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海外ビールと自分

たぶん一つのエントリでは収まらないので、シリーズ的に書いていきたいと思います。

海外ビールを好んで飲んでいるのですが、それにはあるきっかけがありました。

20年近く前、学生の頃は勉強もせずお酒ばかり飲んでいて、地元のバーの同い年のバーテンダーさんと意気投合していろいろとお酒を教えてもらいました。地元では唯一のオーセンティックバーで、彼が一生懸命研究していたカクテルはとても美味しかったです。

その後私は地元から離れ、東京に引っ越して仕事をしたり結婚したりと平凡な人生の階段を登っていきました。たまに実家に帰ることはあってもそのバーに行くことはなくなってしまいました。

そんな感じで月日は流れて、2011年の秋とかその頃だと思います。ある日ふとそのバーが東京にも出店しているのを見つけて、行ってみることにしました。東日本大震災からのプロジェクト進行で、リスケや震災対応や新規案件などの複数のプロジェクトが並行していてとにかく忙しかった時期だったと記憶しています。深夜まで続くことを予定していた作業が結構早く終わって開放されたとか、そんなタイミングだったと思います。

お店に行くと、偶然にも当時の地元にいたバーテンダーさんがいました。聞くと店長をしているとのこと。昔はオールバックとジャケットだった服装が短髪アロハシャツになっていました。お店もオーセンティックというよりアメリカンな感じです。驚きと懐かしさで昔話をしていたのですが、その店長が最近ハマっているというお酒を紹介してくれました。

それがアメリカ西海岸のクラフトビールでした。当時日本において海外のビールと言えば辛うじてベルギービールが知られていたぐらいて、ほとんど無名だったと記憶していますが、このお店はタップで5種類ほど入荷していました。それらを勧められて飲むにつれ海外ビールに魅了されていったのです。

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