見でしたが超納得の格言でした。
「強気相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で成長し、楽観の中で成熟し、陶酔の中で消えていく」

「投資」とは

一言に「投資」という言葉を用いてもその受け取り方は人それぞれです。デイトレードを「投資」ととらえる人、指数に連動した投資信託を積みたて形式で購入していくことを「投資」ととらえる人、企業業績を分析してここだと思う企業の株式を厳選して購入することを「投資」ととらえる人もいます。これはどれも正解だと思ってます。
ちなみに私は一言で「投資」というときは「指数に連動した投資信託を積みたて形式で購入していくこと」を指すことが多いです。
共感ポイント3の格言にありますが、相場は常に上下動します。成長(上昇)が永久に続くことはなく、いつか消えてまた生まれてくる。その繰り返しです。
少額でもいいので長期・積立・分散でリスクと付き合いつつ投資の経験を積んでいくことが、これからの家計管理に必要なのではないでしょうか?

最後に「これは教科書」

本のタイトルにあるようにこの本は「教科書」です。野球やテニスが教科書を読んだだけでは上達しないように投資の世界も経験してみないと上達しません。「教科書」はその実践を効率的に行う手助けをするものです。これから投資を始めてみたいという人はこの教科書を片手に実践してみるのがいいんじゃないでしょうか?

著者プロフィール

バーチャルファイナンシャルプランナーイヌカンフー
お金に関する情報発信してます!活動拡大中



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