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韓国の民防衛訓練について

こんにちは、どどです。

最近、民防衛訓練に参加してきました。 妻に話したら、何のことか知らないと言っていました。 noteに書くか悩みましたが、韓国人もあまり関心がないのに、そこまで韓国のことを深く知りたいと思う日本人がいるのか少し疑問に思いました^^ 妻は、日本人の40代50代のおじさんたちに興味がある内容
じゃないかと言っていました。

日本にも「国民保護」という一種の民防衛訓練があるそうです。 弾道ミサイルが落ちてくることを想定した避難訓練のようですが、まだ一部の官公庁でのみ行われているようです。 実際、日本は地震訓練が非常に多い国なので、訓練が必要なのかと思うかもしれませんが、地震とミサイルでは避難場所が微妙に違うので注意が必要です。

民防衛訓練とは

ご存じの通り、韓国は北朝鮮との戦争が終わったわけではなく、休戦中です。 民防衛訓練は簡単に言うと、戦争に備えて避難訓練を行うことです。 公共機関や学校、会社などで避難訓練を行うこともありますが、全国民を対象とした民防衛訓練が存在します。 もちろんこれも現在の韓国政権(国民の力)の時に一年に一度、全国民が15分間避難する訓練が行われます。 今年は8月に訓練が予定されているため、8月に韓国旅行を予定している方は参考にしてください。

バスや車両は運行を停止し、車内で待機しなければなりません。 地下鉄は運行しますが、訓練時間帯に降車すると外に出られません。 外にいる場合は避難所に避難しなければなりません。

上の明洞周辺地図にある赤い点が避難所です。 ソウルには3,000以上の避難所があります。 ほとんどは地下鉄駅やアパート、官公庁の地下駐車場が避難所になっています。 外国人観光客の場合も例外ではないので、旅行中に訓練に遭遇した場合は、周りの人たちに従って少し待機していれば大丈夫です。


男性はこれとは別に民防衛訓練に参加します。 通常、男性は軍隊 - 予備軍 - 民防衛の順序で行きます。 さらに詳しく言うと、予備軍までは国防部(日本でいう防衛相)の管轄であり、民防衛からは行政安全部の管轄なので軍服を着ません。 通常訓練のない予備軍最後の年に軍服を捨てる人もいます。
予備軍までは軍人として戦う気持ちでいますが、民防衛隊員は都市での避難誘導や治安維持、支援および救護の役割を担います。

僕は民防衛訓練2年目で、4時間の民防衛訓練を受けました。 会社は公休日扱いなので、嬉しいような微妙な気持ちです^^ 来年からはサイバー教育なので、実際に訓練に出るのは今日で最後です。

いずれにせよ、このような施設で教育を受けます。 地域ごとに少しずつ異なりますが、地域単位なので一つの地域に長く住んでいると、同じ学校だった人や地域の友達に会って話すこともあります。

1時限目の授業は通常、安保や国家観に関する内容です。 僕は全部知っている内容なので、特に見る必要はありませんでした。

この写真を見ると、北朝鮮・中国・ロシア vs 韓国・アメリカ・日本の構図になっています。 僕はこれを当然だと思っていますが、この構図は軍隊に行った男性の視点かもしれません。 中国・北朝鮮・韓国 vs アメリカ・日本と考える韓国人もかなり多いです。 いずれにせよ、この違いのために韓国では男女や世代間の葛藤が激しいです。 これ以上詳しくは書きません。

2時限目は応急処置でした。 韓国の一般人の心肺蘇生術の習得率は日本の半分だそうです。 韓国が本格的に心肺蘇生術の教育を始めたのはそれほど昔のことではありません。 小中高で心肺蘇生術の教育が義務化されたのは2009年以降なので、僕も学校で学んだことはありません。 韓国人は心肺蘇生術を学んだことがある人が多くないため、心臓の問題がある場合は韓国旅行中に注意が必要だと思います。

3時限目は地震と化学兵器対策の教育です。 化学兵器とは、化学、生物学、放射能兵器の略です。 東京地下鉄サリン事件を思い浮かべれば、どれほど恐ろしいかはおおよそ理解できると思います。 非人道的な武器であるため、ほとんどの先進国の軍隊は大量に保有していません。 しかし、北朝鮮は貧しい国なのでミサイルや弾丸に費やすお金がなく、ガスのような武器が多いです。 これに対処するために防毒マスクを使う訓練が主です。

最近では化学兵器対策の教育よりも、増加する地震に備えるためか、地震避難訓練が多くなっています。 韓国は地震について一度も気にしたことがなかった国ですが、2016年の慶州地震以降、地震への関心が高まりました。 僕も最近は化学兵器対策よりも地震避難訓練をより多くやっています。

4時限目は火災です。 韓国の都市にはアパートが多いため、アパート火災発生を想定した教育を受けました。 最近、ソウルのあるアパートで最初に火事を発見した人がアパートの階段を降りて避難しようとして亡くなった事件(韓国では防火シャッターに関する認識が甘い)があったため、

https://www.wowkorea.jp/news/read/418203.html

むしろ早く避難せずに室内で待機し、指示を受けて避難する方向に指針が変わったそうです。 最新の避難トレンドを聞けて有益だと思います。

日本人は韓国のこのような民防衛訓練をどう思いますか。

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