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国民健康・栄養調査結果をながめているとおもしろかった。所得による生活習慣や食生活の差を調べているらしい。

今回は9割コピペです。

食品の栄養など検索していると、
こちらの調査記録が引っかかりました。

平成 30 年
国民健康・栄養調査結果の概要

令和2年1月14日に公表された資料なのでわりと新しいです。

調査の目的と対象

1.調査の目的
この調査は、健康増進法(平成 14 年法律第 103 号)に基づき、国民の身体の状況、栄養素等摂取量及び生活習慣の状況を明らかにし、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基礎資料を得ることを目的とする。
2.調査対象
調査の対象は、平成 30 年国民生活基礎調査(約 1,106 単位区内の世帯約6万世帯及び世帯員約 14 万6千人)において設定された単位区から層化無作為抽出した 300単位区内の全ての世帯及び世帯員で、平成 30 年 11 月1日現在で1歳以上の者とした。

まとめ部分の抜粋

全然別のことを調べようと思っていたのですが、
読んでいるとおもしろかったので、
気になった項目のまとめ部分を抜粋して以下に載せます。

先ほどの資料には年別の推移や年齢別グラフなどより詳細に記載しています。

感想としては喫煙が減ったというのは実感としてあるのですが、
それでも男性の3割くらいはまだ喫煙しているのは意外でした。

第1章 身体状況及び糖尿病等に関する状況 

3.血圧に関する状況
収縮期(最高)血圧の平均値は男性 134.7mmHg、女性 127.9mmHg である。この 10 年間でみると、男女とも有意に減少している。
収縮期(最高)血圧が 140mmHg 以上の者の割合は男性 36.2%、女性 26.0%である。この10 年間でみると、男女とも有意に減少している。

第2章 栄養・食生活に関する状況

1.食塩摂取量の状況
食塩摂取量の平均値は 10.1g であり、男女別にみると男性 11.0g、女性 9.3g である。この 10年間でみると、いずれも有意に減少している。年齢階級別にみると、男女とも 60 歳代で最も高い。
2.野菜摂取量の状況
野菜摂取量の平均値は 281.4g であり、男女別にみると男性 290.9g、女性 273.3g である。
この 10 年間でみると、いずれも有意な増減はみられない。年齢階級別にみると、男女ともに20~40 歳代で少なく、60 歳以上で多い。
3.食品の選択に関する状況
3-1.食品を選択する際に重視する点
食品を選択する際に重視する点として回答した者の割合が男女とも高い項目は「おいしさ」であり、男性 74.4%、女性 77.4%である。男女の違いが大きい主な項目は、「栄養価」、「季節感・旬」、「安全性」、次いで「鮮度」、「価格」である。
3-2.栄養バランスのとれた食事に関する状況
主食・主菜・副菜を組み合わせた食事を1日2回以上食べることが、「ほとんど毎日」と回答した者の割合は、男性 45.4%、女性 49.0%である。年代別にみると男女ともに若い世代ほどその割合が低い傾向にある。
主食・主菜・副菜を組み合わせた食事の頻度が週5日以下と回答した者のうち、主食・主菜・副菜の3つを組み合わせるとバランスの良い食事になることを知っている者の割合は、男性 88.7%、女性 95.5%である。また、知っている者のうち、主食・主菜・副菜の3つを組み合わせて食べることができない理由は、男女ともに「手間がかかる」の割合が最も高い。

第3章 身体活動・運動及び睡眠に関する状況

1.運動習慣者の状況
運動習慣のある者の割合は、男性で 31.8%、女性で 25.5%であり、この 10 年間でみると、男性では有意な増減はなく、女性では有意に減少している。年齢階級別にみると、その割合は、男女ともに 20 歳代で最も低く、それぞれ 17.6%、7.8%である。
2.歩数の状況
歩数の平均値は男性で 6,794 歩、女性で 5,942 歩であり、この 10 年間でみると、男女ともに有意な増減はみられない。年齢階級別にみると、20~64 歳の歩数は男性 7,644 歩、女性6,705 歩であり、65 歳以上は男性 5,417 歩、女性 4,759 歩である
3.睡眠の状況
ここ1ヶ月間、睡眠で休養が十分にとれていない者の割合は 21.7%であり、平成 21 年からの推移でみると、有意に増加している。
1日の平均睡眠時間は6時間以上7時間未満の割合が最も高く、男性 34.5%、女性34.7%である。6時間未満の者の割合は、男性 36.1%、女性 39.6%であり、性・年齢階級別にみると、男性の 30~50 歳代、女性の 40~60 歳代では4割を超えている。

第4章 飲酒・喫煙に関する状況

1.飲酒の状況
生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者の割合は、男性 15.0%、女性 8.7%である。平成 22 年からの推移でみると、男性では有意な増減はなく、女性では有意に増加している。年齢階級別にみると、その割合は男女とも 50 歳代が最も高く、男性 22.4%、女性 15.6%である。
2.喫煙の状況
現在習慣的に喫煙している者の割合は 17.8%であり、男女別にみると男性 29.0%、女性8.1%である。この 10 年間でみると、いずれも有意に減少している。年齢階級別にみると、30~60 歳代男性ではその割合が高く、習慣的に喫煙している者は3割を超えている。

社会経済状況と生活習慣等に関する状況

下記に概要を記載しました。
長いので参考までというレベルです。

所得でいろいろと変わる部分があるんだなと。
野菜の摂取量はなんとなく想像できたのですが、食塩摂取量にも差が出ているのですね。

1. 所得と生活習慣等に関する状況
世帯の所得別(200 万円未満、200 万円以上 400 万円未満、400 万円以上 600 万円未満、600 万円以上)に世帯員の生活習慣等(食生活、運動、喫煙、飲酒、睡眠、健診、体型、歯の本数)の状況を比較した結果は、以下のとおり。
1. 食塩摂取量は、世帯の所得が 600 万円以上の世帯員に比較して、男性では 200 万円未満の世帯員で有意に少ない。また、野菜摂取量は、世帯の所得が 600 万円以上の世帯員に比較して、男性では 200 万円未満及び 200 万円以上 400 万円未満の世帯員で有意に少ない。さらに、果物摂取量が 100g 未満の者の割合は、世帯の所得が 600 万円以上の世帯員に比較して、女性では 200 万円未満の世帯員で有意に高い。
2. 歩数の平均値は、世帯の所得が 600 万円以上の世帯員に比較して、男性では 200 万円未満の世帯員で有意に少なく、女性では 200 万円未満、200 万円以上 400 万円未満及び 400 万円以上 600 万円未満の世帯員で有意に少ない。
3. 現在習慣的に喫煙している者の割合は、世帯の所得が 600 万円以上の世帯員に比較して、男性では 200 万円未満及び 200 万円以上 400 万円未満の世帯員で有意に高く、女性では 200 万円未満の世帯員で有意に高い。
4. 生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者の割合は、世帯の所得が 600 万円以上の世帯員に比較して、男性では 200 万円未満及び 400 万円以上 600 万円未満の世帯員で有意に低い。
5. 睡眠による休養が十分にとれていない者の割合は、世帯の所得が 600 万円以上の世帯員に比較して、女性では 200 万円未満の世帯員で有意に高い。
6. 健診の未受診者の割合は、世帯の所得が 600 万円以上の世帯員に比較して、男女ともに 200 万円未満、200 万円以上 400 万円未満及び 400 万円以上 600 万円未満の世帯員で有意に高い。
7. やせの者の割合は、世帯の所得が 600 万円以上の世帯員に比較して、男性では 200 万円以上 400 万円未満の世帯員で有意に高い。
8. 歯の本数が 20 歯未満と回答した者の割合は、世帯の所得が 600 万円以上の世帯員に比較して、男性では 200 万円未満、200 万円以上 400 万円未満及び 400 万円以上 600万円未満の世帯員で有意に高く、女性では 200 万円未満及び 200 万円以上 400 万円未満の世帯員で有意に高い。
2. 所得と食生活等に関する状況
<食品を選択する際に重視する点>
・食品を選択する際に「おいしさ」、「栄養価」、「季節感・旬」を重視すると回答した者の割合は、世帯の所得が 600 万円以上の世帯員に比較して、男女ともに 200 万円未満の世帯員で有意に低い。
<主食・主菜・副菜を組み合わせて食べている食事の頻度>
・主食・主菜・副菜を組み合わせた食事を1日2回以上食べる頻度が「ほとんど毎日」と回答した者の割合は、世帯の所得が 600 万円以上の世帯員に比較して、男女ともに 200 万円未満の世帯員で有意に低い。また、「ほとんどない」と回答した者の割合は、世帯の所得が600 万円以上の世帯員に比較して、男女ともに 200 万円未満の世帯員で有意に高い。
<主食・主菜・副菜を組み合わせて食べることができない理由等>
・主食・主菜・副菜を組み合わせた食事の頻度が週5日以下と回答した者における主食・主菜・副菜を組み合わせて食べることがバランスの良い食事であることを知っている者の割合は、600 万円以上の世帯員に比較して、男性では 200 万円未満の世帯員で有意に低い。
・主食・主菜・副菜を組み合わせて食べることができない理由は、「食費の余裕がない」と回答した者の割合が世帯の所得が 600 万円以上の世帯員に比較して、男女ともに 200 万円未満の世帯員で有意に高い。また、「外食が多く難しい」と回答した者の割合は、世帯の所得が 600 万円以上の世帯員に比較して、男女ともに 200 万円未満の世帯員で有意に低い。
<食品群別摂取量等>
・肉類、乳類の摂取量は、世帯の所得が 600 万円以上の世帯員に比較して、男女ともに 200万円未満の世帯員で有意に少ない。
・エネルギー摂取量は、世帯の所得が 600 万円以上の世帯員に比較して、男女ともに 200 万円未満の世帯員で有意に少ない。


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