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飛行機で若い白人女性からミントタブレットを勧められた話

おそらく2017年夏の出来事。出張でのロサンゼルスからテキサスまでのユナイテッドエア航空便、度重なるエコノミークラスの出張でぎりぎりフリークエントフライヤーのシルバーランクをゲットしていた私は優先搭乗で機内に入り窓際の席に座ると、ノイズキャンセリングヘッドフォン、首枕、マスク、アマゾンキンドルを取り出して4時間のフライト(ディスプレイなし)のための完全防備をしていた。

しばらくすると隣に20代の白人女性が座り、おもむろに私にミントタブレットを勧めた。アメリカでは完全にお客さんの私は、白人女性の厚意に甘えミントタブレットをいただいたのであった。

しかし、よくよく考えると彼女が私にタブレットを勧めるのはかなり不自然だよな。メリットは何だったのか?

自分の考えた仮説はこうだ。おそらく隣に座った怪しいアジア人のおじさんと予め会話をしておくことで、フライト中に不具合があったときのコミュニケーションのハードルを下げたり、自分の存在を知らせることで無礼な振る舞い(肘を突き出すなど)を避けるような刷り込みをしたかったのだろう。機内は狭いので、隣の人にリスクがあると不安だし、なかなか上手なリスクマネジメントだなと思った。

ちなみにこのテストにパスしたかどうかはわからない。そして全く同じ事を、2018年の冬にヨーロッパ大陸からロンドンへの移動の際に別の女性から受けている。私はとにかく怪しいらしい。

こんな出来事を経て、なんとなくのコミュニケーションで相手を測る、ということを知り、自分でも試してみるようになった(流石に飛行機で隣の人にミントを勧めるようなことはしませんが)


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