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なぜドクターメイトだったのか

ドクターメイトのコーポレートデザイングループで主に経理を担当している石橋です。
ノリと勢いではじめたドクターメイトのアドベントカレンダーです!
本来は12/1からはじめるものですが、今年はプレスタートということで中途半端な12/12からです!

濃い話や深い話は後のメンバーにおまかせするとして
私がなぜ介護に関わる仕事を選んだかを書かせていただきます

はじめに

私のキャリアの話をすると高卒~フリーター~30歳過ぎて複数社を巡るいわゆる「ジョブホッパー」です。
基本どこもバックオフィス的なところだったので
「やる業務は同じ、であれば面白そうな仕事、業務」
が転職の鍵でした。
なので比較的社会的な仕事よりも娯楽的な会社が多かったです。
ただ途中からIPOも面白そうだな~って軸と
自分の年齢的なものから若干社会的な方向にいくものの
正直なところ介護は自分は縁がなさすぎて
「真面目に取り組まないといけない」
「きちんとした意識が必要」
「おもしろくなさそう」
といったイメージが強く正直敬遠していました。

介護との関わり

そんななかよくある経緯ではありますが
父親が倒れ急遽向き合う介護。
実際は急遽ではなく外堀からじわじわと気配はありましたが
目を背けていたとも言います。
それまで祖父母も介護で苦労したことがなかったので
(同居していなかった)
介護度ってなんですか?ケアマネってどうやって選ぶの?
そもそも父が倒れたのが2020年3月下旬
世の中がだんだん閉塞していく中
どうやって動けばいいのか動いていいのか…
この時父だけではなく、父がいないことにより、
認知症の父の姉(伯母)のことも考えなければいけない。
(当時一人暮らし)
まいった…という状況になりました。

そこから父の転院やらなにやら手続きしたり
(正直以前入院したときも見舞いに行ってすぐ帰るような人間なので、さしてやることがあったわけではないのですが、
病院から「呼ばれるまで来ないでください」といった状況は
日常生活を送る上でも手続きをする上でも助かりました)
伯母を施設に入れるべく奔走し、
そして2020年12月父が亡くなりました。

それ以前も当時の会社からの転職は考えていたものの
状況的にプライベートが落ち着かない中は難しいと思っていた、
けど緊張の糸が切れたこともあり
そのタイミングで活動を始めました。
その時も介護を軸に考えていたわけではなく、
いつも通り「面白そうな事業」を軸にいろいろみていました。

そんななかドクターメイトの経理ポジション募集を見ます。
それまではなら絶対に詳細ページも見ないところでではありましたが、開きました。

問題解決をしたい

ぱっと見「介護事業のDXか~」程度で、そこから
そういえば介護度申請から、伯母の施設入居、父の転院手続き
何から何まで書類書類書類…
私も大変だけど、向こうも大変じゃないの?

また何も知識がなかったことに鬱々とした気持ちを持っていました
父は倒れてすぐ経鼻栄養をつけていました
それを外したがるので手袋をつけ、しかもその手袋を外したいがために齧ってしまう(80過ぎて立派な歯でした…)
であれば胃ろうの話も出ました。
ただしそれでいいのか?
調べたけど答えが出ない。
実はこれについてドクターメイトに入社後に知った
石飛医師の「特養で死ぬこと・看取ること」の記事を拝読して
「あのときに読みたかった!!」と思いました

団塊の世代が介護される側になる、ということは
我々団塊ジュニアの世代(あ、年がバレる。私は親が比較的年を取ってからの子なので親自体は団塊前です。なのでまさにこれからですね)
が介護をする側になるわけです。
ある程度デジタルに慣れている世代でもあります。

なので先述のような介護に当たっての心理的な情報であるとか
心構えとか
介護DXされることで書類地獄から逃げられるのかなー
なんて気持ちで「ドクターメイト面白いじゃん」と思ったのがきっかけです。
なので「介護」というより「介護をもっとわかりやすく!」の思いがありました。

それと介護と向き合う中で「ヤングケアラー」という言葉を知り、
私は色んな人の手を借りたり、調べることもできたけど、
若い世代に「人の手を借りることが大事なんだよ」と発信できたらいいと思ったこともあります。
これは以前家事代行の会社にいた時
「本当にやらなければできないことをやり、外注できることはする」
というマインドの派生だと思っています
以前の記事もご参考までに

自分語り

そして今まで介護を経験したことがない、と書きましたが
実は母方の祖母は晩年認知症を患っていた、んだと思います。
なぜこんな書き方をしたかというと
今から35年ほど前ですが当時私は小学生から中学生
私は同居していて、一緒に住んでいたのはその祖母と祖父。
父も同居していましたが認知症がひどくなる前くらいに別居しています。
(同居とは言え夜遅く帰ってきて寝るだけ、日曜くらいしか家にいなかったので認識していたかどうか今はもうわかりません。
年齢なりに、位にしか思っていなかったと思う)
今思えば食事が作れなくなり中学はお弁当だったのですが作ってもらえませんでした。
もともと家事が得意な人ではなかったのでお弁当が無理なんだと思ってましたが多分そういうことだったのかと。
夕食とかの調理も難しくなってきました。
当時のことあまり覚えていないのですが私はカップラーメンとか食べてましたが祖父はどうしていたんだろう・・・?
確かまだ当時は認知症という言葉はなく
正直私はなにか異世界の人を見る気持ちがあり、
年頃的にも反抗期というか距離を取っていました。
私は高校入学と同時に祖父母と離れ父と改めて同居を始めたのですが
それから数ヶ月で祖母がなくなりました。
聞くとその頃はもうリビングのソファで寝起きをしていましたが
祖父が朝起こしたところ、反応がなく・・・というものでした。
あの時私に介護の知識があればなにかできたのではないか
あんな異世界の人を見る気持ちになどならなかったのではないか。
当時の介護施設がどのような状況だったかはわからないですが
日常生活サポートなどなにかあったのではないか

父と伯母のことを経験して
数十年かけて改めて反省したわけです。

先程のヤングケアラーの話ではないですが
もっと介護を直面してから知るのではなく
常識として広めたい、という気持ちがあります。

入社後

ドクターメイトが解決したい課題として
介護施設に医療というアプローチをし
例えば介護師や看護師の方が利用者の方と寄り添う時間をつくりたい
等々ありますが、
その他に現在シニアに投入されている社会保障費を適正化させ
若者への投資など未来へ投入しませんか?
という話がとても腑に落ちています。
シニアにお金を使うな、という話ではないです。
このまま介護される側が増えて
右肩上がりに介護にかかるお金がかかっていくのをいかに抑えて、
未来・現役世代にきちんと予算をつけましょう。
それが弊社のミッションでもある
「すべての人生を右肩上がりにする」
に繋がります。
介護にかかわる利用者さん、スタッフさん、だけではないのです。

参考

これも自分語りになりますが私は未婚で子供もいません。
余談ついでに私の弟も同様です。
結婚至上主義論者ではないですが、
子供を一人産んでやっと人口が現状維持。
結婚したら二人産んで現状維持。
そんななか私も弟も独り身。
なのにこのまま老いていくとなると次世代を育てられていない状態で
介護医療費とかを食いつぶすだけ。
そんなうしろめたさが頭の片隅にあります。
なのでドクターメイトでなんとか次世代に予算を再分配できないか。
微力ながらも今この会社で力になりたいと思っています。

これが今私が「面白いと思ってる事業」であり
人生のゴールに向かって
「やらなければいけない事業に、私なりに関われる仕事」
だと思っています。

最後に

何がいいたいかというと
介護x医療の仕事?
自分には難しいのではないか?

いえ、そんな事はありません。
だって私を見てください。
半年やそこら家族の介護をしたからって
わかった気になった程度の人間です。
入社してからも「うわー介護って大変じゃん・・・」って思ってます
先程も書いたように我が家には次世代がいないので自分たちの未来をなんとかしなければいけない。

もちろん介護施設経験者、医療従事者多いです。
知見の豊かなメンバーも多いです

しかし異業種のメンバーの方も多いです。
もちろん入社後に介護にかかわる単語から仕組みから
インプットが必要なこともあります。
でも異業種メンバーが多いということは
同じ道を通った人も多いのです。
みんなの知見が膨大にあります。

私達が求めているのは一緒に走ってくれる
同じ目標を持った仲間です。
もちろん業界に関する知見や技術が必要なチームもありますが
一番持っててほしいのはミッションとビジョンとバリューです!


ドクターメイトのアドベントカレンダーについて

今回ノリではじめたと書きました
実際「やろうかな?やっちゃえ!」
なのですがきっかけは
弊社は常々申し上げている通り
「会いたくて 会いたくて震えがちな会社」
だと思っています。
リアルコミュニケーションを大事にして
リアルでBBQしたり最近ではフットサルをやるメンバーもいます。
ランチや飲みに行くことも多いです。
比較的陽キャ軍団だと思っています。

しかしながら中には(私も含め)
テキストのやり取りが好きなメンバーも多いと思っています。
SNSも各自コソッと初めてコソッとフォローしあってる感じがあります。
陰キャコミュニケーションと言うと語弊がありますが
文化部的なコミュニケーションもあります。
ただ知る人ぞ知る、感が否めない。

なのでこの機会に文化部の発表会よろしく
私達こうやって発信してるぜ!
みんなもやろうぜ!

という気持ちではじめました

もちろん来年はちゃんと12/1からやりたい
そしてできたら利用施設の方など
外部の関係者の方からのラブレター置き場になったら嬉しいなぁ
と思っております。
(とはいえコミュ障な私は私から声をかけられないのでだれかよろしく(苦笑))

本日から始まるドクターメイトアドベントカレンダー乞うご期待でございます!

今回のバナーは先日9日に行われました
弊社6期キックオフの写真を早速利用。
陽キャ軍団感やばいっすね(笑)
入社前だったら引いてること請け合いです…(苦笑)

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