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#えんどうnote 電力の自由化って何が自由化されたの?

どうも、えんどうです。

最近、新たな職場に参戦させていただくようになってから2週間ほど経過しました。そう、5月に入ってから入社したので、会社の中で間違いなく「ひよっこクラス」です。

ただ、バックヤード的な立ち位置での業務を任されているからこそ「仕組みづくり」とか「仕掛けづくり」みたいなことを仕込み続けなければならないなぁ...なんて考えてます。

で。

新しい仕事をする会社ってのは新電力を扱う会社な訳です。

入社というか面接をするまで、それほどに興味があるわけでもなかったし、なんなら知らなくても損はしないだろうと思っていました。たぶん、これを読んでくださっている方と同じで、「電力とか別に興味ないし、関わることもないよな」と本気で考えていたのです。

だから、電力の自由化と聞いて「そんなこと(法律の改正(2016年4月に改正)あったなぁ...」程度でしたし、そもそも何が自由化されたのかってこともよくわかっていませんでした。

そこで、今回の雑談は「電力の自由化って何のことでしょう」って辺りを書いていきますね。

電力の自由化って何が自由化されたのか

「電力の自由化」って、それだけ聞くと何だか遠い言葉ですよね。ボクがそうでしたもん。自分の生活は電気がなければずいぶんと不便ではあるものの、それを深く考えることはしたことがありません。

「自由化」なんて聞かされたところで何を縛られていたのかも分かりませんでしたし、縛られる項目は何があるのかもよく分かっていませんでした。。

電力って、大きく分けると3つの事業があります。

電気を作る「発電」
つくった電気を家庭や事業へ届ける「送配電」
送られた電気を家庭や事業所などへ売る「小売」

今回、話題にしているのは「小売」の部分。

地域電力会社(新潟だと"東北電力"だとか"東京電力"が身近ですかね。)がつくった電気を使って、どこと契約を結んでお金を支払うのか、なんてことに各企業が参加しやすい状態になりましたよ、なんてのが2016年に施行された、電力の自由化についての説明になります。

以下の経済産業省のページがありまして、ここを覗くとよく理解できます。

いろんな企業が「〇〇電気」って売り出してるけど...

自由化以降、ずいぶんと多くの企業が「電力の小売事業」に参入し、携帯電話のキャリアなども手を出しているため、かなり選択肢が多い状態になっています。

これ、簡単にいうと「どこにお金を落とし(支払い)ますか」って話です。

地域電力会社に支払うのであれば、地域電力会社の売上として計上されますし、携帯電話の会社に支払えば携帯電話会社の売上になるわけです。

東北電力であれば、本店は宮城県仙台市にありますので、新潟だろうが秋田だろうが関係なく、電気料金を支払えば売上は宮城県にある東北電力の売上となり、東北電力が宮城県・仙台市に法人税を納税するって流れになります。

各都道府県で「〇〇電気」って会社が非常に多く出てきていることと思いますが、その理由は電力の自由化によって小売事業ができるようになったこととだけでなく、どこにお金を落とすのかを地元で完結させたいよね、なんて思惑もあったりするわけです。

決めるだけの要素が見えないから変えたくない

本当にいろいろな事業社が様々な思惑を持って取り組んでいるだけあります。いろいろとあるのですが、これが電力の小売前面自由化によって果たされた世界観だったりします。

あまりにも選択肢が多いために迷ってしまうし、ぜんぶ「安くなります」とか「お得になります」とか言ってくるので、正直どれがいいのかわからん!ってなると思うんですよね。

個人で電気料金の支払い先を変えようか、なんてなるのに判断基準が明確にならないうえ、これまで通りの支払先で損をすることもなければ変える理由が(法人であろうが個人であろうが)ありません。

正直なところをいえば、いくら「安くなる!」と連呼されたところで行動に結び付けられるような行動を促す動機として響くものではありません

メリットやデメリットを丁寧に説明してくれる事業者はあるものの、最終的には「あなたが儲かるからでしょ」みたいに思えてしまいます。

結局、決めるだけの要素(決め手)がないから変えないし、正直なところ営業という名の押売が酷くて嫌になっている事業者や個人の方って、いるんじゃないでしょうか。

何を決めてとするのかは法人や個人の自由で、それが法律として整備されたこと自体は歓迎すべきことでしょう。

その先となると、思想や嗜好が入り込む余地がありますので「別に地元だとか関係ない」「安くなるのなら」「ポイントで還元されてお得なら」といった具合にわかりやすい利得を求めて変えることだって自由です。

「地元に還元する」といっても、それが同時元に還元されるのかという具体策が見えなければ、グッとくるものがありません。

綺麗事を言うのも自由ですが、綺麗事をきちんと形にできているところを選びたいな、とボクなんかは思うわけで、そんな基準で支払い先を選びたいですよね、なんて話でした。

ではでは。

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著者の紹介

えんどう

人事/広報(PR)ディレクター/ 株式会社アシスト(新潟エナジー) http://niigatadenki.com (新電力)【これまで】PR/ Maketing / SNS /オフィスえんどう(個人屋号) 【ほか】 #えんどうnote

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