【読書録】 ”トークの帝王”ラリー・キングの伝え方の極意 ラリー・キング

人に「伝える」ことは難しい。
自分の思いをどう相手に伝えるか。「伝える」ことは、色々な場面で必要で、重要になってくる。
そんな「伝え方」の極意を知って自分の思いを人に上手に伝えれるようになりたいと思い、この本を読むことにした。

Abstract

1.「自分らしく、正直に」これが伝え方の大原則。
2.初対面ならば相手も緊張しているから、緊張しないで大丈夫。
3.ビジネスの場でも基本は一緒。

1.「自分らしく、正直に」これが伝え方の大原則。

伝え方の極意で一番大事な大原則は、「自分らしく、正直に」話すこと。

正直でいることが自分自身の力になる。

自分が緊張しているならそのこと(その状況)を正直に話すことで、緊張もなくなり、相手にもそれを伝えることができる。

話し上手になるためには、さらに2つの鉄則がある。

①相手に興味を示す。
相手の目を見て話し、身を乗り出して質問する。
そして、話をしている相手の知識に対して敬意を示す。
相手に「興味を持ってくれてない、敬意を払われていない」と感じられたら、会話が上手くいくわけがない。

②自分のことを率直に伝える。
自分が相手から聞きたいことは、自分自身も積極的に話すべき。
自分の経歴や好き嫌いについて話すことは、会話においてのギブ&テイクだから。そうやって自分たちのことを話していき、お互いを知っていくことが「会話」だ。
率直に自分のことを伝えると、自分を良く見せる必要がなくなる。それで初めて自由に会話が楽しめる。

2.初対面ならば相手も緊張しているから、緊張しないで大丈夫。

初対面で話すときは、「相手も自分と同じくらい緊張している。」と考えて自分を落ち着かせると良い。

自分の緊張がなくなっても相手が緊張しているときは、相手自身に関する質問をすると良い。
そうすれば、会話が途切れることは無くなる。

その会話を相手が楽しめるかどうかは、「自分が会話を楽しんでいることを相手に伝えられるか」にかかっている。

「自分が話している間は何事も学べない。多くのことを学びたいなら、相手の話を聞かなければならない。」
注意深く相手の話を聞き、いつでも反応できるようにしておくことで、相手はもっと自分に話してくれるようになる。

注意深く聞いていることを相手に伝えるために意識するべきことは、
「アイコンタクト」だ。
「相手が話している時」「自分が質問する時」しっかりとアイコンタクトを取るべき。「自分が話している時」は視線を逸らしてもいい。

それに加えて、相手に向かって少し身を乗り出すようにして話すことで、相手に意識を集中していることを伝えられる。

ボディランゲージに関してのアドバイスとしては、
意識するべきは話の中身。上手く話しているときにはボディランゲージも自然とついてくるから気にしなくていい。

3.ビジネスの場でも基本は一緒。

ビジネス会話の基本ルールは、

①会話の基本は同じ。
「率直かつ正直に話すこと」と「相手の話をよく聞くこと」が大切。

②わかりやすい言葉で話す。
どんな場面でも、誰にでもわかる言葉だけで話す。同じ業界の人以外が相手なら、業界用語や専門用語は使わない。

③時間を無駄にしない。
ビジネスパーソンなら「時は金なり」であることを意識するべき。
時間を無駄にしないために、話のポイントを頭の中で整理し、何を伝えるべきなのかを事前にしっかりと考えておく。それに対する質問と説得力のある回答を用意しておく。
こうした準備をしっかりとすることで、ダラダラした会話になりにくくなる。

ビジネスの中でセールスが上手い人は、
商品について予習し、セールスポイントになること・ならないことを頭に入れている。

そのセールスでは、「商品を説明する」のではなく、「メリットを語る」ことが大事になってくる。
相手にとってのメリットを売り込むことで、商品の価値が高いと相手に思わせ、価値>価格を成立させることができ、成立した時に販売できるようになる。


ここまで、「伝え方」やそのために必要な情報やスキルなどを簡単に記述した。この記事だけでは「伝え方」の極意を完全に話しきれないので、もっと「伝え方」を学びたい人は本書を読んで見るといいのではないかと思う。

また、本書以外にも多くの伝え方に関する本があるが、本書以外でお勧めの本があれば是非教えて頂きたい。

本を読み、それを伝え合うことでお互いに成長し、伝え方を上手にしていきませんか。

ありがとうございました。

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